社会問題小説・評論板

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

死にたがりの私
日時: 2012/09/02 11:19
名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)

初めまして、の方が多いと思います。

桜です。


この小説を読もうとしている方への注意です↓

・誤字脱字が多いです。
・文才ないです。
・更新遅いです。
・登場人物紹介はありません。
・登場人物の口調がよく変わります。
・季節ないです。
・起承転結ないです。
・完結するか分かりません。
・小6(現在中1)が書いた駄作です。

いけるっ、という方はそのまま下へ。
無理な方は小説一覧へ戻って下さい。

それと、荒らし、中傷などはやめてください。
アドバイス等は大歓迎です。

Re: 死にたがりの私 ( No.74 )
日時: 2012/05/06 09:29
名前: 桜 (ID: .CNDwTgw)

コメント有難う御座います^^
更新遅くてすみません<(_ _)>

奏子さん>>良いですよ^^これからよろしくお願いします!

*天地少女*>>面白いと言っていただけると嬉しいです^^

完結できるように頑張りますね。

Re: 死にたがりの私 ( No.75 )
日時: 2012/09/02 11:36
名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)

いつもと同じなのに、まったく授業に集中できない。

何で?

そんなの決まってる。

蓮華が排除されたから。

排除=いじめ、じゃないよ?

いじめはいじめる人が悪い。

けれど、排除はいじめられる人が悪い。

私はそう、認識した。

いや、させた。

自分を正当化するために。

……自己暗示って難しいんだね。

完全にそう思えない。

自分が悪いのではないかと、疑ってしまう。

多い方が正しい。

強い方が正しい。

そんなの、この世界の常識。

強い者が弱い者を従える。

それが当たり前。

だけど、これは?

この教室には、強い弱いなんてあるの?

……ないよね?

そう、信じたい。





放課後。

教室には、クラスメイトが数人残っている。

「じゃあ、また明日」

私は残っていたクラスメイトに手を振り、教室を出た。

けれど、すぐに学校を出るわけではない。

教室から少し離れた所で足を止める。

私が教室を出た数秒後、蓮華が出てきた。

私は誰も見ていないのを確認し、蓮華に声をかけた。

「助けてあげようか?」

蓮華の顔が、引きつった。

嬉しいような、哀しいような、そんな顔。

蓮華は、少し間を置いて、小さな声で言った。

「偽善者ぶらないで」

蓮華は、私から顔を逸らすと、小走りで私から逃げて行った。

まるで私が獣だという様に、必死で。

私は、蓮華の怯えた目と強気な言葉という組み合わせが変で、笑ってしまった。

ははっ、変なプライド。

無駄なプライド、の方が正しいかな?

まぁ、いっか。

蓮華の言葉は正解だし。

そう、私は偽善者なんだ。

心から蓮華を助けようだなんて思っていない。

誰にでも良い顔をする偽善者なんだ。

なら、もういいよね?

誰も親切にしてもらうのを望んでいないんだから。

もう捨てちゃっていいよね?

本来の自分に戻っていいよね?

Re: 死にたがりの私 ( No.76 )
日時: 2012/09/02 11:35
名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)

—6章—

私は、いつもの様に偽りの笑みを浮かべて友達と話していた。

楽しくもないのに。

友達が次に言ってほしい事はなんだろう?と考えながら、言葉を紡ぐ。

何も変わらない。




ガタッ

蓮華が席を立つ音。

誰も反応しない。

もう、蓮華は慣れたかな?

あれから2週間は経ってるもんね。

慣れる慣れないの問題じゃないか。

まぁ、慣れた方が楽だけどね。

慣れるのが難しいけど。

自分が悪いんだと思い込んで、諦めれば楽になるのかな?

……自分が悪いんだと思い込んでくれれば、私も楽だけど。



私は目の前にいる友達にばれない様に、蓮華を目で追った。

蓮華は、教室を出ず、黒板の前の方で足を止め、私達の方を向いた。

微かにだけど、蓮華の顔が歪んでいる気がする。

苦しみに耐えている顔。

蓮華は、教室の床に座り込み、土下座をした。

何回も頭を上げ下げしながら、私達に向かって叫ぶ。

まるで、昔の私の様に。

「ごめんなさい!ごめんなさい!許して、何でもするから!」

助けを求める?

許しを請う?








————————————————何も変わらないのに?










誰も、蓮華の方を見ない。

何もなかったかの様に、友達は話を続ける。

そう、何もないんだ。

皆は、蓮華という存在を消したのだから。

蓮華が『ごめんなさい』『許して』と繰り返す。

皆には、聞こえていないんだ。



蓮華に、1つだけ教えておきたいな。

『奇跡』なんて、起きないよって。

Re: 死にたがりの私 ( No.77 )
日時: 2012/09/02 11:33
名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)

蓮華は、誰も反応していない事を知ると、何事もなかったかのように自分の席に戻った。

蓮華の体が、小さく震えている事が分かる。

『ごめんなさい、許して』

私の頭の中で、蓮華の言葉が再生させた。

何回も、何回も。

蓮華と私が重なる。

蓮華の苦しみが伝わってくる。

……ハハッ、そんなの綺麗事。

私に人の気持ちなんて分かる訳ない。

だって、人の気持ちを踏みにじっているんだよ?

そんな私に分かる訳がないでしょ?

私は、弱い人間なんだから。

自分の身は自分で守らなければいけないから。

例え、犠牲が出ても。

だから私は、良い子ぶるのをやめた。



キーンコーン……

鐘が鳴り、クラスメイト達が慌ただしく席に着く。

鐘が鳴り終わった数十秒後、いつもの様に担任が入ってくる。

いつもと同じ、笑顔を浮かべながら。

Re: 死にたがりの私 ( No.78 )
日時: 2012/09/02 11:32
名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)

午前の授業が終わり、昼食。

私のクラスは、好きな人同士机をくっつけられる。

だから、孤立している人は1人って事。

前まで孤立していた春菜は、心達のグループに入っている。

……グループなんてないか。

いや、あるのかな?

そう思いたくないだけで。


春菜達の楽しそうな会話が聞こえる。

少し前までいじめの被害者と加害者だった人達の会話とは思えないほどの、楽しそうな会話。

私には、その会話が白々しく感じられる。

上辺だけの会話。

誰にも心は見せない会話。

人との繋がりを作り上げる会話。

……作り上げるんじゃなくて、保ってるのか。

それも必死で。

そう思うと、可笑しくて可笑しくて笑いそうになった。

まぁ、人の事は言えないか。

私もそうだしね。




1人で生きられる人間なんていないのだから。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。