二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- バカとテストと召喚獣 二次(?)
- 日時: 2012/11/22 18:02
- 名前: F (ID: PZ7hX0zI)
はじめまして!Fといいます!
よろしくお願いします!
今回かくのは題の通りで、2年の最初からで転校生が主人公です。
いろいろとぶち壊れます...
読むときは注意(特にバカテスファンの方々)です。
オリキャラ
織斑 一騎 現代国語と日本史がかなり得意。観察処分者。
その他オリキャラ募集!
この小説では、小説の1巻=1話になります。
かなり1話が長くなってしまいますが、よろしくお願いします。
プロローグ >>9
参照突破報告 >>28
第1話 >>16 >>20 >>25 >>29 >>33 >>34 >>38 >>40 >>43 >>44 >>45 >>47 >>49 >>51 >>52 >>53 >>56 >>58 >>60 >>61 >>68 >>71 >>74 >>79 >>81
>>86 >>89 >>90 >>92 >>94 >>97 >>98 >>99 >>103 >>106 >>108 >>109 >>113 >>114
第二話 >>116 >>117 >>119 >>121 >>124 >>128
主人公設定前書き >>35
主人公設定 >>36
召喚獣設定>>65
オリキャラ紹介 >>118
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- Re: バカとテストと召喚獣 二次(?) ( No.89 )
- 日時: 2012/09/29 22:54
- 名前: F (ID: pK07DWyY)
「ドアと壁をうまく使うんじゃ!戦線を拡大させるではないぞ!」
秀吉の指示が飛ぶ。
雄二曰く『敵を教室に押し込めろ』という作戦らしいが、
——姫路さんに様子がおかしい。
総司令官のハズなのに、全く指示を出していない。
姫路さん程の頭脳の持ち主なら、何言っていいかわからない、なんてことはないだろうし、なぜかちょっと涙目だ。
「勝負は極力単教科で挑むのじゃ!補給も念入りに行え!」
今、指揮をとっているのは副指揮官の秀吉。
「左側出入り口、押し戻されています!」
「古典の戦力が足りない!援軍を頼む!」
まずい、Bクラスは文系が多いから強力な個人戦力で流れを変えないと一気に突破される恐れがある!
「姫路さん!右側に援護を!」
明久も同じことを考えていたらしく、姫路さんに言う。
が、姫路さんは、
「あ、そ、そのっ.....」
かなり泣きそうな顔でオロオロしていた。
一体どうしたんだろう。
「一騎、古典は!?」
「ごめん、古典は苦手なんだ!」
「くそ、だあぁっ!」
明久が一気に古典の竹中先生のところに行く。
「......ヅ.....づれて....よ」
「っ!」
頭を押さえてまわりを見回す竹中先生。
....一体、明久は何をいったんだろう...
「少々席を外します!」
少し間があく。
「古典の点数が残っている人は左側の出入口へ!消耗した人は補給に戻って!」
さてこの間に、姫路さんに聞いてみますか...
「姫路さん、何かあったの?」
「そ、その、なんでもないですっ」
...いつもの彼女より、大げさだ。これは、何かされているな...?
多分、根本の野郎だろう。1発じゃ済まなくなりそうだ。
「そうは見えないよ。何かあったなら話してくれないかな。それ次第で作戦も大きく変わるだろうし」
僕が考えているあいだに明久も加わってきた。
「ほ、本当に何でもないんです!」
そうは言うけど、本当に涙目だ。
...いつかの僕に似ている。
人に話したくとも、話せない。
迷惑になってしまうと思ってしまうから。
(明久、たぶん、根本のやろうのせいだ。)
(一騎もそう思う?僕も)
「左側出入り口、教科が現国に変更されました!」
「数学教師はどうした!」
「Bクラス内に拉致された模様!」
現国なら、僕は得意だし、僕がいくか——
「私が行きますっ!」
姫路さんが戦線に加わろうとする。しかし
「あ......」
急に動きを止めてしまった。
まさか——
姫路さんの見ていた方向を見る。
その先には、窓際で偉そうに腕を組んでいる根本の姿があった。
「そこ、動くな!クソやろ——う?」
声が驚きで小さくなってしまう。
まさか、そこまでやるまい、と思っていたことをやられてしまったから。
——根本が腕組んで持っていたものは、姫路さんが大切そうに持っていた、そして、決して手に入れることのできない物—ラブレターがあった。
『—その手紙、いい返事がもらえるといいね』
『はいっ!』
明久がそう言った時、すごく嬉しそうにしていた姫路さんの顔が思い浮かぶ。
「—明久。今の見たか」
「—うん。見たよ」
あのクソ外道、ぜってぇ許さねえ。
- Re: バカとテストと召喚獣 二次(?) ( No.90 )
- 日時: 2012/09/30 20:40
- 名前: F (ID: pK07DWyY)
「「雄二っ!」」
「うん?どーした一騎と明久。脱走か?チョキでしばくぞ」
「話があるんだ」
代表して明久が言う。
「.....取り敢えず、聞こうか」
こっちがジョークに付き合ってられないことを察した雄二が真面目な顔で僕たちを見る。
「根本くんの着ている制服がほしい」
「....お前に何があったんだ」
まぁ、普通に考えると変態だけど、考えがわかるので何も言わない。
「ああ、いや、その。えーっと....」
明久が慌てている。
別に言い直さなくたっていいと思うけどな。
「まぁ、いいだろう。勝利の暁にはそのくらいなんとかしてやろう」
さて、明久はちゃんと許可もらったし、僕は自分のことをちゃんとやらないと。
「で、それだけか?」
「それと、姫路さんを戦線から外して欲しい」
「理由は?」
「理由は言えない」
明久が雄二と話している。大事なことは明久が言ってくれるだろう。
そう思いながら、自分の手をテーピングでぐるぐる巻きにしていく。
「頼む、雄二!」
「...条件がある」
「条件?」
「姫路が担う予定だった役割をお前がやるんだ。どうやってもいい。必ず成功させろ」
「もちろんやってみせる!絶対に成功させるさ!」
「いい返事だ」
「それで、僕は何をしたらいい?」
「タイミングを見計らって奇襲をかけろ。科目はなんでもいい」
「みんなのフォローは?」
「ない。しかも、Bクラス教室の出入り口は今の状態のままだ」
「.....難しいことを言ってくれるね」
テーピングで右手の拳をぐるぐる巻きにし、話に加わる。
「もし、失敗したら?」
「失敗するな。必ず成功させろ」
これは、失敗=敗北と見ても間違いなさそうだ。
「それじゃ、うまくやれよ」
「え、どこかいくの?」
「Dクラスに指示を出してくる。例の件でな」
さて、明久と僕でBクラスに奇襲か。
かなり難しい。
「明久、お前は確かに点数は低いが、秀吉やムッツリーニのようにお前にも秀でている部分がある。だから俺はお前を信頼している」
「....雄二」
「うまくやれ。計画に変更はない」
そこから明久が少し考え込んでいた。
「.....あ」
ん?明久が何か思いついたようだ。
「....痛そうだよなぁ」
「明久、何か思いついたの?」
「.....うん。.....よっしゃ!あの外道に目にもの見せてやる!」
覚悟、決めたみたいだ。
やろうとしていることは明久の行ったことからわかった。
「美波!武藤くんも君島くんも協力してくれ!」
明久が補給テスト中の3人に声をかける。
「どうしたの?」
「何か用か?」
「補給テストがあるんだけど」
「補給テストは中断。その代わり、僕に協力してほしい。この戦争の鍵を握る大切な役割なんだ」
「....随分とマシな話みたいね」
「うん。ここからは冗談抜きだ」
「何をすればいいの?」
「僕と召喚獣で勝負して欲しい」
- Re: バカとテストと召喚獣 二次(?) ( No.91 )
- 日時: 2012/10/01 00:25
- 名前: 午前の麦茶 (ID: d3Qv8qHc)
更新お疲れ様です。
一度読み返して見たのですが、シャープは過去に関係してそうですね。
後、目次に>>90を追加で。
- Re: バカとテストと召喚獣 二次(?) ( No.92 )
- 日時: 2012/10/01 21:54
- 名前: F (ID: pK07DWyY)
Dクラス前。
中では明久たちが始めたようだ。
「さて、俺は俺でやらなきゃ」
そして僕は屋上に向かった。
午後、2時59分。作戦まで、あと少し。
屋上につくと、ムッツリーニは既にいた。
「.......遅い」
ムッツリーニのとなりには、鉄人こと西村先生。
「ごめん。——さて、そろそろだね」
『だぁぁーーっしゃぁーっ』
ドゴォッ
少し遅れて破壊音。
「....行ってくる」
「言ってらっさ〜い」
ムッツリーニを見送る。
『バカな!教師ごとだと!?だが、予想の範囲内だ!囲め!』
さて行きますかな。
屋上にぶら下がり、反動をつけて飛び込む。
「土屋もおとりだと!?」
あせった根本の声。
「西村先生!現国勝負をBクラス根本に申込みます!」
「なんだと思ったらバカか、お前。俺が文系得意だと知ってるのか!」
完全に馬鹿にしたような声。
『Bクラス根本 恭二
現国 342点 』
確かに高い。でも...
「こっちは糞真面目だ、バカ野郎!《サモン!》」
『Bクラス根本 恭二vs Fクラス 織斑 一騎
現国 342点 vs 592点 』
瞬間的に飛び込み、一刀両断。
「バカな...この俺がFクラスごときに....」
こうして、Bクラス戦は一応終わった。
「明久、随分と思い切った行動じゃったのう」
「うう、痛いよう、痛いよう...」
「なんとも、お主らしい作戦じゃったなぁ」
「で、でしょ?もっと褒めてくれてもいいと思うよ?」
「あとのことを考えず、自分の立場を追い詰める、男気あふれる素晴らしい作戦じゃな」
「....遠まわしに馬鹿って言ってない?」
そろそろ話しに加わろうか。
「ま、僕はそのバカのおかげで助かったんだけどね。ありがと、明久」
「褒められて嬉しいのと、馬鹿って言われてるので、喜べばいいのかわからないよ...」
褒めたのに...
「ところで一騎」
「ん?」
「ムッツリーニまで囮なんていつ考えたの?」
「雄二にちょっとお願いして」
「それと、命綱なしだったよね?」
「あ〜今思うとなかったね」
明久に変な目で見られた。
....なんでだろう。
「さて、嬉し恥ずかし戦後会談といくか。な、負け組代表」
そういえば、やんなきゃいけないことがもう一つあったっけ。
「本来ならお前らと設備を交換するんだが、特別に免除してやらんでもない」
「......条件はなんだ」
根本くんが力なく問う。
「条件?それはお前だよ、負け組代表さん」
「俺、だと?」
「ああ、お前にはさんざん好き勝手やってもらって、うちのクラス3名が特にすごい被害を受けているんで、正直目障りだったんだよな」
右手の感触を確認する。
本来なら80%位の力でやろうとしたけど、やられた事がことなので、
フルで殴る!
「そこで、Bクラスに特別チャンスだ」
「Aクラスに行って、戦争の準備が出来ていると伝えてこい—」
そこまで聞いて、とにかく、怒りをもう少し我慢するために歯を食いしばる。
「それだけでいいのか?」
取り敢えず膨れ上がってきてしまった怒りを押さえつけ、話に集中する。
「Bクラス代表がこちらの言うことを聞いたあと、コイツを着て、言ったとおりにしたらな」
まず僕のから叶えてくれるようだ。ありがたい。
「さて、ここからちょっとだけ僕の言うことを聞いてもらうよ」
——明久side——
どうやら一騎は本当にやるようだ。
僕もやりたかったけど、かなり真面目な顔で頼まれたから譲ったけど。
「Bクラス4人、根本くんを押さえつけて」
根本くんが取り押さえられる。
「ちょ、ちょっと待て、一体何をする気だ!」
「一発、ぶん殴る」
「ちょ、お前ら、離せ!」
抵抗する根本くん。
....まぁ、急に殴られるんだから、抵抗するだろうけど....
一騎はと言うと、関係なさそうに、思いっきり右手に力を入れている。
「僕が殴った瞬間手はなしてください」
おっと、そろそろ殴るか....
すぅーー、はぁーー。
深呼吸している一騎。
「歯ぁ食いしばれぇ!」
バキッ!
「げふっ!」
一騎が思いっきり、根本くんの右頬を殴る。
ああ、あれは確かに死んじゃうかもな....
結構とんだし。
一騎が言っていたことを理解し、うなづく。
「ったく、シャープくらいで何マジギレしてんだよ」
根本くんがぼやく。
一騎の目尻が反応して釣り上がる。
ヤバイ、あれはキレる手前だ。
「根本くん——」
「けっ、コイツより俺の方がよっぽど不幸だぜ———」
根本くんはまだ言葉を続けているようだ。
一騎は——
切れてないか、と思ったが、もう手遅れのようだ。
なぜなら——
———プツン—。
そんな音が聞こえたような気がしたからだ。
- Re: バカとテストと召喚獣 二次(?) ( No.93 )
- 日時: 2012/10/01 23:44
- 名前: 午前の麦茶 (ID: d3Qv8qHc)
更新お疲れ様です。
あ……。根本終わりましたね。
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