社会問題小説・評論板
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- 死にたがりの私
- 日時: 2012/09/02 11:19
- 名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)
初めまして、の方が多いと思います。
桜です。
この小説を読もうとしている方への注意です↓
・誤字脱字が多いです。
・文才ないです。
・更新遅いです。
・登場人物紹介はありません。
・登場人物の口調がよく変わります。
・季節ないです。
・起承転結ないです。
・完結するか分かりません。
・小6(現在中1)が書いた駄作です。
いけるっ、という方はそのまま下へ。
無理な方は小説一覧へ戻って下さい。
それと、荒らし、中傷などはやめてください。
アドバイス等は大歓迎です。
- Re: 死にたがりの私 ( No.48 )
- 日時: 2012/09/01 20:16
- 名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)
放課後。
いつもより授業が早く終わった感じがした。
時間は、いつもと変わらないけど。
放課後が来て欲しくなかったからかな?
「こっちこっち、もう始まってるよ!」
蓮華が私の腕をつかみ、引きずるようにして私を何処かへ連れて行く。
着いたのは、ありきたりの場所の体育館裏。
皆が春菜を殴っている。
躊躇いもなく、楽しそうに。
「私達もやろ♪」
蓮華は、笑いながら春菜の腹を蹴った。
春菜がお腹を押さえて蹲る。
けれど、春菜への暴行は続く。
「ほらほら、穂乃実もやりなよ?」
蓮華が私を無理やり春菜の前へ連れて行く。
抵抗はしなかったけど。
「楽しいよぉ♪蹴ってみなよ」
私は、思いっきり春菜の頭を蹴った。
春菜は短い悲鳴をあげ、後ろに倒れた。
「ね、楽しいでしょ?」
痛いだけだった。
春菜を蹴った、足が痛い。
自分の心が痛い。
「うん、楽しいね♪」
私は微笑んで、皆の中に入った。
そして、春菜への暴行を続けた。
何十分か過ぎた頃。
皆が帰り始めた。
「私もそろそろ帰るね。じゃあ、また明日!」
蓮華もそう言い、帰って行った。
蓮華が見えなくなった頃、春菜が悲鳴以外の声を発した。
「ねぇ、九重さん……」
涙を流しながら。
「助けて……」
そんな事を言った。
まだ残っていたクラスメイト達が次々に言う。
『助ける訳ないじゃん!』
『アンタに仲間なんていないんだよ!』
『助ける訳ないよねぇ?九重さん?』
「助ける訳がない。アンタは1人が似合ってるよ」
私は春菜を見下すような笑いを浮かべながら言った。
「……死にたい」
春菜が小さく、呟いた。
クラスメイト達が春菜へと、次々に言葉を放つ。
『ハハッ、じゃあ死ねば?アンタが死んで哀しむ人なんていないよ?』
『死ね死ね!早くこの世から消え失せろ!』
『目ざわりなんだよ。早く死ねよ!』
私は、何も言わずに春菜から離れた。
春菜の呟きが、聞こえていないフリをして。
春菜を私と重ね合わせながら。
私は家へ帰った。
- Re: 死にたがりの私 ( No.49 )
- 日時: 2012/01/22 22:38
- 名前: 桜 (ID: .CNDwTgw)
自分の部屋に入り、鍵をかけてベッドに横になった。
頭の中では、春菜の言葉が渦巻いていた。
『死にたい』
私と同じ、死にたがり。
生きている意味なんてない。
早く死んで、楽になりたい。
春菜の気持ちが私の気持ちと重なる。
生きる希望なんてモノはない。
何故生きているのかが分からない。
自分の存在価値が分からない。
自分の存在意義が分からない。
生きたいと願う心なんてない。
私は、椅子に座り日記帳を開いた。
意味のない言葉を書き連ねる。
私の思いを吐き出す場所。
————————————————————————————————
私は、生きている心地がしなかった。
ただ、皆に合わせていただけ。
自分の意思を持たない人形みたいに。
いっそ、人形の方が良かった。
人形なら、傷つかない。
罪悪感なんてモノはない。
痛める心がないのだから。
春菜の苦しみ、春菜の哀しみ。
全て、自分と同じ。
いじめられている人は、皆同じか。
苦しい。
言葉で表すと、苦しみは伝わらない。
苦しんだ本人でないと。
私は、綺麗な言葉でも、汚して見てしまう。
誰も信じられない。
私には仲間なんていない。
蓮華と仲良くなっても、友情が出来ても、全ては偽り。
いつか壊れてしまう。
だから、信じない方がいい。
信じてて裏切られるのは、とても辛い事だから。
だから、いつ壊れてもいいように。
誰も信じない。
例え本心からの言葉でも、私は信じられない。
1番信じている人ほど、裏切られるモノ。
信用出来る人なんてこの世に存在しない。
いじめられている人に頑張って、という人がいるけれど、何を頑張れと?
ずっと耐えろと?
貴方に苦しみが分かるのですか?
この生き地獄が、貴方には分かるのですか?
私のいつも思う事。
体験した人ではないと、苦しみは分からない。
誰にも私の苦しみは分からない。
誰も私の心は知らない。
————————————————————————————————
感情が、止まらない。
涙があふれ出す。
本当の事を書いているだけなのに。
私の本当の思いを書いているだけなのに。
苦しい。
春菜をいじめた罪悪感から。
私と同じ、春菜の言葉から。
人を信じられない自分から。
自分の事を分かってくれない人達から。
苦しくて、苦しくて。
何もかもが真っ黒に見えて。
光なんて1筋もなくて。
全てが闇に包まれていて。
私を必要としている人がいなくて。
全てが私を痛めつけて。
全てが、私を苦しめる。
私は、いじめから解放された。
けれど、死にたい。
何故?
それは、苦しいから。
いじめという現実から目を逸らせなくて。
自分を助けるために、人をいじめて。
いつ自分の番が回ってくるのかが、怖くて。
いつもビクビクしていて。
私の生きている価値は何?
ないと分かっているのだけど、探してしまう。
もしかしたら、という思いを持って。
ないと分かっているのに。
私を必要としている人はいないのに。
何故私は生きているの?
何故私は死なないの?
何回やっても答えはでない質問。
私が生きている理由なんて何もない。
私が生きてても、良い事なんて何もない。
誰も得にはならない。
涙が、日記帳に零れ落ちる。
視界が滲んで字が読めない。
私は日記帳を閉じ、服も着替えずにベッドに横になった。
こんな現実から、早く逃げたかった。
目を閉じ、思う。
このまま永遠に目が覚めなければいいのにって。
- Re: 死にたがりの私 ( No.50 )
- 日時: 2012/01/13 19:31
- 名前: シュウカ ◆2E9nCUjcIw (ID: CnuWh.SU)
凄いです…。
文才がありすぎるのと、表現がとても上手いです。
穂乃実の苦しみや哀しみ、春菜の苦しみも、全部伝わってきます。
死にたいって思うことは、私も良くあります。
いじめを受けているわけじゃありませんが、死にたいと思う時があります。
死にたいなら、飛び降りでもすれば、と思って実際やろうと思っても出来ない。
これとかすごく共感できます。
やろうと思っても、いざやってみると出来ない。
このことを凄く上手に伝えてると思います。
私もよく現実逃避するんですよ。
駄目な人間ですね(笑
とりま、伝えたいことはこれだけです。
もっとありますがなんか今より長文になってしまいそうなので←
では、長文失礼しました。
更新頑張って下さい。
- Re: 死にたがりの私 ( No.51 )
- 日時: 2012/01/22 22:36
- 名前: 桜 (ID: .CNDwTgw)
初めまして^^
コメント有難う御座います。
私に文才なんてないですよw
私も死にたいと思う事は、たまにあります。
誰でもありますよね、死にたいと思った事。
ただ、実行しないだけで。
更新、頑張りますね!
- Re: 死にたがりの私 ( No.52 )
- 日時: 2012/01/29 22:23
- 名前: 桜 (ID: .CNDwTgw)
私は、目覚まし時計の音で目が覚めた。
何も変わらない朝。
来てしまった朝。
私は、朝食は食べずに家を出た。
母と一緒に食べるのは、耐えられなかったから。
「穂乃実!」
学校へ着き、下駄箱で靴を履きかえていると、蓮華の声がした。
「おはよ♪」
私は蓮華の方へ視線を向け、微笑みを浮かべながら言った。
偽りの微笑み。
「おはよ♪」
蓮華も微笑みながら言った。
私の嘘、気づいてないよね?
いじめられないように、蓮華に気に入られようとしている、ズルい自分。
分かってるけれど、嘘をつかなければ。
もう、苦しみたくない。
私は、偽りの微笑みを浮かべたまま、蓮華と一緒に教室へ向かった。
教室のドアを開けると、皆の視線が私と蓮華に集まった。
けれど、私と蓮華だと分かると、皆の視線は逸れていく。
「ねぇ、穂乃実、蓮華。まだ春菜、来てないんだよ」
多分、園崎 心(そのざき こころ)という名前だった気がする子が、残念そうに言った。
いや、多分は間違い。
私は、クラスメイトと顔を名前を全員覚えた。
覚えなきゃ、クラスにとけ込めないでしょ?
「え?春菜、まだ来てないの?」
「うん、春菜いないとつまんない」
蓮華と心が話始めたので、私は教室の中へ視線を向けた。
春菜の机には、ゴミの山。
黒板には、春菜への悪口。
春菜の椅子には、卵が塗られていた。
私は、昔の自分の机を思い出した。
少し、哀しくなる。
自分がいじめられている訳じゃないのに、ね。
自分と同じように苦しんでいる人が目の前にいるのに。
助けを求めている人が、近くにいるのに。
助けられない自分が憎くて。
「ごめん、ちょっとトイレ行ってくる」
私はそう言い、教室から離れた。
いや、逃げた、の方が正しいかな?
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