二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第七章・明かされる記憶』
- 日時: 2012/10/22 18:05
- 名前: まい (ID: CMvpO4dN)
は〜い初めましてまいです!!
私は小説を書くのは2回目ですが、1回目はケントと一緒にリレー小説だったので一人で書くのは初めてで正直不安でいっぱいです。はいこんな私ですが暁をよろしくお願いします!!
3月14日:一章開始!(ちょっと修正が全話入ります)
〜プロローグ〜
俺は昔、両親に捨てられたんだ。それはあの日。
『おとうさん!・・・・おかあさん!!・・・・どこにいるの!?』
8年前、辺りが真っ暗な森のなかずっと俺は泣きながら叫んだ。何度も、何度も叫んだが、自分の声が反響するだけだった。しだいに喉がかれて声が出辛くなる。視界が揺らいでただその場に座り込んでしまった。
『へんじくらいしてよ・・・・・』
『坊やどうした!? ひどい怪我をしているじゃないか!!』
その時、目の前に光が見えた。発見してくれたおじさんが近寄りながら声を震わせていた。
『え? けが?』
一瞬、何を言われたのか分からなかったが、自分の体を障ったら、背中にぬるぬるとした感覚がある。
恐る恐る自分の手を見ると真っ赤に染まっていた。その怪我に気づいた当時の俺はすごく混乱した。
『なにであかい・・・・・もしかして、血なの? う、うわああぁあぁぁあ!!!』
その場にいたおじさんが手当してくれて一命は取り留めたが、背中の傷は一生のこると医師に言われ、その頃から、暗いところが大嫌いになり。サッカーも大嫌いになった。人も嫌になった。俺は生きている価値もわからなくなった。その答えがわかんなかった。
雷門としてサッカーをするまでは・・・・・
*目次*
オリキャラ、暁 直也(一条 氷空)>>1 東條 颯音>>108 ティム>>109 暁家>>116
オリキャラバトン>>277 ←ちょっと変えました アンケート>>325
第一章『氷のテクニシャン』(全20話)
>>2 >>3 >>4 >>7 >>8 >>9 >>16 >>21 >>24 >>25 >>26 >>30 >>31 >>32 >>39 >>44
>>45 >>46 >>47 >>54
第二章『暁と影山』(全16話)
>>56 >>57 >>58 >>59 >>60 >>61 >>62 >>63-64 >>65 >>66 >>69 >>70 >>71 >>72
>>73 >>74 >>75
第三章『大波乱の遊園地!』(全20話)
>>77 >>79 >>80 >>81 >>82 >>84 >>85 >>86 >>87 >>88 >>89 >>90 >>92 >>93 >>94
>>96 >>99 >>100 >>104 >>105
第四章『暁の弟をスカウト!?』(全22話)
>>107 >>111 >>112 >>115 >>117 >>123 >>127 >>128 >>129 >>130 >>133 >>136 >>137
>>140 >>141 >>145 >>147 >>148 >>149 >>150 >>151 >>152
第五章『運命は動き始めた』(全21話)
>>155 >>166 >>167 >>168 >>169 >>174 >>177 >>179 >>180 >>184 >>187 >>190 >>191
>>192 >>195 >>198 >>201 >>204 >>209 >>212 >>214 >>216
第六章・『奇跡の新タッグ!』(全22話)
>>218 >>220 >>221 >>222 >>226 >>229 >>233 >>235 >>237 >>240 >>243 >>244 >>245
>>249 >>251 >>253 >>254 >>255 >>256 >>259 >>261 >>267
第七章・『明かされる記憶』
>>270 >>274 >>282 >>285 >>290 >>291 >>293 >>296 >>298 >>302 >>304 >>306 >>309
>>314 >>315 >>317 >>318 >>320 >>321 >>322 >>327 >>333 >>334 >>335 >>337 >>339
>>342 >>344 >>345 >>346 >>347
番外編
10日はXデー >>157 >>160 >>164 >>165 本当の願いは? >>203 出会う前は (颯音編)>>110 弟の誕生日 >>311
質問コーナー >>122 >>125 >>162 >>206
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- Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第七章・明かされる記憶』 ( No.313 )
- 日時: 2011/11/10 19:41
- 名前: まい (ID: d3Qv8qHc)
伊莉寿さん、久しぶりです♪
颯音「おう!魁渡に瑠璃花も祝ってくれてありがとう!」
暁 「家族以外の奴に感謝されると、こいつは調子に乗らないか?」
まい「まぁ、颯音だから大丈夫でしょう!!」
暁 「伊莉寿は魁渡たちの誕生日を設定してないのか?」
まい「誕生日を設定するのは、難しいけど。番外編はかなり面白く作れちゃうからね!!」
暁 「と、ここのクソ作者が言う。まぁ、俺もいつか伊莉寿のスレに行くからな。あと魁渡も少しは手加減してやれ。伊莉寿が、かわいそう」
- Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第七章・明かされる記憶』 ( No.314 )
- 日時: 2011/11/13 19:07
- 名前: まい (ID: Vhz3S.Kc)
〜第14話〜「カオスの実力と疑問」
雷門ボールからキックオフ。パスを順調につないでいく。すると、ドロルが塔子からボールを奪おうとする。塔子はターンをしてかわそうとするが、ドロルは塔子のターン以上のスピードを出してスライディングをしてボールを奪った。それどころか、ドロルはDF陣を次々と抜き去る。
塔「どういうことだよ!?」
颯「この前の試合よりもスピードもテクニックも確実に上がっている!」
リ「そんな・・・あの試合から何日も経ってへんで・・・・」
全員が唖然とする中、ドロルは一人だけでゴール前に来てしまった。綱海がボールを奪いに行くが、ドロルは隙を見て、ここまで上がってきていたガゼルにパスを出した。ドロルばかり気を取られていてガゼルはノーマークだったのだ。ガゼルはすぐに必殺技を繰り出した。
ガ「<ノーザンインパクト>!!」
立「<マジン・ザ・ハンド>!」
立向居は、未完成な<ムゲン・ザ・ハンド>ではなく、<マジン・ザ・ハンド>を繰り出した。しかし、<ノーザンインパクト>の威力には及ばず、いとも簡単にやぶられてしまい。ボールがゴールに突き刺さった。
開始早々、雷門はカオスのカウンター攻撃により、先制点をとられてしまったのだ。この前の<ノーザンインパクト>よりもパワーアップしている気がした。瞳子と颯音は察した「彼らはこの試合にすべてを懸けている」と。
颯「嫌な予感がする。この試合、何か仕掛けられているかもしれない」
試合再開のホイッスルが鳴る。円堂がボールをキープして、豪炎寺にパスをつなげた。しかし、カオスの素早いDFで前に進めない。豪炎寺はマークされていないアフロディにパスを出す。
ドリブルで攻めていくとアフロディの前にネッパーというFWの選手が立ちふさがる。アフロディは必殺技を繰り出した。
ア「<ヘブンズタイム>」
アフロディが技を解かない限り、誰も動けない技だ。相手を歩いて抜いた。次の瞬間、目を疑う光景が飛び込んだ。
ネッパーは技の効力を無効にして、アフロディからボールを奪ったのだ。取られたアフロディ自身も驚いているが、雷門全員も驚いた。
土「嘘だろ・・・・<ヘブンズタイム>が、やぶられた」
唖然とする中、ネッパーはヒートというMFにパスをつなげようとする。颯音は走って行き、ボールをカットした。しかし、周りを見るとほとんどの人はマークされている。颯音はマークされていない。アフロディにパスを出した。
また目の前にネッパーが立ちふさがる。再び<ヘブンズタイム>を繰り出す。しかし再び、<ヘブンズタイム>がやぶられてしまった。
ア「<ヘブンズタイム>が通じない!」
ネッパーを上がっていき、ゴール前にいる円堂も抜いてしまう。そして、ノーマークのバーンにボールが渡ってしまった。
バ「<アトミックフレア>!」
立「<マジン・ザ・ハンド>!!」
立向居はもう一度、<マジン・ザ・ハンド>を繰り出す。しかし、バーンのシュートの威力の方が上で簡単に破られてしまった。これで、0−2 だ。
それから、シュートの嵐だった。バーンやガゼルが中心となって、次々とシュートが決まっていく。気付けば点差は10点だった。一方的な試合展開になった。
バ「これで、終わりだ!!<アトミックフレア>!」
パスが通って、バーンが<アトミックフレア>を打った。凄まじい威力のシュートだ。すでに立向居はフラフラになって、とてもゴールを守れる状態ではない。円堂は、立向居の前に立った。
円「<メガトンヘッド>!!」
円堂は<メガトンヘッド>でバーンのシュートゴールをカットした。しかし、円堂はまともに受けたので、横に倒れこんでしまった。チーム全員が円堂の元へ駆け寄る。
綱「大丈夫か円堂!?」
円「平気だ・・・・・このくらい、なんともない!」
円堂はゆっくりと立ち上がる。このプレイで刺激されて、綱海、壁山、木暮の士気が上がった。その後の試合展開は、シュートの嵐が来ても、DF陣が立向居をフォローして、防いでいく。堅い守りになったのだ。しかし、肝心の攻撃の時はボールがつながらなかった。
中盤に差し掛かるとダッシュしてから炎を走らせながらスライディングをおこないボールを奪うと共に相手を焼き尽くすディフェンス技<イグナイトスティール>やスライディングすると共にその滑る地点の地面が氷の道と変化するディフェンス技<フローディンスティール>でボールが奪われてしまう。
鬼「(DFラインを下げているせいで、中盤が手薄になっている)」
颯「(でも、キャプテンを上げると、守りのリズムが崩れる・・・・せっかく完成した<デスゾーン2>もキャプテンが上がらないと使えない)」
攻撃か守りを優先にするのかが、迷う二人。このままだと、勝てないのも分かっていた。ここで、颯音がふと何を思い出した。
それはダイモンドダスト戦の前でキャラバンの中での会話だった。颯音は昔から気になっていたのだ。なぜ、暁はすぐに相手の弱点を分析できるのかが、この時、思い切って質問した。
——— なぁ、兄貴はどうやって、弱点を分析しているんだ? ———
——— 簡単だ。相手の性格や特徴、プレイスタイル。それを組み合わせて、リズムに置き換えればいい話だ ———
——— リズム? ———
——— 大切なのはそのリズムだ。一人ひとりのリズムは異なる。それが、チームの弱点になることだってある。どんな強いチームにも何か弱点を持っている。覚えたほうがいいぞ ———
——— 兄貴や鬼道先輩がいれば、俺が覚える必要はないだろ ———
——— それが、必要あるんだよ。お前はもしかしたら、俺や鬼道よりも洞察力が優れているかもしれないからな。ど素人でも簡単にチームの弱点を見つけ出す方法を特別に教えてやろう ———
暁はそう言って、颯音に相手のリズムを読み取るコツを教えた。颯音は相手の弱点を見つける方法を知っているのだ。ダイヤモンダスト戦ではすっかり忘れていたため、やっていなかった。
颯「(まずは、相手のチームの攻撃のパターンを頭の中で整理する・・・・だっけ?)」
颯音は少し不安ながらもやってみた。
相手はこっちが攻めていくと、<フローズンスティール>や<イグナイトスティール>でボールを奪って、バーンかガゼルにパスしてシュートする。それが主なパターンだ。
二番目に多いパターンは、アフロディの必殺技をやぶったネッパーが攻めて、バーンにパスを出す。あとはバーンがシュートを打つ。ネッパーは守りと攻撃、どちらとも使える3番目に中心となる選手と思えばいい。
颯「(次に、中心となっている選手の動きを整理)」
バーンやガゼルは常にゴール前にいて、守りに参加する気配はない。攻撃に専念しているからあまり動かないのだろう。ネッパーは大体、一人で守りを崩して、一人で攻め上がる癖があった。パスを出したとしても、決まって元プロミネンスしかパスを出さない気がした。ここで、颯音は疑問に思った。
颯「ん?ネッパーの奴、まさか・・・・よし、確かめてみるか」
時間を見ると、前半の残り時間もわずか。だが、確かめたいことができた。颯音はその場に立ち止まって。静かに左目をつぶり、右目を目開き、ネッパーを観察し始めた。
- Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第七章・明かされる記憶』 ( No.315 )
- 日時: 2011/11/20 19:02
- 名前: まい (ID: fYloRGSl)
〜第15話〜「波乱の試合」
ネッパーの目の前には土門と円堂がボールを奪おうとしている。右サイドにいたドロルがパスを出すように指示を出した。
ド「こっちだ!」
ネ「っち・・・・ヒート!」
しかし、ネッパーは左サイドに上がっていたヒートにパスを出した。確か、ヒートも元プロミネンスだった。颯音は再度ネッパーを見る。今度はリオーネがパスの指示を出すが、少し遠くにいたバーラにパスを出した。
リオーネもドロルも元ダイヤモンドダストで、バーラは元プロミネンスだ。ネッパーは明らかに元ダイヤモンドダストの選手を無視してプレイしている。多分、10点も差があるので欲が出たのだ。しかし、それがカオスの唯一の弱点となる ———
颯「分かった・・・・カオスの弱点を」
颯音の視線の先には少し笑っている鬼道がいた。多分、鬼道もこのことに気付いたのだろう。颯音は全速力で駆け上がってネッパーの正面まで行った。左サイドにはドロルが上がっていたが、ネッパーは無視して右サイドにいるヒートにパスを出した。すると、鬼道はパスカットした。相手が驚いている中、鬼道は攻め上がり、円堂や土門も上がる。
ボールを空中に上げ、そのボールを3人で囲いながらそれぞれが独楽のようにスピンを行った。
鬼「<デスゾーン>が帝国の意思統一で生まれた必殺技とすれば、<デスゾーン2>は個性のぶつかり合い」
土「<デスゾーン>が足し算だとすれば・・・・」
円「俺達の<デスゾーン2>は掛け算だ!!」
トライアングルを形成してから3人同時にシュートを繰り出した。<デスゾーン>とは比べ物にならないエネルギーがゴールへ向かう。相手は<バーンアウト>を繰り出したが、簡単に敗れてそのままゴールした。これで、1−10だ。シュートを打った三人のプレイによって、雷門側の士気が上がった。
しかし、今度はカオスの反撃に出た。バーンがすごいスピードで一人、突っ走って鬼道を抜いてしまった。円堂も止めに入るが、高く飛び上がって、回避してしまい。そのまま立向居と一対一になってしまう。
バ「<アトミックフレア>!」
綱海や壁山が止めに入ろうとするが、追いつかない。立向居は深呼吸をして、バーンのシュートをじっと見た。
ボールの回転は高速で縦回転している。そして、目を閉じるとボールが受けている風が聞こえた。立向居はゆっくりと両手を広げ、頭上で合掌させる。すると、4本の腕が現れ、その腕が飛んでくるシュートを四方八方からボールをキャッチして勢いを弱め、腕の中にしっかりとボールが収まった。
円堂の<マジン・ザ・ハンド>でも止められなかったシュートを立向居の必殺技で止めた。敵の味方も唖然としてしまった。颯音は手汗が出て、体を少し震わせていた。次の瞬間、拳を頭上に突き上げた。
颯「完成したな、立向居!究極必殺技が!!」
立「うん!」
ここで前半終了のホイッスルが鳴った。1−10だが、立向居の必殺技を完成させたのは大きい。後半への弾みがついた。ハーフタイムになり、全員ベンチに戻った。すると鬼道は「カオスには休止符がある」と言い出す。
颯「やっぱり、鬼道先輩も気が付いていたんですね」
鬼「あぁ。東條はいつ頃気付いた?」
颯「多分、鬼道先輩と同じタイミングですよ。じゃなかったら、一点目の前に誘導した意味がありませんよ」
円「誘導?」
確かに、鬼道と颯音は<デスゾーン2>が決まる前にネッパーのボールをカットするように誘導していたのを思い出した。颯音が話を切り出した。
颯「あぁ。あのネッパーって言う奴はダイヤモンドダストを完全に無視している」
鬼「おそらく、プロミネンスだけで勝てることを見せたいんだろう」
颯「つまり、あいつを中心に攻めていけば、まだまだ付け入る隙があるってことだ。どんなチームにも弱点があるってこのことだな♪」
颯音と鬼道はまるで、相手が次に何を言うことが分かっているように淡々と話した。言われてみれば、まだまだ勝機があるかもしれないということだ。後半からはアフロディや豪炎寺がネッパーを崩して攻め上がり、円堂も積極的に前に出る作戦に出た。これで、カオスを倒せるかもしれない。誰もが思った ——
雷門が作戦を練っている間。ある人物が帝国スタジアムの観客席に現れて、グランドからは見えづらい位置の席に行って前にかがんで座った。フードをかぶっているせいで顔が見えなかった。
?「これが、カオスと今の雷門の実力か・・・・・」
そう呟くと?は深いため息をついて、グランドをじっと見始めた。
後半、試合開始のホイッスルが鳴って、カオスのボール。バーンはすぐに後ろにいたネッパーにバックパスをした。ネッパーはそのままドリブルで上がっていく。前に鬼道が止めに入った。これはパスをするしかない。左サイドに上がっていたリオーネを見たが、右サイドにいるヒートにパスを出した。その隙を見て、塔子がパスカットした。すぐに近くにいたアフロディにパスをつなげる。
ア「<ゴットノウズ>!!」
グ「<バーンアウト>!」
<ゴットノウズ>を出すアフロディと相手GK、グレントの<バーンアウト>がぶつかり合った。しかし、決着はすぐについた。<ゴットノウズ>の威力が、はるかに高く、簡単に技を打ち破った。ゴールにボールが突き刺さった。
開始30秒で追加点をした。その後の試合展開はすごい物だった。カオスのリズムをほとんど崩していったのだ。<爆熱ストーム> <ゴットノウズ> <ツナミブースト> <プラズマアロー> <デスゾーン2>がゴールに入った。驚異的な追い上げで点数は7−10になる。
?はカオスの異変に気が付いた。今のカオスは仲間割れをしていることに・・・・
?「仲間割れしているようじゃ勝てるものも勝てないな。このままだと、カオスは負ける・・・・・この逆境の中、バーンとガゼルはどう動くかで、試合は波乱を呼ぶだろう」
バ「こいつら、何をやっているんだ・・・・」
ガ「どうやら教えてやる必要がありそうだな。この試合の意味を」
?の言葉は的中した。バーンとガゼルは試合再開するなり、イキナリ飛び出して二人で攻め上がっていく。あっという間にゴール前に着き、バーンがボールを蹴り上げた。そして、同時に高くジャンプした。颯音は直感で分かった「このシュートは打たせてはいけない」と急いで二人がいる所へ走った。
ガ「これが我らの力!」
バ「宇宙最強チームの力だ!!」
颯「くそっ!間に合わない・・・・」
空中でバーンが炎を足にまとわせ、ガゼルが足に冷気をまとわせた状態で同時にシュートをした。つまり、このシュートは合体技だ。炎と冷気が合体し、ドリルのような回転をしながら雷門ゴールへ進んだ。
- Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第七章・明かされる記憶』 ( No.316 )
- 日時: 2011/11/20 23:05
- 名前: しずく ◆UaO7kZlnMA (ID: aQf5AfGs)
しずく「お久しぶり!中々来れなくてごめんよ!コメントも短いが、次回は頑張る」
蓮「リズムで敵の動きを見抜くなんて、暁くんさっすがぁ! えと、相手の動きを整理して、選手を見るんだ。細かく細かく相手を見るんだね〜僕は、そう細かくは見れないの。参考に、メモメモ。それを実践できる颯音くんもすごいなあ。
…相変わらずプロミネンスとダイヤモンドダストは仲が悪いなあ。でも、それを乗り越えると怖くなるよ」
しずく「そうやって破るって考えるまいがスゴい! 蓮は違うやり方だけど、語るのはよしとく。蓮は何を考えてるの?」
蓮「……さあね? 僕は、いつだって颯音くんたちを応援しているだけだよ」
- Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第七章・明かされる記憶』 ( No.317 )
- 日時: 2011/12/15 16:31
- 名前: まい (ID: cBiB9/nf)
〜第16話〜「カオスの逆襲、そして・・・・」
バーンとガゼルが打ったシュート・・・・<ファイヤブリザード>を止めようと立向居がまた<ムゲン・ザ・ハンド>を出す。しかし、<ファイヤブリザード>はいとも簡単に<ムゲン・ザ・ハンド>を打ち破ってゴールに突き刺さった。これで点数は 7−11だ。
あのプライドが高い二人が一緒にシュートを打った・・・・・雷門もプロミネンス側もダイヤモンドダスト側も驚きだ。このプレーでカオス側は「仲間割れしている場合じゃない」ことを痛感した。
試合再開して、颯音がキープしていたボールはドロルに奪われてしまう。ドロルは近くにいたネッパーにパスを出した。ネッパーはそのまま一人で持ち込む。華麗なドリブルで次々と雷門側へ攻め上がっていった。
すると、円堂、塔子、土門が三人がかりでネッパーを止めようとした。近くにいるリオーネがこっちにパスを出せという合図を確認する。もちろん、リオーネはダイヤモンドダスト側だ。
その時、ネッパーの脳裏に<ファイヤブリザード>の様子が浮かぶ。二人が協力して打ったシュートを・・・・・二人はこの試合にすべてを懸けている。それなのに自分はずっと意地を張っていていいのか?
ぎりぎりまで三人を引き寄せて、ネッパーはリオーネにパスを出した。これには、鬼道と颯音が驚いた。
ネ「上がれ、リオーネ!任せたぞ!」
リ「分かった!」
颯「まずい!リズムが変わった・・・・」
パスをもらったリオーネはそのまま上がり、ボールを蹴り上げる。それと同時に近くにいたバーンとガゼルが飛び上がる。また、あのシュートを打つつもりだろう。打たせたら、確実に得点につながる。
綱「させるか!」
綱海はバーンとガゼルよりも高く飛んで、パスカットして、颯音にパスを出す。なんとか、ピンチをしのぐが、完全に流れがカオスに来ている。このままだと、カオスが勝つ。そう颯音は思った。
颯「でも、負けるわけにはいかない!!」
ドリブルで突っ込み、相手のペナルティエリア辺りに来た。あと少しすれば、シュートが打てる。残り時間と四点差を考えれば、そろそろ得点を入れておきたいもの。
その時、正面からボンバが<イグナイトスティール>を発動させ、向かってきた。颯音は怯まず、ボールを器用にキープしながら飛び越えた。着地した瞬間、今度は正面からゴッカの<フローズンスティール>が迫ってきた。さすがの颯音もかわせず、必殺技の威力によって体が空中に吹き飛ばされてしまう。地面に着くスレスレで受け身をする。そのおかげで、幸い怪我はなかった。一方、ボールは弧を描き、ラインの外へ飛んでしまった。颯音はゆっくりと立ち上がってボンバとゴッカを見た。
颯「あいつら・・・・・こんな息の合ったコンビネーションを試合中に身に着けたのか?」
だとすれば、あのダブルディフェンスを破らない限り、追加点は出来ない。しかし、突破できる可能性はわずかだがある。
あのディフェンスの連続必殺技を出す間に隙があった。その隙をつけば破れないことはないだろうが。問題は、それを突破できるスピードを出せる者は、風丸や吹雪・・・・それに暁しかいないだろう。今のメンバーで突破できるのは難しい。
もう少し様子を見て、確実にかわす方法を探すのがいいのか?だが、残り時間を考えれば、そんな分析している余裕はあるのだろうか?そんな思考が浮かび上がる。すると、アフロディが颯音の正面に立った。
ア「僕に任せてよ。東條君・・・・あのディフェンスは僕が破る」
颯「な、何言っているんだ!?あの必殺技は簡単には破れない!それに、大怪我をしたら・・・・・」
ア「大丈夫だよ。どんどんボールを僕に集めて」
この時、アフロディの目を見て颯音は思った。
この人に何を言っても無駄だ・・・・・ダイヤモンドダスト戦の時から感じていたが、この人は一度決めたらやり遂げるまでやめない。頑固者のようだ。その証拠に、アフロディの瞳が強く自分に訴えている。本当は止めたいところだが、アフロディの信念を曲げるのは颯音には出来なかった。
颯「分かった・・・・でも、無理だと思ったらすぐにやめろよ!」
ア「心配してくれてありがとう。東條君」
颯「心配なんてしてねーよ!大怪我しても知らないからな!!」
颯音は暁以外の人に振り回されるのはこれが初めてだった。とりあいず、思い切り怒鳴りつけた。本人は無自覚だが、周りから見れば照れ隠しとしか見えない。アフロディは細かく体を震わせながらクスクスと笑っている。
颯「あの野郎・・・・絶対に俺を弄んで(もてあそんで)やがる!後で覚えておけよ・・・・」
颯音は心底思った「こんなに人にムカついたのは初めてだ」と。
・
・
試合が再開して、アフロディがドリブルして突き進んでいる。すると、ボンバが<イグナイトスティール>を繰り出す。アフロディはすごいスピードで抜いた。しかし、ゴッカが<フローズンスティール>を繰り出した。かわし切れず、バランスを崩し、吹き飛ばされてしまう。ボールもカオス側にわたってしまった。幸い、無傷で済んだが、いつまで体がもつのかが分からない。
アフロディの体が悲鳴を上げるか、それとも攻撃の突破口を開くのが先か・・・・・時間の問題だった。
それから、数分に及んでアフロディはずっと必殺技を受け続けた。足や腕にあざが見え始める。このままだと、体が壊れてしまう —————— 見ているのも限界に感じた颯音は止めに入った。
颯「やめろ、アフロディ!これ以上やると・・・・」
ア「もう少し、やらして・・・・まだ、僕は「無理」と思っていないよ」
颯「思っていなくても、体が限界だろう!もういいから!」
ア「僕はやめない。早くポジションに着こう」
そう言って、ふらふらの体でポジションに着いた。もう自分はどうすればいいのかが、颯音には分からなくなってきた。
また、アフロディがドリブルで攻め上がっている。目の前にはボンバとゴッカが走り出している。これを受けたら確実に体を壊してしまう。「やめろ」と颯音が叫ぼうとした。次の瞬間、空から黒いボールが三人の間に落下してきた。三人ともその反動で吹き飛ばされ、辺りが煙に包み込まれる。
煙が晴れると、そこには空中に浮いているエイリアボールだった。バーンやガゼルがフィールドにいるから、他の者が蹴ったに違いないだろう。
・
・
・
「みんな、楽しそうだね」
その冷たい声は、スタジアムの屋根の上で聞こえた。
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