二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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パラジクロロベンゼン。****
日時: 2010/10/02 13:43
名前: 真瑠 (ID: HmBv7EUE)

VOCALOID・鏡音レンの曲である、
「パラジクロロベンゼン(破壊系洗脳ソング)」を小説にしようと思います。

暗い感じになると思いますが、どうかあたたかい目で見守ってくださいね↓↓


■キャラ紹介■

○鏡音レン  自分が『歌う機械』である事から、
       機械=全てプログラム⇒本当の自分が分からない⇒歌わない という思考を持つ。

○鏡音リン  レンの双子の姉。
       思い悩むレンを心配している。

○初音ミク  ボカロ界人気NO1を誇るVOCALOID。
       滅多にできないレンとのデュエットを楽しみにしている。
              

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Re: パラジクロロベンゼン。**** ( No.10 )
日時: 2010/07/29 11:39
名前: 真瑠 (ID: HmBv7EUE)

夢音s コメありがとうございます!
やっぱりベンゼンって人気ですよね〜
期待に応えられるよう頑張りますw

Re: パラジクロロベンゼン。**** ( No.11 )
日時: 2010/07/30 08:38
名前: 真瑠 (ID: HmBv7EUE)

—5—

窓の外を見つめたまま動かないレンに、リンはおずおずと聞いた。
「あのさ、レン・・・。キャンセルの事、レンから直接ミク姉に言ってよ。今なら部屋にいるだろうし」

レンはリンの方を向く。
そして、ここぞとばかりに言い放った。

「無理。絶ッッ対嫌だ」

これには、さすがのリンも黙り込む訳にはいかなかった。

「なんで?こっちは丁寧に頼んでるのに!報告くらいいいじゃない、馬鹿レン!!」
「何キレてんだよ・・・!大体、リンの方が『お姉さん』なんじゃなかったっけ?そんぐらいで怒るなっつーの」
「『そんぐらい』!?ミク姉の気持ちも知らないで!!」

リンが大声で怒鳴った為、キィ、と、部屋のドアが開く音に、2人は気付かなかった。

その人物が、ほんの少しだけ部屋に入って、2人の会話を聞くことになることも。

Re: パラジクロロベンゼン。**** ( No.12 )
日時: 2010/07/30 09:36
名前: 猫夜 恋 (ID: Or1MUb1u)

すっごくよかったです!!

Re: パラジクロロベンゼン。**** ( No.13 )
日時: 2010/07/30 11:30
名前: 真瑠 (ID: HmBv7EUE)

褒められた・・・・(感激
ありがとうございます!
コメ貰えるだけで「書いてて良かった」って思えます

Re: パラジクロロベンゼン。**** ( No.14 )
日時: 2010/07/31 20:06
名前: 真瑠 (ID: HmBv7EUE)

—6—

部屋の中には、怒ったリンと、めんどくさそうに立っているレンがいた。
そしてもう一人・・・

レンは呆れた目でリンを見、やれやれと首を振る。
「ミク姉の気持ち?」
そして、続けた。

「ふん・・・そんなの興味ないね。大体、『今日はキャンセルする』なんて言ったら、それこそミク姉はしつこく歌わせようとするだろ」

リンは、信じられない、という目でレンを見つめた。
そして、おずおずとレンに歩み寄った。
「ちょっとまって、レン・・・・それって、『歌いたくない』ってこと!?」
「・・・・・違う」

それ以上リンの目を見ていられなくなり、レンは目を逸らして言った。


「もう、『歌わない』んだ」


ガタンッ
『!?』

突然、ドアの方から物音がした。
リンとレンが振り返ると、そこには、小刻みに震えている緑色の髪の少女がいた。
レンは黙り込み、リンは最悪の事態が起こったとでもいうような口調で、彼女の名前を言った。

「ミク姉・・・・」


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