ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ジャージさん。
日時: 2011/01/05 16:59
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

.


一時のテンションで書いています。
……うーむ。

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Re: ジャージさん。 ( No.1 )
日時: 2011/02/18 21:06
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)




@登場人物@


ジャージさん

       赤いジャージを着ている美人さん。
       年齢は十代後半ほど。 

オトカワ イチホ
乙川 一穂

       ジャージさんの彼氏。 美形だけど変。
       年齢は十代後半ほど。


ヒメサワ ホシウメ
姫澤 星梅

        近所の大学生 高校時代の一穂の先輩。
        毅然とした、骨董品みたいな人。

セオ  ヒイロ
瀬尾 緋色

        ホームレスイケメン。 34歳 
        出没地域は狭く、捜せばいつでも会える。

   

Re: ジャージさん。 ( No.2 )
日時: 2011/01/06 07:28
名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
参照: 正月太りした…

おっっ?あっきゃんの小説がこんなところに。 新小説ですかィ?

とりまお気に入り登録しまーす☆ 今から部活なんで

Re: ジャージさん。 ( No.3 )
日時: 2011/01/07 12:19
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

お気に入り登録ありがとうございます(>_<)
頑張ります〜

Re: ジャージさん。 ( No.4 )
日時: 2011/01/07 13:13
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

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              1章

          『甘く、蒼く、淡く』




彼女の事を話すには、少しだけ躊躇われる。
どうしてかと聞かれたら、どうしてだろう。 よく分らないけど、そこを含めて全てが彼女の印象に入ると思う。
一言で言えば、奇人、変人、異常。 
──あれ、一言じゃないや。

「アタシは空腹っぽい」

自分を客観的に観るような独特の語り口調。 
容姿は文句等何一つ無いと思わせる絶世の美人さんだからこそ、着ている赤ジャージがやけに目立つ。

「一穂、何か作れる?」
「卵かけご飯なら作れるけど。 食べる?」

恥ずかしながら、オレの料理のレパートリーは少ない。

「食べられるものなのなら、頂こうと思う」
「じゃあ作る」

彼女の名前は、ジャージさん。 オレの彼女。
別に本名は知っているけれど、初めて会った時からジャージさんと読んでいるから、それが定着してしまった。 
いつもジャージを着ているから、ジャージさん。 そのままだ。

「あ、黄身割れた」

卵の割り方もろくに分からないので、殻は入るし黄身もドロリと白米にかかっている。
ジャージさんが歩いてきて、それを見て、

「絵具みたい」
「卵だから。 醤油とって」

その仕草だけを見ていると、幼児のようにも感じられる。
差し出された醤油をとって、適当にご飯にかける。 お金持ちのジャージさんの口にあうのかと思ったけど。

「おいしい」

白米の部分だけを食べて、そう感想を言う。 いや、主役忘れてますけど。

「卵とまぜろよ」 「絵具みたい」 「卵だって」

聞けば、ジャージさんは小学校もあまり行ってないらしい。
だからこういう………、性格になるのかな。




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