二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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  ドラゴンクエストⅨ_永遠の記憶を、空に捧ぐ。【移転完了】
日時: 2013/04/04 01:11
名前: Chess ◆1OlDeM14xY (ID: b43c/R/8)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=24342

※ (紙ほか)での更新は終了いたしました。
  (映像)で、『  永遠の記憶を、空に捧ぐ。__ドラゴンクエストⅨ』として更新を続けておりますので
  上記参照よりお越しくださいませ。




【 目次 】      >>512
【 重要なお知らせ 】 >>707




 漆千音です。元Chessです。祝・改名一周年((詳しくは >>496



 これは『ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人』の小説バージョンです。
バージョンですが現在おりじなるわーるど全開です。
ゲーム内で腑に落ちなかった点を自分なりに修正しているうちにややこしくなって
結果ゲーム以上に腑に落ちない点が出てきているかもしれず——小説書きの才能ください←

 過去に間違えて「まもりぶと」って書いちゃって「守り太」とかに変換された守られたくねぇ的な
考えをしたのは後世まで残してやろう。((黙


裏話      >>574
裏話そのに   >>601




【 ヒストリー 】

  2010
8/30 更新開始
9/30 参照100突破に喜ぶ
11/15 十露盤さん(当時MILKターボさん)、初コメありがとうございます((←
11/16 参照200突破に万歳する
12/7 参照300突破にガッツポーズする
12/13 ようやく返信100突破に浮かれる
12/14 『  ドラゴンクエスト_Original_ 漆黒の姫騎士』更新開始

  2011
1/23 パソコン変更、一時的にトリップ変更
1/27 参照600突破に調子に乗る
3/24 参照1000突破に踊る
3/25 返信300突破・サイドストーリー【 聖騎士 】
5/23 トリップを元に戻す
5/25 調子に乗って『小説図書館』に登録する
12/8 改名 chess→漆千音

 2012
2/10 返信500突破・サイドストーリー【 夢 】
8/11 teximaさん初コメありがとうです((←
8/30 小説大会2012夏・二次小説銀賞・サイドストーリー【 記憶 】
9/26 フレアさん初コメありがとうなのです((←
9/29 参照10000突破に転がって喜びを表現する
9/30 呪文一覧編集
10/1 目次編集。これで字数を500くらい減らしたぜ
    サイドストーリー【 僧侶 】
    時間についての説明をアップ >>639
10/7 スペース&ドットが再び全角で表示されるようになったぜ!! いえい←
10/8 サブサブタイトル変更。字数制限の影響でサブタイトルは省きましたorz
10/30 >>3 メイン登場人物に編集しました。ネタバレはなし。
   &過去の自分の超絶関係ない話を削除。返信数にずれが生じていますがあしからず。
11/4 >>676 『未世界』の説明を掲載。
11/7 四人の超綿密設定掲載。初3000字越え。
12/8 漆千音&十露盤さんのお父上HPB。改名してから一周年。
   「・・・」→「…」に変更。未だ時々間違える。
12/9 レヴェリーさん初コメありがたや((←
12/16 重要なお知らせ掲載。詳しくは >>707 へ。

 2013
1/14 移転開始ー。ようやく編集終わった。
1/24 >>727 ⅩⅤ章登場人物紹介チェルスのみ編集。
1/25 >>590 ようやくサイストⅢの編集。マイレナの代わりにアーヴェイを関わらせてみた。
4/3  (映像)への移転終了! 今後の更新はあちらになります。(お知らせ参照)




 今までありがとうございました!
 今後もよろしくお願いいたします。

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Re:   ドラゴンクエストⅨ __永遠の記憶を、空に捧ぐ。 ( No.673 )
日時: 2012/10/31 00:32
名前: 漆千音 ◆1OlDeM14xY (ID: 7K.EniuH)

        ハロウィンすぺしゃる。



マルヴィナ(以下マ)「とりっく・おあ・とりーと! 作者の世界で今日言われる言葉だと聞いた!」
シェナ(以下シ)「トリック・オア・とりーと! ・・・うーんやっぱり慣れないわ異世界の言葉は」
セリアス(以下セ)「そもそも意味分かっているのか? お二人方」
マ・シ「「旅のお供のお菓子をくれなきゃセリアスに痛恨の一撃を喰らわせる!!」」
キルガ(以下キ)「・・・さてどこからツッコんだものか」


マ「・・・『お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ』? ・・・痛恨の一撃じゃないのか?」
キ「うん、まずは、どっからその考えが出てきたか聞きたいんだが」
マ「だって痛恨の一撃とか魔物の悪戯としか思えないじゃないか!」
シ「同感同感。いきなり凶暴になるんだもん」
セ「・・・・・・・・・・・・・」
キ「・・・・・・・・・・・・・・・・。ダブルボケ・・・?」
シ「失礼な」
マ「で・・・お菓子は誰がくれるんだ? ・・・ん? もらうのか? タダで?」
セ「さすが食料調達にはがめついなマルヴィナ」
マ「・・・とりあえず吹っ飛ぶか?」
セ「全身全霊をかけてゴメンナサイ」
キ「・・・・・・・・・・・・・・・・。トリプルボケ・・・?」
セ「俺もカウントされた!!」
シ「で。なんかキルガ知ってそうだけど、なんなの? 今日は」
キ「えーと・・・作者の世界で、万聖節・・・聖人を記念する祝日の前夜祭だ。
  まぁ、化け物を追い払う祭り、という話が一番有名だが」
シ「へぇー! じゃあ今日は魔物がいなくなるかしら?」
キ「無理だと((即答」
マ「・・・追い払うんじゃないのか?」
キ「・・・そう真面目に問い返されるとこちらとしても困るんだが」
セ「で、とりっくおあとりーとってのは?」
キ「棒読み・・・? 更に昔の名残らしい。当時は、もらったのはお菓子ではないらしいが」
マ「ふーん・・・何でそこまで詳しいのか——は敢えてツッコまないでおこう」
シ「でも、今はお菓子がもらえることに変わりはないのね・・・?((キラッ」
セ「甘いものにがめついのはシェナのようです」
シ「・・・とりあえずチョップ喰らう?」
セ「全身全霊かけてゴメンナサイ」
キ「それ気に入ったな?」




マ「まぁ、というわけで——とりっく・おあ・とりーと! お菓子をくれなきゃ痛恨——いたずらするぞ!」
セ「・・・何で俺の方見て言うんだ!!?」
キ「(ぼそっと)セリアス。『ハッピーハロウィン』」
セ「は?」
キ「そう返すんだ」
セ「あー・・・俺異世界の言葉慣れないんだけどな・・・まいいか——」
シ「トリック・オア・とりーと!! ・・・うーんやっぱ最後難しいわね。・・・はい、キルガ」
キ「僕にまで要求するのか!?」
シ「はい。お菓子をくれなきゃもれなくシェナチョップが付いてきます。セリアスに」
セ「何で俺!!」
マ「お菓子だお菓子ー」
キ「・・・言い忘れていたが、お菓子をもらえるのは子どもだけだ」
マ・セ・シ「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」
キ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。何故沈黙・・・?」







マ「作者メモ。『今年10月は月齢15日——すなわち満月が一ヶ月に二回ある、非常に珍しい月です。
  10月1日と、今日・10月31日! ハロウィンに満月だなんて狼男はさぞかし喜ぶでしょう』・・・とのこと」
シ「魔物消えないかしら・・・せめて今日一日だけでも・・・」
キ「それ『7月7日だけはベガとアルタイルがくっつかないだろうか(=織姫と彦星・・・念のため)』
  って言うようなものだろ」
セ「その例え面白いな。・・・でなんだそれ?」
キ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
マ「まぁ、気を取り直して。トリック・オア・トリート! そしてこのスレッドに来た皆に——」









「「「「 ハッピーハロウィーン!! 」」」」















          ———キルガ珍しく結構喋ったねby漆千音

Re:   ドラゴンクエストⅨ __永遠の記憶を、空に捧ぐ。 ( No.674 )
日時: 2012/11/03 01:27
名前: 漆千音 ◆1OlDeM14xY (ID: 7K.EniuH)

 紅鎧を前にして、キルガとセリアスは打ちのめしたはずの兵士たちの気配を、背後に感じた。
なるべく、紅鎧を視界に入れるように。二人は、恐る恐る、振り返った——・・・。

「っ!!」
「っ!?」

 想像できていたとはいえ、目を見張り、驚いてしまった。        ・・
鎧や盾などの傷を除けば、完全に回復してしまった兵士たち。自分たちよりも若く、
少数に負けたという屈辱が、兵士たちの歪んだ闘志を湧き上がらせる。
「なっ・・・ん、で」            ベホマズン  ベホマ
 唱えられた、その非常に高度な回復魔法——完治呪文全。完治呪文を全員に一気にかけるようなものだ。
ただでさえ完治呪文を習得できるのは大変だと言われているのに——これを使うものは、更に稀だ。
 誰が? ——その疑問はすぐに解消された。
シェナが声を上げる。庇うように、ケルシュが立ちはだかる。
その眼の前に——ひとり、異様な雰囲気を伴った、先程まではいなかったはずの男が、いた。
そいつが唱えたところを見たわけではない。だが、それが容易に想像できるほどの異様さを漂わせていた。
だが、その眼に生気という生気はなく、まるで閉ざされたような、どこまでも、どこまでも無感情な眼だった。
「任せるぞ」
 紅鎧が含み笑いをして、言った。答えもせず、男はただそこに突っ立っていた。
「・・・くそっ」
 セリアスは悪態をつき、武器を構えなおす。仕返しとばかりに突進してくる奴らに抵抗する。
「本当に、諦めが悪い奴らだな・・・っ」
「その力、別の所に使えッ」
 紅鎧に構う暇はない。二たび、攻撃。だが、わずかながらではあるが、行動パターンを読まれつつあった。
だが、それで不利になる二人ではない。いつもの鍛錬に比べれば・・・仲間たちとでの鍛錬に比べれば、
まだまだ兵士たちの腕は劣っていた。
迫りくる剣を余裕を持って躱しながら、確実に間合いを詰めてゆく。
「マルヴィナの剣に比べたら、とんだ腰抜けだっ!!」
 セリアスがにやりと笑う。キルガは状況を見極め、そして叫ぶ、
「セリアス、頼むっ!」
「おうよ!」
 先程と同じ。キルガが屈み、セリアスは頭上で斧を振り回す。生まれ出でる波動、斧無双。
不意を突かれ—尤も、そうなるようにキルガが見計らったのだが—、またしても兵士は余さず倒れる。
そして、次の攻撃に転じようとした時だ。
           ベホマズン
 ・・・同じように、完治呪文全が、戦場に——敵に唱えられた。

「はや、い」
 シェナが呟いた。「そんな——何で」
高度な呪文であればあるほど、祈りや詠唱の時間は長くなる。そうでなければ、魔法は失敗し、
疲労だけが代償として残ってしまうのだ。
術者であるからこそ、分かる。おかしい。こんなに早く、回復の最高位呪文が唱えられるはずがない。
「・・・このままじゃ永遠にこれだ」
「あぁ、どうにかしない、と・・・」
 言いながら、二人は違和感を覚えた。回復した兵士たちは、先程のような闘志が見られなかった。
諦めたかと、一瞬思った。だが、そうじゃない。回復していながら——何故か、未だ疲労しているような、
そんな状況——・・・。
「精神的な疲労よ」二人のその考えに答えるように、シェナが言った。
「魔法は、送る方も大変だけれど、受ける方も少々疲労するの。だから、そんなに強くない者は
強い魔法を受けられないし、第一負った傷を一瞬で治すのを繰り返せば身体がもたないわ」
「な、なるほど・・・?」最初はともかく、後者は何とか理解したセリアスが不安定な答え方をした。
「じゃあ、回復させればさせるほど有利になると言う事か・・・?」
「お勧めしないわ。逆に耐性が付くかもしれない」
「・・・そうか・・・」
 キルガは槍を握りなおす。「・・・なら、奴から、斃すしかないな」
「一撃必殺、ってか。厳しい相手だぜっ」
 言いながら、セリアスは眸を険しくした。
(・・・だが)
 キルガもそれに倣いながら、表情には出さずそっと考える。
(・・・場合によっては不利になりかねない者を、何故出した・・・?)
 しかも、あの紅鎧の言葉。どうやら、自分たち三人を生かしたまま捕らえたいらしい。
何故。完全にお尋ね者となった自分たちを、何故殺さずただ捕らえようとする?
こんなに強力な魔法を使う者がいるのに——

(・・・考えるのは、)

 だが、キルガはそこで思考を完全に外へ追いやった。
いつもより速く、いつもより正確に。鎧のない不安は既に、消えていた。

(———っ後だ!!)

 隣の戦友に頷き、頷き返され、二人は標的を変更する。

 再戦開始。














   漆千音))ある意味中途半端ー(((
       帝国の企みとは一体何でしょうか?((もっとわかりやすいヒントを出してから言えbyセリアス

Re:   ドラゴンクエストⅨ __永遠の記憶を、空に捧ぐ。 ( No.675 )
日時: 2012/11/04 00:23
名前: 漆千音 ◆1OlDeM14xY (ID: 7K.EniuH)

 若干精神的に疲労しているとはいえ、身体的には完全に回復してしまっている。
      ベホマラー
 シェナの再生呪文全を受け、気を引き締めた二人は、そんな敵たちを注意深く見た。
さすがにもう斧無双は通用しないだろう。動きは読まれつつある。やはり兵士、ただの馬鹿ではないらしい。
加えてキルガは言った通り、武具を何も身に着けていない。兵士は主に彼を狙った。
やはり殺すつもりはないらしく、腕や足を狙われた。致命傷にはならないものの、思うように動けなくなる。
キルガは防戦一方となり、セリアスは先ほどよりも動くことが多くなった。    イオナズン
長期戦は不利だ。一撃必殺で、終わらせられないだろうか——シェナが気合を込めて爆破呪文を唱える。
それに倣い、里の民たちも風や氷などの呪文で全体攻撃をはかる。
怒涛の勢いで降りかかってくる魔法の数々に、兵士は怯んだ。誰かが倒れた。行ける! 攻めの手を緩ませるな。
さらに追い打ちをかけようとした。だが—— 一瞬の差。
           ベホマズン
 先に唱えられたのは全治呪文全だった。
「・・・くっ!!」
 シェナが悔しげに叫ぶ。次いで、キルガも短く声を上げた。——剣が、その腕に深く傷を刻んだのだ。
「キルガっ」
 急激に力が失われ、槍を取り落す。追い打ちの仕返しとばかりに連続攻撃を繰り出してくる兵士を、
セリアスがキルガの背から辛うじて止めた。今の連続的な呪文の詠唱で、シェナたちの疲労も募っていた。
・・・形勢が逆転した。現状は、紛れもなく不利だった。
「よぅしそのまま、ひっ捕らえてしまえ!!」
 兵士が吠える、民たちや、戦士たちに襲い掛かる。増える傷、動かない手。焦燥が増した、その時だった。
                      ベホマラー
 シェナではない誰かが、民たちに向かって、再生呪文全を施したのは。

 はっと目を見開く。目が覚める。焦燥が消える。冷静さを取り戻す。
誰もが弾かれたように自分のすべきことを思い出し、兵士たちの攻撃を辛うじて避け、受け流し、止めた。
セリアスは敢えて武器で受けずしゃがみこんで攻撃をかわし、キルガは前転してその場から離れ、その中途で槍を手にし、その場で弧を描き敵を攻撃する。
そして、その呪文の発生地を、見る。逆光でよく見えなかった。だが、彼女は。
「まったく・・・お仲間を必要とするならパーティ構成にはもっと気を遣ったら?」
 眼だけは鋭く閃かせ、その腰に剣を携えるその娘は。

「・・・ルィシア・・・!?」
 思わず、名を呼んだ。
ルィシアはうんざりしたような表情になり、流れた髪を耳にかけた。
「どうして——」
「何よ? ——ふん、頼んでいないとはいえ、一応助けてもらったしね。義理は返さないと、気が済まないわ」
 助けた本人はここにはいない。けれど、協力してくれた。その意味するところは——・・・。
「“漆黒の妖剣”!!」紅鎧が、初めて悔しそうな顔をした。「貴様寝返ったのか!?」
「ばか言わないでよ。もともとあたしはあんたらに忠誠も何も誓ってないのよ」
「抜け抜けと・・・!」忌々しげに顔を歪ませ、紅鎧は右手を振り上げた。
「構わん、“漆黒の妖剣”は我らの敵だ! 遠慮なく始末してしまえ」
「どっちの言う台詞だか」ルィシアは小馬鹿にしたような笑みを浮かべると、自身の剣を抜いた。  ・・・
音もなく、キルガとセリアスが戦っていた兵士たちに近づく。それだけで十分だった。年若い、しかも人間の
小柄な女剣士に——思わず、圧倒されて、兵士たちは後退りした。
が、ルィシアは興味なさげに一瞥したのみ。二人の前に立ち、簡潔に言った。
「あいつを担当して」   ベホマズン
 あいつ——というのは、全治呪文全の使い手——ではなく、紅鎧をさしていた。
「・・・え」
「あいつさえ倒れれば、奴は(と、今度こそ使い手を見た)動かなくなるわ」
 そのまるで機械のような扱いの発言に、キルガは眉をひそめた。
「・・・何を知っているんだ? 奴は・・・いったい、何なんだ」
 相変わらず無感情に立ち続ける男。だが、若干ではあるが——その身体が、ふらつき始めつつあった。
そんな様子を見て——ルィシアは、珍しく・・・ほんの気まぐれのように、しっかりと答えて見せた。





「試作品よ。“賢人猊下”マイレナの成りかわりという名のね」

Re:   ドラゴンクエストⅨ __永遠の記憶を、空に捧ぐ。 ( No.676 )
日時: 2012/11/04 21:24
名前: 漆千音 ◆1OlDeM14xY (ID: 7K.EniuH)

  <未世界とは>     ※ストーリー状況によって追加していく。敢えてネタバレ要素も入れている。

 住民は大きく分けて二種類。
『不人間』・・・いわゆる『この世』に生まれ出でなかった者。
        霊術者だの召喚士だのが呼び出せるのは実はこちら。
 『霊』 ・・・『この世』にて強い未練を残したまま死した者。
        甦らせるのにはとてつもない魔力を必要とする。

 未世界から甦った『霊』は当然本来存在する者ではない為、再び死した時その身体は
身に着けていた物もろとも消失する。
その時一瞬だけ小さな、この世と見世界を繋ぐ扉が開き、消失した魂はそこを通って未世界へ戻る。
あるいは俗に言う『あの世』へ行く。
もし複数の『霊』が同時に死した場合、その扉は大きくなり、まだ生きている霊(表現おかしいけれど)も
巻き添えを喰らってこの世から消えてしまう。

『記憶の先祖』
『記憶の子孫』・・・極めて特別な例。マイレナ命名。
       とある理由により一般の天使よりはるかに大きな力を持っていたチェルスが、
       更にとある理由により創り上げた生命、それが『記憶の子孫』マルヴィナ。
       そのため、対照的にチェルスを『記憶の先祖』と呼んだ。
       しかしその『記憶の子孫』は未世界の住民であるということを表す?

『記憶の渡者』  (>>399参照)
『記憶の継嗣』・・・未世界では一般的。『不人間』のみ使える例。
       この説明はもうちょっとしたらあの二人が話してくれます














          漆千音))更新するたびに>>0の【 ヒストリー 】でお知らせするぜ。

Re:   ドラゴンクエストⅨ __永遠の記憶を、空に捧ぐ。 ( No.677 )
日時: 2012/11/17 09:53
名前: 漆千音 ◆1OlDeM14xY (ID: 7K.EniuH)

 遂に作ってしまった超綿密プロフ。
ちなみに3000字超え。




   マルヴィナ
天使年齢  : 294(人間界では19〜20歳代)。
偽名    : マルヴィナ・アリアネス(人間界で使用)
一人称   : わたし
容姿    : 闇色の肩まで伸びる髪、左つむじ。前髪の分け目は2:8ほど。海の蒼の眸。
性格    : よく言えばさっぱり、微妙な言い方をすればざっくばらん。
        信念は決して曲げない。
称号    : “天性の剣姫”        レンジャー
職     : 『旅芸人』→『魔法戦士』→『然闘士』
武器    : 主に両刃の斬撃型の剣。基本、剣であれば何でも使いこなす。
戦闘上の役割: 攻撃・補助型
旅装    : イメージ・ドラクエⅤのビアンカの服
        returnsでは黒のVネックシャツ、ベスト、腰に長めの布、ショートパンツ、ブーツ
好きなもの : 歌、春、月
苦手なもの : 八本足の輩、闇呪文系統、華やかな雰囲気
好きな食べ物: トマト、グリルチキン、リッカお手製のクッキー
苦手な食べ物: ナス、オクラのようなねばねば系、甘すぎるもの
初期イメージ
   名前 : シェナ
   容姿 : ドラクエⅨの人物カスタマイズの髪型タイプ2
(現在も大体それをイメージしてはいるが、イラスト的には大幅に変わっている)
   一人称: 私
   口調 : 穏やか               初期イメから殆ど変わっているww
天使地位  : ウォルロ村守護天使
師匠    : 上級天使イザヤール
記憶の先祖 : チェルス(仮名?)
同期天使  : キルガ、セリアス

 剣の実力は天性のもの。最後に戦った限りでは右に出る者はイザヤールとチェルスのみ。
呪いの類を撥ねつけ、邪悪に敏感に反応する潜在能力を持つ。
歌が好きであり上手であり、歌声はシェナが絶賛するほど。だが対称的に踊りは恐ろしくど下手。
恋愛事情に本当の本気で超鈍感。四人のリーダー的存在。


   キルガ
天使年齢  : 294(人間界では19〜20歳代)。
偽名    : キルガ・ティガージュ(人間界で使用)
一人称   : 僕
容姿    : 漆黒の少し長めの髪、右つむじ。灰色の眸。眉目秀麗。
性格    : 穏やかでしっかり者。四人の中ではある意味一番常識人。
        かといって気取った風もない。よく真顔で冗談を言う。
称号    : “静寂の守手”
職     : 『聖騎士』
武器    : 槍
戦闘上の役割: 攻撃・守備系
旅装    : イメージ・ドラクエⅧ主人公の服
        Returnsでは襟付きのシャツとベスト、だぼっとしたズボン、ブーツ。
        ぶっちゃけⅧ主人公に似ている。だって思いつかなかったんだもん←
好きなもの : 本、風、騎士道。
苦手なもの : 船、騒がしい場所及び女性
好きな食べ物: 唐揚げ、麺系、ストレートの紅茶
苦手な食べ物: 生玉葱、甘いもの
初期イメージ
   名前 : セガ
   容姿 : ドラクエⅨの人物カスタマイズの髪型タイプ1
        (現在も大体それをイメージしては以下マルヴィナと同文)
   一人称: 僕
   口調 : 穏やか
天使地位  : ベクセリア守護天使
師匠    : 上級天使ローシャ
記憶の渡者 : アイリス・ティヴィスハーヤ
同期天使  : マルヴィナ、セリアス

 槍の扱いを得意とする。基本的に守りに徹するのが得意で、槍以外の武器はあまり器用には使えない。
マルヴィナに好意を持つが、(彼女ほどではないにしろ)そちら方面の知識には疎い。
天使界至上最年少で守護天使となった秀才。ある意味できすぎ。寒さに強く船に弱い。
見た目に反してかなりの体力の持ち主。自分の『職』に誇りを持つ一方で、悩むことも。


   セリアス
天使年齢  : 294(人間界では19〜20歳代)。
偽名    :  セリアス・エンディアル(人間界で使用)
一人称   : 俺
容姿    : 赤の爆発ヘア。紫の少しつり気味の目。いつも人のよさそうな笑顔。
性格    : 四人の兄貴分。良きムードメーカー。基本騒がしいが憎めない。
        仲間のボルテージを上げるのが得意。
称号    : “豪傑の正義”   バトルマスター
職     : 『戦士』  →  『闘匠』
武器    : 剣→斧。基本的にさまざまな武器をバランスよく使いこなす。
戦闘上の役割: 攻撃型
旅装    : イメージ・ドラクエⅥの主人公の服
        returnsでは短いベストに白Tシャツ、腰帯、カーゴパンツ、グリーブ。
好きなもの : 機械いじり、トレーニング、海、寝ること
苦手なもの : 勉学、不寝番、下の見えない高いところ
好きな食べ物: 辛いもの全般、鶏肉、シチュー
苦手な食べ物: ズッキーニ
初期イメージ
   名前 : フィオ
   容姿 : ドラクエⅨの人物カスタマイズの髪型タイプ5
   一人称: オレ
   口調 : 少々血の気の多そうな感じ
天使地位  : 次期サンマロウ守護天使候補(=守護天使候補)
師匠    : 上級天使テリガン
記憶の渡者 : マラミア・ガイアンスリージェ
同期天使  : マルヴィナ、キルガ

 器用で、斧だけでなく剣、棍、更には徒手空拳まで難なくこなす。
陽気で後先考えないような性格だが、いざという時には頼りになる。よく寝てよく食べよく動く。
物事を考える力は浅いが、何故か記憶力は優れている。非常に仲間思い。
実はプレッシャーに弱い。船の操縦を任されている。


   シェナ
竜族年齢  : 267(人間でいう17〜18歳代)。
本名    : シェラスティーナ・ヴィナウ
一人称   : 私
容姿    : 銀髪、ウェーブがかった髪を一つに結えている。
        金色の眸。豪華。←
性格    : 基本穏やか。時々超腹黒+火に油を注いで更にいが栗を投げ込むよう。
称号    : “聖邪の司者”
職     : 『賢者』
武器    : 弓、時々杖
戦闘上の役割: 回復・補助系。時々後列魔法攻撃型。
旅装    : イメージ・ドラクエⅣのミネアのローブ
        returnsでは首にスカーフ、チューブトップ、腰帯、ショートパンツ、軽グリーブ。
好きなもの : 難しいこと、魔法、喧嘩見物、マルヴィナの歌声
苦手なもの : 爬虫類、虫全般、狭くて薄暗い空間
好きな食べ物: ゆで卵、ハーブ、ブルーベリー、ケルシュの手料理
苦手な食べ物: 生臭いもの、マンゴー
初期イメージ
   名前 : マルヴィナが決まった後にシェナにしようとした
   容姿 : ドラクエⅨの人物カスタマイズの髪型タイプ4
   一人称: あたし
   口調 : のんびり
存在    : 竜族の集落『ドミールの里』里長の血筋、“偉大なる者”——『真の賢者』。
家族構成  : 父  ノウディエルヴァス・シュハン(婿養子)
        母  シェルハヴィア・ヴィナウ
        祖母 シェルラディス・アルデナ・ヴィナウ

 弓を使った遠距離攻撃型。基本、呪文による援護・回復を担当する。ドミールの里の竜族。
特別な生まれ方をした『真の賢者』と呼ばれる者。当初は故郷に戻るべく海を渡ろうとしたが
単独行動も不安であり、マルヴィナたち三人に自分を天使と偽って同行を依頼。
彼らの正体は最初から知っていた。キルガの恋路を絶賛いじり中。


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