ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ジャージさん。
日時: 2011/01/05 16:59
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

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一時のテンションで書いています。
……うーむ。

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Re: ジャージさん。 ( No.70 )
日時: 2011/01/18 16:43
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
参照: http://yaplog.jp/akirahayate/

うむ、ヤンデレですね←
病むというよりは……、まぁ病んでます。←
一穂ていうのはね、スーパーマンです。 嘘です。
自分面白くないですよ笑
改名了解です。 
>ポアロンさん


はい、名前出てきてないけどトーマです。
「日常+@」では色々ありましたが、このたび出所しました←
出てくる機会、あると思います。
トーマと真夜は、単品ではあまり好きじゃないけどセットでは好きです。
>氷兎さん


一穂くんはきっといい後輩であり、彼氏であると思います。
こんな子どっかにいないかなー? いないよなー笑
>螢さん

Re: ジャージさん。 ( No.71 )
日時: 2011/01/18 17:16
名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)

★梅さんとも出ますよ←(既にネタ

柿種さん……真夜さんに見てもr(ry
うーん……恋愛事情は怖いですなー(棒読み←

って言うかトーマさん!?
トーマさあああああああああああああああああん!!←

Re: ジャージさん。 ( No.72 )
日時: 2011/01/18 17:45
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
参照: http://yaplog.jp/akirahayate/

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「笑、笑笑笑笑笑笑笑笑笑  笑笑笑、笑笑笑笑笑」

字で表すとこんな感じになるのかなーと、頭の中に思い浮かべる。
というか、そろそろ黙らせないと近所迷惑だろうな。

「何がおかしいんですか?」 

小さく言ったので、聞こえてないと思う。
もう一度口を開きかけて、

「おかしいよ」

笑い声は止まった。 柿種が、じっとこちらを見ている。 睨んでる。
口元は笑ってるのに目が笑ってないって、こういうのを言うんだろうな。

「おかしい。 アンタ何様? マジでムカつくわ、その態度。 何でもかんでも星梅の事知ったかぶりして。 私の気持ちなんて、考えてもないんでしょう」

ねえよ。

少なくとも、お前みたいな奴の気持ちは、お前みたいな奴にしか分かんねえよ。

「誰も私の気持ちなんて分からない。 どういう気持ちで私がアイツと一緒になったのかも、アンタにも……星梅にも分からない」
「分からないでしょうね」

そんな自己満足で解決しちゃあ、ダメだろ。

「まあ、星梅さんは殺させませんけど」

言うと。
柿種は包丁を構える仕草をした。 突っ込んでくる気か?

「オレを殺していいの? 星梅さんの居場所、分からなくなりますけど」
「女のカンで、探す」

嫉妬深い女もややこしい。 これならジャージさんの方がまだお利口さんだぞ、まったく。
予想通り、柿種が包丁の刃を向けて、突進してきた。 それを避けて、背後から思い切り短い髪を掴んで、引き戻す。

「うぎゃっ」

奇声をあげて、バランスを失い尻餅をつく柿種。 その隙に、思い切り手首を蹴りあげて、包丁を奪った。

「あまり声あげないでください。 みんな起きちゃいますから」
「っ……、ひ」

殺す事に抵抗はなくても、殺される事に抵抗はあるらしい。 
奪った包丁を首にあてると、か細い声がした。 焦りからか、身体が震えている。

「星梅さんに関わらないでください。 もう二度と」
「………それは、無理」

この状態で拒否されるとは思わなかった。

「だから、全部アンタの誤解だって言ってるでしょう。 星梅さんはアンタの彼氏を好きになったけど、ちゃんと彼氏は断ったんだって」

なんで女子高校生みたいな事言ってんだろ、オレ。

「だからさ、あんまカリカリするのも良くないと───、」

思いだす。
いや、思い出した。
そういえばあの人は、こんな事も言っていた。


──別に異性ばっか好きになるとは限らんよ? 


──ほんま子供やねえ、キミ。 友達を好きになった時が、いっちゃん苦しいと思うで。


「…………………アンタが好きなのって、星梅さん?」

柿種が顔を上げ、どこか苦痛の表情でオレを見た。
知られたくなかったようで、すぐに顔を伏せる。

「ああ、なんとなく分かってきた。 誤解してたのは、オレ達だったわけか」
「違う。 違う、そんなんじゃない」

柿種は、言う。

「そういう感情じゃなくて……もっと別の……家族みたいなもんだった。 星梅は言わなかったけど、態度であの男の事が好きだと知った時、怖かった。 もし、アイツと星梅が両思いになって結婚したら? 私の存在なんて、絶対に消える。 それは嫌だった」

怖かった、と柿種は付け足した。
その後、男から告白された柿種は、星梅を取られまいと好きでもない男の告白を了解したらしい。

「星梅に告白されたってアイツから聞いた時、自分の中で何かが壊れる音がした。 私は星梅とアイツを関わらせない為に、あんな、汚い男と一緒に居たのに! 星梅の想いをゴミみたに喋るアイツは、ゴキブリよりも汚かった!」

オレが包丁を持っている事を忘れていたのか、柿種がこちらを向いて、胸倉を掴んで顔を寄せてきた。

「アンタには理解できないでしょ? 星梅はもう、私の所に戻ってこない。 あの男は私を見て、『星梅よりキミの方が良い』って言ったの! 私にとって星梅がどんな存在だったかも知らずに!」

罵り、叫び、嘆き、
柿種がオレの胸倉から手を離す。 その場にしゃがみ込み、嗚咽を抑える事もなく、泣いていた。

「──オレの知り合いが、前に言ってました」

聞こえているのか分からないが、一応言っておく事にする。

「そのまま、アンタに伝える事にします」

脳裏に浮かべるのは、いつもオレの隣にいる少女。
ジャージを着ていて、長い黒髪はいつもサラサラで。

オレは、出来るだけ彼女に似るように、意識してその口調を真似た。






「“アタシは思うんだけど、他にやり方があったんじゃない? まあ、もう後悔しても遅いと、思うんだけどね”」





Re: ジャージさん。 ( No.73 )
日時: 2011/01/18 19:37
名前: 氷兎 (ID: 8hgpVngW)

トーマさん……かっこいい←ぇ
いやもうこの際真夜とかどうでもいい!←オイ

ていうかもう、柿種さんかわいすぎでしょ。
何だこの子。空回りしすぎじゃね?
出所しちゃったのか。でも真夜が頭の中にいたらトーマは大丈夫なんだろう。

Re: ジャージさん。 ( No.74 )
日時: 2011/01/19 15:36
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
参照: http://yaplog.jp/akirahayate/

真夜捨てられた!!
トーマの方が買ったんですね? あわわわ…。
柿種さんは美人でもないし、ブスでもない、普通の人です。
空回りしすぎですね笑


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