二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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パラジクロロベンゼン。****
日時: 2010/10/02 13:43
名前: 真瑠 (ID: HmBv7EUE)

VOCALOID・鏡音レンの曲である、
「パラジクロロベンゼン(破壊系洗脳ソング)」を小説にしようと思います。

暗い感じになると思いますが、どうかあたたかい目で見守ってくださいね↓↓


■キャラ紹介■

○鏡音レン  自分が『歌う機械』である事から、
       機械=全てプログラム⇒本当の自分が分からない⇒歌わない という思考を持つ。

○鏡音リン  レンの双子の姉。
       思い悩むレンを心配している。

○初音ミク  ボカロ界人気NO1を誇るVOCALOID。
       滅多にできないレンとのデュエットを楽しみにしている。
              

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Re: パラジクロロベンゼン。**** ( No.20 )
日時: 2010/08/04 12:57
名前: 真瑠 (ID: HmBv7EUE)

—8—

「待って!!」

らしくないミクの叫びに、一瞬驚き、ピタ、とレンは止まった。
ミクは息を切らしながら言った。

「ね、レン君・・・『もう歌わない』なんて嘘だよね?明日こそ一緒に歌えるよね?私・・・・」

「・・・・悪かったとは思ってる。でも・・・・。僕は「歌うだけの存在」になるのが嫌なんだ。だから・・・・」

歌わない、と言おうとして、レンはぐっと言葉を飲み込んだ。
これ以上、ミクを傷つけるような事はしたくない。
だから、それ以上は言わず、無言でドアを開けた。

「レン君!!!」

これ以上・・・・・・・・・・

レンは走って家を飛び出した。

・・・・・・・・・誰かを傷つけるのは、もう・・・・・・・・・

「レン君・・・っ」
ミクが家の玄関まで走ってきて、悲しげに嘆く声が、遠くで聞こえる。


「ごめん・・・・・・・・」

もう届かないその言葉は、風に乗って何処かへ消えた。

Re: パラジクロロベンゼン。**** ( No.21 )
日時: 2010/08/09 21:17
名前: 真瑠 (ID: HmBv7EUE)

更新遅れてすいませんでした・・・。
何分、旅行と高校のオープンキャンパスが連続しちゃったんで〜・・・
今もクッタクタです。明日は更新できると思うので宜しくお願いします

Re: パラジクロロベンゼン。**** ( No.22 )
日時: 2010/08/10 11:48
名前: 夜坂 (ID: 7xKe7JJD)

レンが辛そう…
あ、初めまして!ベンゼンが大好きな夜坂です
この小説面白いですね><
更新楽しみにしてます、
私も「鎌の持てない死神の話」でつくろうかなw

Re: パラジクロロベンゼン。**** ( No.23 )
日時: 2010/08/10 20:56
名前: 真瑠 (ID: HmBv7EUE)

夜坂さんコメありがとうございます!
そして「明日」とか言いながら夜になって本当にごめんなさい・・・
ちょっと今から大急ぎで書きますね!!

Re: パラジクロロベンゼン。**** ( No.24 )
日時: 2010/08/10 21:17
名前: 真瑠 (ID: HmBv7EUE)

—9—

・・・・・・僕はただ、「自由」が欲しかったんだ。

最初は、みんなと笑っていられれば、それで良かったんだ。
「楽しい」って思えていれば、良かったんだ。
でも。
ある時、思った。

     『機械に『楽しい』って気持ちなんてあるのか?』

     『じゃあ、今の気持ちは何?これも造られたモノなのか?』


・・・・・・それから、僕は自分が分からなくなった。

『ボクは何の為に歌う?』
   


     『VOCALOIDは歌わなければいけない』

・・・・・・そんな、誰かが勝手に決めたルールになんて縛られたくない。

だから、ルールを壊してやろうと思った。
    「歌わない」ことで、「自由」を手に入れたかったから。

そう。


      僕はVOCALOID。 でも、  『歌』に支配されるのは嫌なんだ。


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