二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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D.Gray-man 真赤な薔薇
日時: 2013/05/01 18:25
名前: 有栖 (ID: YZ8dCvQO)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=23199

前作品「寄生された右目」上のURLからどうぞ。
無事、本編は完結いたしましたっ!

はい。初めましての方は初めまして。
会ったことがある人は、今回もよろしくお願いしますw

目次
オリジナル人物紹介1 >>1
第1話 >>2
第2話 >>3 >>11 >>21
第3話 >>26 >>29 >>35-36 >>39
第4話 >>45-46 >>49
第5話 >>53 >>56 >>59 >>62 >>71
オリジナル人物紹介2 >>60
第6話 >>76 >>82 >>87-88
第7話 >>93-94 >>97-98
第8話 >>106-107
第9話 >>108-110 >>114-115
第10話 >>116-117 >>121-122
第11話 >>123-125
第12話 >>128

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Re: D.Gray-man 真赤な薔薇 ( No.94 )
日時: 2012/09/02 09:56
名前: 有栖 (ID: FIlfPBYO)

後ろからあの炎を使うアクマがせまる。
駄目だ。振りむけないっ!
「あ、アレン君!?」
「アレン…お前、生きてたのか…」
「勝手に…殺さないで下さい」
後ろのアクマの攻撃をなんとかアレンが相殺してくれる。
ただ、それだけだ。目の前がぼやけて見える。
両者とも背中を預けてその場に座り込む。
力が入らね。いくらなんでもさっきのろうそくの量、多すぎだろ…
ミランダさん守るのに精いっぱいだっつうの。
アクマも2体ぽっちなのに張り切りやがって…。
「スマイルくん………アレンくん……?」
もはや、どこが痛いのか感覚がなくなってきた。
これ、死ぬかも。嫌だなぁ、こんな短い人生。
はやく、治療しないと…姉ちゃん……
「死な…死なないで…」
「だ…大丈夫」
何が大丈夫なもんだ。アレンだって、かなり怪我してるくせによくいうわ。
「「!?」」
「なんだ、メス」
「何やってんだ〜?」
「は…はは…ホント何やってんの私…でも…でも…」
前をみると、ミランダさんがアクマ達に向かって僕達を庇う様に手を広げていた。
怖くて、足が震えている。

——Je ne vous laisse pas tuer frere——
      弟は殺らせねぇぞ

「っ!?」
今のは、何だよ。今のあの後ろ姿は…ライル…?
どうして、こんな時にっ!!
あんな奴なんかのっ!!なんで、ミランダさんとあいつが被るんだよ!
「人間が何出来るんだよ〜〜〜〜」
「でも…」

—私が駄目な理由 何やっても上手に出来ないくせにやろうとするトコロもうやらないと決めたのに 未練がましく またやろうとするところ どうせなにも出来ないなら やらなきゃいいのにね 馬鹿よね—

「イノセンス…?」
急に光りだしたと思うと急に時計を中心にドーム状の何かが出来る。
これは…一体?
まさか、この時計の力…。ミランダさんが発動したのか…?
体から出ていく時計盤。出ていくたびにどんどん傷がなくなっていく。
そうか、そうゆうことか。
ひょいっと地面から起きあがる。
それに上手く反応出来なかったアレンが、僕に背中を預けていたため後ろに倒れた。
「っでっ!スマイル!起きあがるなら言って下さい!」
「あ、ごめん」
「ス、スマイルくんも…アレンくんも…動けるの?」
「一応ね」
「そっか…やっぱり適合者だったんですね」
アレンも頭を押さえながら立ちあがり、イノセンスを発動させる。
「スマイル、リナリーの場所、分かりますか?」
「あぁーー。こっち」
「ありがとうございます」
そういって、手をこのドーム状から出して姉ちゃんを入れる。
どうやら気を失っているだけらしい。よかった、それだけで。
「アレン君…リナリーちゃんは…?」
「大丈夫です。この空間にいれば…」
「あれ…私…?」
「姉ちゃん!」
姉ちゃんが目を覚ますと、左手でずっと何か握っていたものを急に広げる。
そこからティムが飛び出てきた。
それが勢いよくアレンの顔にぶつかった。

Re: D.Gray-man 真赤な薔薇 ( No.95 )
日時: 2012/09/01 11:48
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

「アレン…お前、生きてたのか…」



爆笑wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


   勝手に殺してた((((;゜Д゜))))

Re: D.Gray-man 真赤な薔薇 ( No.96 )
日時: 2012/09/01 22:34
名前: 有栖 (ID: FIlfPBYO)

はいw

スマ「だって、びくとも動かねぇんだもん」

らしいですw
ドンマイ、アレン。

アレン(以下アレ)
「だからって勝手に殺さないで下さい!!!」

スマ「あぁはいはい。今度から気を付けるよ、“もやし”」

アレ「アレンです」

Re: D.Gray-man 真赤な薔薇 ( No.97 )
日時: 2012/09/02 09:00
名前: 有栖 (ID: FIlfPBYO)

「僕達、ミランダさんのイノセンスに助けられたんですよ」
「え・・私…?私が…??」
そりゃ驚くだろうな。
何も知らないのだから。
「あなたが発動したイノセンスが攻撃を受けてた僕らの時間を吸いだしてくれたんです」
ミランダさんは、相変わらずポケーっとしていた。
「ありがとう、ミランダさん」
姉ちゃん事情を理解して立ち上がり、中から外へ攻撃する。
「演舞“霧風”」
「パトレア」
その風に花弁を舞わせ外へ出る。
「どこだエクソシスト!!」
風だけならともかく花弁も待っているのだから確かに分かりズライだろ。
「ここだよ」
「!」
アレンが、隙を見て音波系のアクマを破壊した。
「勝負だ ロード」
その後、何もない所に着地。
ロードの方を見ると、カボチャの傘に乗って宙に浮いていた。
「あの子…何?劇場で見かけた子よね?アクマ?」
「……………いえ。人間です」
「……ノアの…一族。」
そう、あの傷跡は、ノアの一族の傷跡…。
「…スマイル?」
「A L L E N アレン・ウォーカー“アクマの魂が見える奴”」
そのロードは、アレンの過去について喋りだす。
最後に 「ちょっかいだすなら君」 と言い残して。
「おい、お前」
「ハイ」
「自爆しろ」
「え?」
攻撃が来るかと思ったがまさか自爆…一体なぜ?
「傘ぁ10秒前カウントォ」
「じゅ、10レロ」
焦りながらも10秒カウントする傘。
「9レロ 8レロ 7レロ 6レロ 5レロ」
「イノセンスに壊されずに破壊されるアクマってさぁ…たとえば自爆とか?そういう場合ってダークマターごと消滅するって知ってたぁ?そしたら救済できないねー!!」
わざとアレンの前で自爆させるのは、反応を見る為…か。
「2レロ」
「やめろ!!」
その掛け声とともに走りだす。
「アレンくんダメ!!間に合わないわ!!」
それでも動きを止めないアレンに向かって姉ちゃんが動く。
「スマイル!お願い!」
「分かった」
姉ちゃんがアレンの方に向かったのを見て、僕はアクマに向かって対アクマ武器を向ける。
「1レロ」
「エンディッ!!」
それと同時に爆発。一体どっちが早かったのか。
助けにいって戻ってきたアレンの様子が、不安定だ。
「キャハハハハ」
「あ゛あっ…」
「!?アレンくん…」
あの様子だと、間に合わなかったか…。
「くっそ…何で止めた!!!」
アレンがあんなに怒るところ初めてだ。てか怒るんだな。
あいつ。
その後すぐに姉ちゃんがアレンの頬を叩く。
「仲間だからに決まってるでしょ…!!
見てらんねぇよ、あいつの行動。

Re: D.Gray-man 真赤な薔薇 ( No.98 )
日時: 2012/09/02 09:32
名前: 有栖 (ID: FIlfPBYO)

様子をずっと見ていたロードが、喋りだす。
アクマもいなくなり、帰ろうとどこからか扉を出現させ、向かう。
アレンが、対アクマ武器をむけるが、うとうとしない。
その内にロードは出て行ってしまう。
「何だ!?」
急に床が崩れ落ちる。
その為にリナリーとミランダ。アレンと僕で分かれてしまった。
そしてそのまま落下。
目が覚めた時には、ミランダさんの部屋にいた。
隣にはアレンがいる。
「お前も、気お付けろよ」
「え?」
「アレンくん!スマイル!ミランダさんの様子がおかしい」
すぐに姉ちゃんの声がした方向へ走りだす。
そこには、荒く息をしているミランダさんの姿。
そうか、まだ武器化にしてないから体力の消耗が激しいんだ。
どうやら、停めたら吸いだした時間が戻るらしくあの傷に戻るらしい。
「初めてありがとうって言ってもらえたのに………………これじゃ、意味ないじゃない」
「発動と止めて」
「大丈夫、またこの傷はいやせば治るから。ミランダさんの体力が切れて誰も助けを呼ぶ人がいなくなったら困るでしょ」
「そうよミランダ」
なんとかミランダさんを説得して発動を停めさせた。
吸いだした時間が自分の体に戻り、またあの激痛。
すぐに気を失った。

——傷は生きていれば癒える 傷跡は残るけれど——



「大変な事になったね。ラビ、スマイル、誰も入ってこないよう見はっといてよ」
「へーい」
「わかってるよ」
只今、自分の治療が終わってアレンがいる病室をブックマンjr.のラビと見張っている所。
姉ちゃんの部屋にはブックマンが治療中の為に入れない。
「それにしてもスマイル、派手に怪我したさね」
「強敵だったんだよ、強敵」
「ノアの出現…」
「まぁ、そうなるのかな。」
なぜかノアの一族について知っている事は、自分自身もよく分からなかった。
そんな話をしているとアレンがもう目覚めていたらしく兄ちゃんと話していた。
だからか、ドリルの音が聞こえなかったのは。
「神経へのダメージだからね…でも」
「大丈夫っしょー今、うちのじじぃが診てっからすぐもとに戻るよ」
「!?」
「ラビっすハジメマシテ」
「…はじめまして」
感情を表さないその瞳でラビがアレンに向かって笑う。
「そうそう、アレンくん。ミス・ミランダから伝言を預かったよ」
「あ、僕も読む」
アレンの病室に入っていきその手紙の内容を見た。





アレンくん、リナリーちゃん、スマイルくん。目覚めるまでいられなくてごめんなさい。
私が時計を発動したあの日から街はなぜか奇怪が解けました。
街の人達は34回も10月9日が来た事など全く知りもせず、まぁ私が原因だったのだから
その方がありがたいのですが
3人は時計が奇怪を起こしたのは私の心だと言っていたけれど今こうして思うと
あの奇怪は時計が私を試すために起こした気がするの。おかしいかしら、こんな考え
だって時計は、アレンくんとスマイルくんを庇うその時までずっと黙っていたんだもの。
でもおかげでやっと自分の居場所を見つけられた気がする。
また会いましょう 
                 今度はエクソシストとしてお役に立ちます


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