二次創作小説(紙ほか)

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ろくきせ恋愛手帖 (祝☆完結!)
日時: 2021/09/04 18:01
名前: むう (ID: Iawl57mY)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode=view&no=18233

 「君に出会えてよかった」

 
 ********


 こんばんにちは、むうです!
 東方、鬼滅、花子くんにハマっている高1女子です。
 知ってるよーって方、いつも応援ありがとうございます。
 誰コイツって方、この機に是非名前を覚えて帰ってください。

 この小説は、六人の軌跡のスピンオフです。
 前作は参照のURLや、「完結小説図書館」にて読むことが出来ますよ。

 タイトルにもある通り、この小説はキャラ恋愛関係を始め、
 キャラの過去や裏話をぎゅっと集めた短編集になっています。


 また、話にはイメージ曲をつけているのもあります。
 私のおすすめの曲なので、聴いてもらえたら嬉しいです。

 あなたの推しの話が載るかも?
 楽しんで読んで頂けたらキャラも私も幸いです。
 では、短編集も完結までどうぞよろしくお願いいたします。



 〈作者からのお願い〉

「脱! 台本書き」目指して現在、セリフ量<場面描写の構成を頑張る日々。
 まだまだ普通の文章にはなかなかできず、台本のようになってしまうことがあります。
 ちょっと読みにくいかもしれません。すみません。
 温かい目で見ていただけると幸いです。


 〈注意〉

 ●スマホだと読みにくいかも
 ●ネタバレ入るかも
 ●オリキャラあり
 ●時々東方キャラ登場


 〈ルール〉

 ●拡散〇
 ●不定期更新
 ●中傷行為や荒らし、作品に対してのネット上での暴言×
 ●キャラの貸し出し〇(その場合コメント)
 ●また、ネット上での自作発言×
 ●リクエストなどはコメントにて
 



 上を読んで、OKな方はゆっくりしていってね!



 ▼むうの雑談掲示板もあるヨ。

「スレタイなんて知らないよ」

「【地縛少年花子くん】好きな人語ろ!」

 良かったらチェックしてみてね。

 
 ▼占いツクールでも執筆してるよ。

 よかったら『紅羽むう』で検索してみてね。
 評価してくれると嬉しいです。


 ▼2020年冬☆小説大会入賞!!

 ほんっとうに感謝です!
 ありがとうございました!
 受験受かりました!

 
  ーーーーーーーーーーーーーー

 【目次】♪→イメージ曲


 ◆◇企画コーナー◇◆

 キャラに○○してみる>>09>>53>>55>>78
 むうのおススメ本紹介>>13
 英語で鬼滅・花子くん!>>27
 ろくきせを知ったら知って欲しいもの>>96
 ろくきせ閲覧数10000突破記念>>118>>120>>121

 
 ◆◇むうの執筆裏話◆◇

 第1回「むうのリスタート」>>36
 第2回「遅くなりましたが受賞の言葉」>>34
 第3回「お知らせ! 必読お願い!」>>38
 第4回「むうと柱とカオ僕と」>>40
 第5回「花子くん考察と2話までの裏話」>>46
 第6回「第1回☆謝罪フェスティバル!!」>>58
 

 ◆◇オリキャラ設定集◇◆

 瀬戸山亜門>>31
 七不思議8番>>43
 

 ◆◇本編◇◆

 一気読み>>01-

☆1.トモダチ☆(by睦彦)

 ♪from Y to Y/初音ミク

 登場キャラクター紹介>>01
 時系列の図>>10
 Prologue>>02
 第1話「出会い」>>03-05
 第2話「嫌い。」>>06-08
 第3話「合同任務」>>11-12 >>14
 第4話「本当の気持ち」>>15-16
 第5話「早すぎる別れ」>>17

★2.踊り場の花子★(by花子隊)

♪春を告げる/Yama

 Prologue>>18
 第壱の怪「となりの怪異くん」>>19-21
 第弐の怪「……嘘でしょ!?」>>22-24
 第参の怪「黒札と白札」>>25-26
 第肆の怪「花子VS花子」>>28>>29>>32
 第伍の怪「月原八雲」>>35>>37>>39>>41-42


 ☆3.快晴☆(by有為)

 ♪快晴/orangestar

 登場キャラクター紹介>>80
 第1話「忌子」>>81>>82
 第2話「生きる意味」>>83>>84>>85
 第3話「懐古」>>86-89
 第4話「夜月家と宵宮家」>>90>>91>>92>>93>>94
 第5話「快晴」>>97

 
あとがき>>125
 
 
 

 
 
 

 
 2020.8.21 スレ立て、執筆開始
 2020.8.30 第1話執筆開始
 2020.9.01 第1話完結
 2020.9.02 第2話執筆開始
 2020.9.22 第2話完結
 2020.10.23 キメツ学園執筆開始
 2020.11.09 受験勉強のため更新停止予定。
 2020.02.13 ろくきせシリーズ一周年!! いえーい!
 2021.09.04 本編完結。
 

Re: ろくきせ恋愛手帖 ( No.121 )
日時: 2021/04/19 18:20
名前: むう ◆W6/7X9lLow (ID: mkn9uRs/)


 〈ろくきせ閲覧数10000突破記念〉

 【むうとキャラのトークショー:スランプ中でも文書きたい!!】

 今日のゲスト:有為うい亜門あもん

 むう「皆さん、また一週間が始りましたね! 新生活には慣れましたか? むうは高校生活エンジョイしてます! ちなみに部活には入らず、勉強と趣味をひたすら消化する毎日です! 忙しくなってきて更新が難しくはなっていますが、出来るときはこうやってあげるのでまたよろしくです!」

 むう「ってことで、本当はもうちょい話したいけど、トークショーいよいよ最後になります」
 有為「……と言うことはつまり、それが終わったら本編を書くんですよね。当然」
 むう「……それは……どうでしょうか……」
 有為「駄作者と言うレッテルは当分外れそうにないですね」


 むう「ウ゛っ……ってことで今日のゲストはこちら!」
 有為「改めまして、宵宮有為です。よろしくお願いいたします」
 亜門「………瀬戸山亜門。どうも(ボソ)」
 むう「はい、『ツン組』担当のお二人さんに来ていただきました~」

 ※ツン組→ツンデレとツンツンの性格のお二人のこと。ツンが共通してるのでツン組



 有為「ツン組……」
 むう「君ら、全体的に厳しすぎ! ということでツン組!!」
 亜門「一遍裏出て話すか。そもそも僕らの性格決めたのお前だろうが」

 むう「という感じでジワジワと傷をえぐるお二人なんですが、仲良くしてやってくださいね」
 二人「別に仲良くなる気はない(です)」
 
 むう「ほい、ではさっそく話していきましょうか。初めに有為ちゃん誕生日おめでとう」


 ※4月4日は有為ちゃんの誕生日。

 ちなみに睦彦→6月12日 仁乃→12月26日 亜門→9月27日(祝ってあげてください!)


 有為「……年は取りたくないですね」
 むう「君まだ若いんだからおばあちゃんみたいなこと言わないの!(むうとタメです)」

 亜門「いつかは歳取るんだから別に気にしなくていいだろ」
 有為「ボクだって一応女ですから初育上の悩みくらいありますっ(むす——っ)」
 亜門「例えば?」
 むう「女の子の発育の話で『例えば』と話を振れるお前もある意味凄いよ亜門」

 亜門「………………………………これ、マジ???」
 むう「反応、遅っっっっっっっっそ!!! マジじゃないよ、マジじゃないよ」
 亜門「………良かったぁぁぁぁぁぁぁ」

 有為「大人になったら、自毛と白髪しらがの違いが分からなくなったりしないかと思いまして」
 む・亜「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は???」
 むう「あの、有為ちゃん? 真面目な顔で何言ってるの??」


 有為「ボク、生まれつき白髪なんですけど……」
 亜門「白髪しらがだろ」
 有為「白髪はくはつです。殴りますよ。祓魔術でぶっ飛ばしましょうか?」

 むう「やめろやめろ、喧嘩するでない!」
 亜門「つまりお前は髪色が白だから、将来生えてくるであろう白髪との区別がつかなくなると」
 有為「はい」
 むう「………………ブフォオォッッ(←吹いた)」


 むう「あはははははは! ヒーお腹痛い、なにその悩み! ハー……お腹ぁぁww」
 有為「(-"-)」
 亜門「もともと白なんだから隠れて終わりだろ。そんな下らないことでイジイジ悩むのかよ」
 有為「( 一一)………もういいです……」

 むう「泣くな有為ちゃん! 女だろ!!」
 有為「陰陽師ですぅぅぅぅ!!(ズバァァァァァァァァァァァァァァン!!!!)」



 ※むうは1000ポイントのダメージをくらった



 むう「_(:3」∠)_…………何でぇ??」
 亜門「自業自得だ。なんでか分からないなら自分で調べろ、戯けもの」
 むう「亜門、お前もだろぉおおおおおおおおぉおお!!! ゴフッッ」

 有為「……………大丈夫ですか?」
 むう「叫びすぎてこ゛え゛がガラガラで゛す゛………」
 有為「………………払魔術のなかには治癒術もありますがかけましょうか?」
 むう「いや、いいです。当分祓魔術はいいです。もういいです」


 亜門「ところで、僕たちにばかり話を振っているけれど、お前の話はしないのか」
 有為「確かにそうですね。ボクもむうさんのこと知りたいです」
 むう「おっ。なになに、むう株上がってる感じ?」

 有為「いえ、なにかいかがわしいことが発覚すれば、物理的に抹消しようかなと」
 むう「なんで有為ちゃん今日そんなに実力行使なの?」
 亜門「あれだ、『ちびまる子ちゃん症候群』」
 むう「なにが『あれだ』ですか!? 全然『あれだ』じゃないよ??」


 ※ちびまる子ちゃん症候群とは

 日曜日の6時ごろにちびまる子ちゃんがやることから、「明日学校……」となること



 亜門「取りあえず質問するから言え。最近ハマっていることは?」

 むう「はい、最近はYOASOBIにハマってます。群青とか、アンコールが好きです! 一度聞いてみると分かるんですけど、アンコールは明け方5時くらいに聞くと最高にエモい!!」
 
 有為「最近はなんですっけ? 『うたいて』にハマってるんですよね。好きな方とかは?」
 むう「はい、After the Rain と浦島坂田船推しです! 今日もラジオがありますけど、配信が楽しみです!」

 むう「あとは耳コピにハマってます! 好きな曲を耳コピしてピアノで弾いてます。つい先ほど、Honeyworksのロメオを弾いてきました! Honeyworksも大好きです! 推しは美桜ちゃんと聖奈ちゃんです! 可愛い」

 有為「最近は絵も描いてるらしいですね」
 むう「うん、コピック集めにハマってます。1年前くらいにここのイラスト掲示板で投稿した画像、持ってるんですけど、大分うまくなりました。興味ある人はまた見て見て下さい! 差がえぐいですw」

 亜門「好きな食べ物は?」
 むう「質問多いなw」
 有為「というか、むうさんあなためっちゃ喋りますね。しかも勢い凄いですね」
 むう「スピーチ好きだからね。じゃあそれ話して解散にしましょうか。行きますよ」


 むう「好きな食べ物は、スイーツだとチーズケーキ好きです! あの、甘すぎない甘さ最高。それ以外だと、麺もの大好きです。ラーメン、パスタ、蕎麦、焼きそば、どれも美味しい。あと私料理したりするんですけど、得意料理はオムライスと言うことでそれも好きです(^▽^)/」


 むう「はい、と言うことで以上3回にわたったトークショー、いよいよ終わりのお時間です」
 亜門「スランプでも文を書きたいという貪欲な姿勢がコイツの良い所だな」
 むう「亜門さん亜門さん、それ悪口ですよね」

 有為「また浮上できそうなときは出没するので、会えた時にはボールにでも入れて持ち帰ってあげてくださいね」
 むう「ポ●モンか??」

 むう「と言うことで、また次回! 閲覧ありがとうございましたっ。またね――――!」
 

Re: ろくきせ恋愛手帖 ( No.122 )
日時: 2021/05/17 21:45
名前: むう ◆W6/7X9lLow (ID: mkn9uRs/)

 〈深柚チームVS善逸、禰豆子、煉獄、宇髄、もっけ>

 【もっけside】

 われら、もっけというかいい。
 われらはフツーにたのしく、まつりをまわるよていだった。
 もちろんわれらはニンゲンではないし、たべものを食すことはしない。

 ただ、まつりにはアメがたくさんでるらしい。
 アメはわれらのだいこうぶつ。よって、われら、アメをおとながいしたい。
 われらはなかまをひきつれて、こっそりニンゲンのみせからアメをぬすんだ。(ゑ)

 アメ、いろんなあじある。しかしレモンあじはまずい。どくがある。
 よって、レモンはたべぬ。われら、いいかいいだけど、レモンはよくない。
 ボリボリボリボリアメくったあと、ぜんいつたちとあった。

 そしたらめのまえに、おにがでた。


 『おにだ』
 『なんだ』
 『おにか』
 『おにか………』


 われら、ひとごろしはしない。いやしけい・かいいたんとう。
 でも、めのまえにいるおには例外。
 われら、ほかほかにして殺す。
 われらはさっきだった。


 そしてわれらは、いま…………。


 ****


 宇髄「おー――――き————————ろっつ—————―――のっ!!!(ぺシぺシぺシぺシぺシぺシ)」
 善逸「う~ん。むにゃむにゃ………」
 宇髄「この状況分かってんのかテメェ! テメエが寝るから鬼の蛇に捕まっちまったじゃねえか!
こんなことになるなら庇わなきゃよかったぜ!」


 つばをペッペッとはいて、おとばしらは眉間にしわをよせてどなった。
 どなられているのは、まぬけづらのきいろいかみのニンゲン・ぜんいつ。

 こいつ、てきの蛇を相手しているうちに、きょうふがげんかいをこえた。
 いつものようにきぜつしたのを、えんばしらとおとばしら、そしてわれらはむごんで見つめる。

 深柚「あれれぇ? 疲れちゃいましたかねぇ? まあこちらとしてもあんまり痛めつけるのはカワイソウだし、シュン兄でも呼んでサクッと殺してあげたいって思ってたんですよね」

 おにの『しゆ』は、けっこうサイコパスのう。
 まんえんのえみで、むしもころさぬようなかおで、こんなことを言うのだから、やっぱりかのじょはわれらいじょうにかいいである。

 もっけ『われら、おこそうとした』
 もっけ『ほんとうのこと』
 もっけ『みみひっぱっても おきぬ』
 もっけ『どうする?』
 もっけ『かくなるうえは………』



 と策をたててみるも、たてているじかんがもったいないので、とりあえずぜんいつは、今回おしくも活躍の場をもうけられなかったねずこにわたすことにした。


 煉獄「すまないな! なにしろ我妻少年がこんな有様だから、少し手を貸してほしい!」
 禰豆子「ムームー!(コクコク)」

 ねずこはおにだけどやさしいから、すなおにうなずいた。
 そのようすにえんばしらは満足そうにのどをならして、

 煉獄「あと、柱の口からこれを言うのも大分恥ずかしくはあるが、救援を呼んでくれないか! なにしろ俺たちは蛇の舌に巻き取られている状態なのでな! うむ、舌から染み出る粘液のせいで動けない!」

 えんばしらははずかしいといったけど、じしんまんまんに言えてるならたぶんだいじょうぶかもしれぬ。

 われらのやりとりに、しゆは「ふぅん」といみありげにあいずちをうち、牙をのぞかせて妖艶に笑った。そして、蛇—花寂雷かじゃくらいの舌にとらわれて、絶賛ピンチ中のさんにん(ぜんいつはまだねている)をチラリ。

 深柚「アナタたちとは対等な関係は無理なようですね。アナタたちは仲間と連絡を取るようです。なら深柚しゆちゃんも仲間を呼ぶことにしましょう」


 もっけ「なかま!」
 もっけ「さらにふえるのか」
 もっけ「このじょうきょうでは、まさに劣勢」
 もっけ「このままではまける」


 どうする。われら、一カ月いじょうこいつらといっしょにたのしくやってきた。
 このあとのはなび、みんなといっしょにみたい。
 そんな、質素なねがいでも、われらにとってはとくべつなねがい。

 もっけ「ならばわれら、やるしかない」
 もっけ「あれをやるのか?」
 もっけ「もっけ魂をみせつける」

 われらのモットー、かずはちからなり。
 われらはがったいして形をかえ、あいてをおどかすことができる。

 すべてはうわさどおりに!!
 すべてはみんなのために!!
 すべてはアメのために、われら、ここでもんすたーもっけになる!!


 もっけ一同「がったい!!!」


 しゅんかん、われらの身体からまばゆい光線がはなたれ、くろもっけも桃色もっけもみんな、光にのまれた。
 そのまぶしさに、えんばしらもおとばしらも、しゆも、ぜんいつ(は寝ている)も目を咄嗟につぶる。
 

 ハッとかれらがふたたび目を開けたとき、その視界にはももいろのうさぎはいなかった。いるのは、うみぼうずのように巨大な一つ目のばけもの。これがもんすたーもっけ、われらのひっさつわざ。


 煉獄「噂には聞いていたが、なるほど! こういうもっけもまた一味違っていいものだ!」
 
 あいかわらず、からだに蛇の舌がまきついたままのえんばしらは、それでも明るく言った。
 そのよこでおとばしらも、ふだんとかわらず平常運転。

 宇髄「うおっ。かっこいいな! 大きさからして派手だし、目ん玉一つなのも目立ってるぜ!」

 ほめられて、わるきはしない。
 われらはちょっとほっぺたを染め、その後しゆにジリジリとつめよった。


 ジリ ジリ ジリ ジリ 


 端へ端へとおいつめられて、しゆはうめきごえともつかない「ヒュッ」というちいさな声をもらした。それから、たぶんかのじょなりの虚勢なのだとおもうが、

 深柚「わー……。す、すっごいですね! あのウサギさん、こんなふうに、でっかく、な、なるんですかぁぁ………。こ、これは恐れ入りましたぁ……」

 ことばとしては感心しているのだけど、あきらかにかんじょうがこもっておらぬ。
 さっきまであんなに威張っていたしゆは、一気に精気を失って、がんめんそうはくで一歩ずつうしろへさがっていく。


 深柚「で、でも……あ、アナタたちは所詮、合体しただけですよね? 深柚ちゃんの花寂雷に捕まって、身動きも取れないアナタ達は、まさに袋のネズミ、逃げ場がないんですよぉ……」


 しゆのことばが、じょじょに涙声になっていく。
 あんなにわれらたちをいためつけておいて、自分があぶないときは命乞いをする。われら、そういうのはあまりすきじゃない。

 深柚「ねえ、そうですよねぇ? 深柚ちゃんが負けるはずないですよねぇ……? ねえシュン兄、シュン兄なら分かってくれるよね? あの時仲間にしてくれたもんね? 強いって言ってくれたもんね? だから絶対、絶対深柚ちゃんは負けないよねぇ……??」


 なんでこのおんなが泣いているのかわからぬ。
 なにをそんなにうったえているのか、われらはわからず、ただ一つだけしかない目でじっとしゆの目を見つめた。

 しゆは綺麗な目をしている。
 にんげんだったころはきっと、びじんだったのだろう。
 びじんだからって、おにとなったことにかわりはないのだけど。


 深柚「………今はピンチの時ですよね? 認めたくないけど、今完全に深柚ちゃんは追い込まれてる。なら、このシュン兄からもらったこれは、今が使い時じゃないのかな?」



 しゆはそうつぶやくと、自分のしんぞうのいちに手をおく。すると、そこからくろい光が放たれ、われらのときのように、しゆの身体をつつんだ。くろい光をまとったしゆは、安心したような、ほっとしたような調子でポツリと言う。



 深柚「…………過去に生きた全ての同胞の力を結合する。これこそがシュン兄に与えられた、特別な力。六新鬼月なんてものがいたらしいけど、この力は彼らの非じゃない……」



 しゆはキッとこっちをにらむ。その双眸は朱色に変化しており、たてにながかった。すさまじい負のオーラにわれらのせなかからつめたいあせがながれおちた。

 これは、とんでもなくやばいことがおきるよかん。




 深柚「……………………血鬼術…………………………」




 かのじょがわざめいをとなえようと、ためをつくったそのとき。






















 ??「…………ボクらはそんなこと、されたいだなんて思ったことは一度もないんだけどなあ」












Re: ろくきせ恋愛手帖 ( No.123 )
日時: 2021/05/15 21:39
名前: むう ◆W6/7X9lLow (ID: mkn9uRs/)


 おっひさしぶりでええええす!
 今日の午前中で、四日間&九教科のテストが終わりました!
 &友達が拾った子猫の里親探しお手伝い中))
 頑張った、えらいぞむう!
 ということで今日も執筆頑張ってこ!

 ********

 〈仁乃side〉


 私はむっくんたちに合図をし、二手に分かれて元下弦の集団である『睦月むつきの会』所属の双子の鬼、布留ふる久留くるを倒そうとしていた。

 腰をかがめ、ベルトに装着した二本の短剣の柄に手を添える。
 鼻から大きく息を吸い、攻撃を繰り出す前に気持ちを落ち着かせる。

 私は何年、この動作を続けて来ただろうか。最終選別に行ったのは十一のときだ。
 そこから計算して、もう五年もたったんだ。


 有為「フォローは任せて下さい。危なくなったら援護します」


 陰陽師の少女・宵宮有為ちゃんが、陰陽模様の球体が先端についた錫杖を掲げる。
 その球の先からは、青白い光が微かに放たれている。


 仁乃「分かった。ありがとう有為ちゃん! よろしくね!」
 睦彦「足引っ張んなよ宵宮!」

 もう、むっくんったら素直に「ありがとう」って言えばいいのに。
 心の中で憤慨してると、私の背中の後ろの寧々ちゃんが一歩後ろに下がって呟く。


 寧々「私は何もできないのが痛い所よね……」
 光「大丈夫っス! なにかあったらオレに任せて下さい!」


 光くんが二ッと笑う。その笑みには周りの人の不安を和らげる効果がある。
 自然と寧々ちゃんの表情も明るくなった。


 久留「……なァ布留。もういい加減やってしもうてもええやろか」
 布留「ええんちゃう? まぁわっちらもあんま痛いのは嫌やしな。ちょっくらやろうさ」

 双子の鬼が、不敵な笑みを浮かべで腕を組む。
 フタゴなだけあって、その凶悪な顔つきも驚くほどよく似ていた。

 久留「せやな。そんで、終わったら深柚しゆあたりの護衛でもすればいいわな。与呼よっこのことは気にせんでええ。ああ見えて頼りになるさかい」
 布留「こっちはただただ、春俚と言うとおりにすればええんや」


 と、ようやく意見が一致したようで、二人が私たちに向かって人差し指を突き出す。
 その指の先からは黒い靄が発生し、あたりを漆黒に染めていく。
 

 花子「……みんな。慌てないで、冷静に行こう」
 睦彦「言われなくとも。六新鬼月に比べたらこんなもん、どうってことない」

 
 黒い靄は徐々に濃くなり、ただでさえ暗闇の中にいるのに更に視界が閉ざされる。
 しかもどうやらこの黒い靄は、人間には有毒なもので生成されているようで、時折私の体はぐらっとふらついた。


 仁乃「…………っっ」
 光「仁乃ちゃん、大丈夫っす……う゛ッッッ ゴホッ ゴホゴホッッ」


 私が、突然やってきたこらえがたい吐き気に苦悶の表情を浮かべていると、光くんが慌てて駆け寄ってきて背中をさすってくれた。
 でもそんな彼も、次第に靄の副作用でガクッと肩から崩れ落ちる。


 久留「ああこれはええ。なにもせんでも、勝手にあちら様がやられてくわぁ」
 布留「ほんまや。楽でいいわぁ」


 
 睦彦「………どこがッッ………楽だよ………ふざッッ………けんなテメエッ……」


 必死に声を絞り出すむっくんの額は、冷や汗でしっとりと濡れている。
 剣を握っている手も、小刻みに震えていた。

 やばい……。このままじゃ、敵を攻撃するどころか手も足も出ないまま終わってしまう。
 技を出さなきゃ……!


 仁乃「血鬼じゅ……ッ う゛!! ゴホッゴホゴホッッッ」


 不意に口の中が鉄の味に染まり、ハッと思った時には床に赤い液体を吐き出していた。
 なんだこれ。何だこれ何だこれ。え?? なにこれ。


 吐血。やばいどうしよう。これってかなりヤバいんじゃないだろうか。
 この血鬼術……この靄は多分、確実に人間を弱らせていくのだ。
 人間を確実に殺そうとしている。それも、間接的に。


 有為「仁乃さん、大丈夫です……か……!」


 陰陽師の血筋がゆえに、普段そこまで血鬼術の影響を受けない有為ちゃんも、今回ばかりは平気でもいられない。
 右に左にふらふらと揺れる、華奢な体。


 花子「みんな!! ヤシロは……! ヤシロ、大丈夫……」
 寧々「…………………は……なこく……ん」


 寧々ちゃんもぐったりと目を閉じてしまう。
 その様子を見て、布留と久留は怪しげに笑った。











 と。





 ??「そんなことで喚くなよ見苦しい」



 突然飄々とした声が、黒い空間内に響き渡った。
 低音と高音の間くらいの、男の声にしては僅かに高い声。
 その謎の人物は、下駄の音を響かせながらこちらへ歩いてくる。ただ黒い靄のせいで、彼の姿をはっきりと見ることは出来ない。


 ??「まぁまぁ。仕方ないよね生身の人間なんだからさ。その点、俺らが来たことはある意味彼らにとってはまさにラッキーOFラッキーってわけよ」


 ??「君も口ではそう言ってるけど、結局お友達に会えて嬉しいだけでしょ?」
 

 違う声質の男がからからと笑って言う。
 その言葉にもう一人の男は大きなため息をついて。



 ??「ほっとけよ。僕はまだ、なんでこんなことになってるのかすら分からないよ」
 ??「それは俺も同じさ。でもこういう機会を与えたからには、ちゃぁんとしなきゃね」
 ??「………まあな」





 布留「? どうやら誰か来たようやな。どないしよか」
 久留「とりあえず名乗ったらどうや? それが相手に対する礼儀やろ」




 二人の言葉に、謎の助っ人は同時にニヤリと笑って。
 そっと、それでいて力強く、この隔離された空間内に己の存在を言葉に表す。



























 


 「(元)上弦の零 六新鬼月が陸番目、燐月りんげつ
 「………元第224期鬼殺隊が一員、瀬戸山亜門せとやまあもん


















「「さて、アンコールの時間だ」」



 




 

Re: ろくきせ恋愛手帖 ( No.124 )
日時: 2021/05/29 20:29
名前: むう ◆W6/7X9lLow (ID: mkn9uRs/)


 【お知らせ】

 最近色々忙しくあまり更新が出来ないうえスランプになり
 前かいていた呪術廻戦とのコラボの話が書けなくなっちゃいました……。
 それで、削除はしてませんが目次からは失くして、
 違うアニメキャラとかとの反応集みたいな短編をちょっとずつのっけていこうかなと思っています。
 いつも見てた方には本当に申し訳ありませんが、グダグダなまま終わるのが嫌だったので。

 ということでこれからは反応集とか(「○○してみた」的な)ものになります
 前のお話が見たい人は一気読みをお勧めします。

 

Re: ろくきせ恋愛手帖 ( No.125 )
日時: 2021/09/04 17:59
名前: むう ◆W6/7X9lLow (ID: Iawl57mY)


 みなさんこんばんにちは、約三カ月ぶりの再会でしょうか?
 この度むうさん、更新停止の件で一つお話をさせていただきます。
 コラボ短編をやっていましたが、現状忙しくあまり執筆時間がないため、
 オリキャラの過去話が完結しているのもありここらで完結としようと思います。

 いやぁ……確か、ろくきせシリーズ第1段の「会話文短編集」を書いたのが中2の冬あたり?
「六人の軌跡」書いたのが中3の4月から8月!? 四カ月も書いてんの、ヤバくない?
 すごいなそんときの書く速さ……。

 そのころは私不登校で、毎晩泣きつつこのお話を書いていたなぁ……。
 今も不登校なんですけど。今度通信制に代わるんですけどね。

 あのころはよく鬼滅見てましたけど、今はあんまり見てないなあ。
 ようつべばっか見てるなあ。今流行りのアニメとかわかんない……。
 人は色々変わっていくんですね。

 あと、むうさん結構お絵かきするので、初期に比べてだいぶ絵上手くなりましたよ!
 今度またろくきせのオリキャラ書こうかなあ……。何年ぶりだ? 書くの……。

 前よりはコピックの数も増え、塗り方もうまくなったしデジタルもできるようになった!
 そして今私には夢がある。歌い手になる夢!
 と言っても親は当分認めてくれないし、活動は大人になってからだと思うけど……。
 年下の子でめっちゃうまい子がもうYoutubeやってて、焦る日々であります。。。


 とね、長く語ってきましたが、こんな前置きながい作者の小説を読んでくださって感謝です。
 いや長いですよね、私の前置き……。それもいっつもなんか書いてましたからね。
 とはいえ、これが最後になるのはちょっと寂しいです。
 また、気が向いたら読み返してほしいなと思います。


 この……2年間かな? 本当にありがとうございました!
 完結処理をしておくので、夏休みとか、そういう時に短編集や六人の軌跡と合わせてじっくり読んでくださいね!


 なお、私は時々コメライ版のカオ僕を(気が向いたら)更新しに行くので会えるかも?
 それではまたどこかで。ばいばい!


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