二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- パラジクロロベンゼン。****
- 日時: 2010/10/02 13:43
- 名前: 真瑠 (ID: HmBv7EUE)
VOCALOID・鏡音レンの曲である、
「パラジクロロベンゼン(破壊系洗脳ソング)」を小説にしようと思います。
暗い感じになると思いますが、どうかあたたかい目で見守ってくださいね↓↓
■キャラ紹介■
○鏡音レン 自分が『歌う機械』である事から、
機械=全てプログラム⇒本当の自分が分からない⇒歌わない という思考を持つ。
○鏡音リン レンの双子の姉。
思い悩むレンを心配している。
○初音ミク ボカロ界人気NO1を誇るVOCALOID。
滅多にできないレンとのデュエットを楽しみにしている。
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- Re: パラジクロロベンゼン。**** ( No.30 )
- 日時: 2010/08/24 07:58
- 名前: 真瑠 (ID: HmBv7EUE)
—13—
「レン君は、ミクと一緒に歌うのが嫌・・・?」
空に浮かぶ星を眺めながら、ミクは、あの時レンに言った言葉をもう一度繰り返した。
返事はもちろん返ってこない。あの時と同じように。
(もし、嫌って言われたら・・・)
ミクはぐっと悲しみを堪えた。
それから無理に笑って、ぽつりと呟いた。
「私は、楽しかったのになぁ・・・」
****
『あーーー・・・ッ・・・やっぱ音程とれない・・・』
そう叫んで、レンは難しそうな表情でまた楽譜を読み始めた。
『低音は難しいよ。いつも低音で大変だよね、レン君』
『別に・・・僕はミク姉みたいな高音出せないから』
レンは楽譜から目を離さずに言った。
『私は低音出せないもん。レン君はすごいよ』
はは、とレンは笑って、楽譜を読むのを一旦やめた。
『んな事言ったら、ミク姉だって高音出せてすごいよ。ソロなんて、いつも再生回数ハンパないし。僕はソロなんてほとんど出さないから・・・』
『私、レン君の歌大好きだよ!!』
レンは一瞬きょとんとしたが、すぐに笑顔になって言った。
『・・・ありがとう、ミク姉』
****
「ねえ、レン君・・・・」
いもしない相手に、ミクは言った。
「私の大好きな人の歌、聴かせてよ。・・・歌ってよ、レン君・・・・」
流れ星が、ゆっくりと空を流れた。
- Re: パラジクロロベンゼン。**** ( No.31 )
- 日時: 2010/09/03 17:05
- 名前: 真瑠 (ID: HmBv7EUE)
—14—
「お前は、この町に住んでるんだろ?」
レンは、暇つぶしに色々、野良猫に質問を投げかけていた。
ニャ、と猫は鳴いた。
「僕・・・って、お前からするとどう見えるもんかな?」
猫はぐるりと目を動かした。
暗い路地に、生暖かい風が流れ込んだ。
「僕は機械だけど、声が出せる。動けるし、もちろん会話もできる。人間に似せた身体と、精密に造られた心を持ってる。・・・・笑っちゃうよな。僕はこう考えてるんだよ。」
「『僕がここに来るのも、こういう気持ちを持つことも、この話をすることも、全てインプットされてるんじゃないか』・・・ってね」
それから、はーっ、と大きくため息をついて、呟いた。
「・・・・何の為に生きてんのかなぁ・・・・」
ふっ・・・と笑ってから、野良猫の方を見て驚いた。
野良猫も、こちらを見ていたのだ。
・・・・・見下したような眼で。
- Re: パラジクロロベンゼン。**** ( No.32 )
- 日時: 2010/09/03 20:02
- 名前: TKユズ ◆jERMdz7juo (ID: or.3gtoN)
・・・・凄い・・・・!!!!!
感激です!!
とても面白いです!!
更新が楽しみ♪です!
- Re: パラジクロロベンゼン。**** ( No.33 )
- 日時: 2010/09/03 21:10
- 名前: 真瑠 (ID: HmBv7EUE)
TKユズさんコメありがとうございます!
褒められた・・・(こっちも感激
更新頑張りますねw
- Re: パラジクロロベンゼン。**** ( No.34 )
- 日時: 2010/09/04 11:03
- 名前: 夜坂 (ID: L11BZFL.)
はろはろ〜☆
レン歌っててほしいよぉ…
ミクも仲間思いだね〜…
更新頑張って!
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