ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ジャージさん。
日時: 2011/01/05 16:59
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

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一時のテンションで書いています。
……うーむ。

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Re: ジャージさん。 ( No.15 )
日時: 2011/01/08 13:11
名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)

ブログの小説……ちょっと覗かせていただきます!(止めれ
15歳と言う事は受験生様様ですねw

ってあら……水色ですとおおおおおおおおおおお!!?←
と言うか一穂さん以外と冷静ですな。
人間の手……右手か左手か(そっちか

Re: ジャージさん。 ( No.16 )
日時: 2011/01/08 19:20
名前: 氷兎 (ID: 8hgpVngW)

し……真夜ぁぁぁぁあああああっ!←え
いや、水色ちゃんと出てくると自然に真夜クンが出てくるようになってるんですよ、わたしの頭は!

千影家の平穏を返せぇぇぇええ!←元々平穏じゃない。

あれ?つ☆ま☆り、真夜の従弟でもあるぅぅぅうううっ?!
ややこしいなっ!
このとき、夜音クン何歳なんでしょ?でしょでしょ?
結構な歳だったら南里ちゃんも従姉に含まれるじゃないですかっ!
何か……もうっ!←

Re: ジャージさん。 ( No.17 )
日時: 2011/01/08 19:59
名前: キキ (ID: mzJOtdh7)

へぇー、おもしろい。これから「日常+@」みたいに??

Re: ジャージさん。 ( No.18 )
日時: 2011/01/08 21:07
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

非日常、というよりは前回の題名のように日常+@、日常と何か一つ異常なことがセットになっていると考えてくだされば幸いです。
・・・・・・ポアロンさんはボケでしょうよ笑
誰からも愛されるボケちゃんて可愛いですよね(^ω^)
>ポアロンさん


そうです、明々後日には私立の入試があるのです・・・・・・笑
一穂さんは冷静、というか驚きすぎて逆に〜みたいな・・・??←
手が右か左かは決めてません! うわー
>涼原夏目さん



ジャージさんは夜音の子供ですから、そうなりますね。
というか今思ったんですけど、「日常+@」見て無いと分かんない感じですね・・・・・・、うおおおお←
夜音は現在、三十代中頃になります。
>氷兎さん



展開的には、「日常+@」の時には主に千影家内部のことだったんですけど、今回は・・・・・・・・・・、あまり関係ないかな。
南里とかもあまり出てこないと、思います
>キキさん

Re: ジャージさん。 ( No.19 )
日時: 2011/01/08 22:05
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

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第一発見者として警察署まで行き、30分ほど話をして、お茶を飲み、オレらは解放された。
警察署を出て、ジャージさんが伸びをする。

「いっぱい難しいコト聞かれた」
「散々だ。 ホントに散々だ」
「ニュースにアタシ達出るかな。 アタシはどうやらウキウキっぽい」

これだから、こどもは。 オレらが何をしたかなんてサッパリ分かって無い。 死体を見つけたんだぜ? しかも、バラバラの。
こんな小さい街のどこかに、まだ殺人者がうろついてるのかも知れないのに。

「もうちょっとさあ・・・・・・危機感をさあ・・・・・・」
「いっぱい質問されて疲れたっぽい。 帰ろうか、一穂」

ほとんど答えてたのオレじゃねえか。



               △



死体を見つけて、三日が経った。
この間、オレらが見つけた手首以外に、胴体、首、足等がちゃんと見つかったそうだ。 バラバラのパズルみたいに。
同じ様に、ビニールに振り分けられて。
殺されたのは、近所の大学の男子生徒。 名前は・・・・・・忘れた。 そんな覚えておく事でもないだろうし。

んで、オレは今何をしているかというと。

「可愛い私にメロメロになっているんじゃない?」
「黙っててください」

先輩に、絡まれていた。 いやー助けてー。
仕事帰りでジャージさんの元へ向かうオレに、待ったと声をかけてきたこの女。

姫澤星梅。

星梅と書いてホシウメと読むのだと、初対面の時に言われた記憶がある。 そのままじゃん。

「何の用ですか。 お金ならありませんよ」
「私をタカリみたいに言わないで。 心外よ、乙川くん」

高校の時から変わってない。
骨董品のような、気品のある毅然とした印象はそのままだ。 後輩(特に女子)からはかなり人気があったらしいけど、オレは正直苦手だったりもする。

「そういえば、星梅さんの大学でしたよね。 バラバラになった人」
「一つ間違いを指摘するわ、乙川くん。 彼は何も、自分からバラバラに“なった”のではなく、バラバラに“された”のよ。 そこを間違ってもらっちゃ、彼の名誉に関わるというものだわ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

はいへー失礼しやすたー。
でも、そうか。 やっぱり知ってたのか。 そりゃそうだわな、同じ大学だもん。 うん。

「こちらも言うけれど、そういえばついこの間、赤いジャージの美人さんと歩く乙川くんを目撃したのだけれど。 あの子は誰かしら」
「カノジョ」

短く言った。
ドン引きされた。

「カノジョ? シーイズユアラバー? あなた、女の子ちゃんと好きになれたのね?」
「星梅さんの中でオレはどういう風に変換されているのか、じっくり問いただしたい気分です」
「驚いたわ。 てっきり・・・・・・・・・・・・・、」

いやいやそこで言葉を濁すな。 気になるじゃないか。 まあ予想はつくけどね!

「まさか、オレは男好きだっていう噂、流したんじゃないでしょうね」
「そこまで私は卑劣な人じゃないわ。 そ、そもそも、そういうのは個人同士の自由であって、他人が口出しするというのは」
「オレはちゃんと女の子好きだぞ!?」

どこをどう、何をどう勘違いなさっているのかは知らないけど!

「そう? それだったらいいのだけど・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

長い長い長い沈黙が続いて。
口を開いたのは、星梅さんだった。

「乙川くん」
「なんですか」
「本当は、乙川くんに慰めてもらいたい事があったのだけど、もういいわ。 悲しいものね。 乙川くんには、彼女がいるんだものね」

言って。
星梅さんがオレから視線を逸らし、振り返る。 長い茶髪が揺れて、吸い込まれそうになった。

「最後に、言わせてもらっていいかしら」
「なんですか」
「男同士はラブホテ、」

思い切り、手に持っていたオレの財布を星梅さんの頭に投げつける。
見事命中して、財布は何メートルか先に飛んでいき、星梅さんが頭を抑えてうずくまる。

「何するのかしら。 そうやってレディに対して暴力を振るうのね。 ジャージさんも可哀相だわ!」
「アンタは今! かなりアブナイ事を言いそうになっただろ! オレが止めなきゃ一人突っ走ってただろうが! 今度から梅干って呼びますよ!」

あと、あだ名合ってんだよ! ジャージさんはやっぱジャージさんだな! ははっ。

「もういいわ、帰る。 最後に乙川くんに嫌味を言えて良かったわ」
「さっさと帰ってください。 てか嫌味言わないでくださいよね」

財布を拾って、やっとジャージさんの元へ行ける。 
星梅さんも何も言わず、オレと反対方向に歩いて行った。


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