社会問題小説・評論板
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- 死にたがりの私
- 日時: 2012/09/02 11:19
- 名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)
初めまして、の方が多いと思います。
桜です。
この小説を読もうとしている方への注意です↓
・誤字脱字が多いです。
・文才ないです。
・更新遅いです。
・登場人物紹介はありません。
・登場人物の口調がよく変わります。
・季節ないです。
・起承転結ないです。
・完結するか分かりません。
・小6(現在中1)が書いた駄作です。
いけるっ、という方はそのまま下へ。
無理な方は小説一覧へ戻って下さい。
それと、荒らし、中傷などはやめてください。
アドバイス等は大歓迎です。
- Re: 死にたがりの私 ( No.89 )
- 日時: 2012/09/02 11:22
- 名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)
昼休みは、蓮華の悪口を聞かされるだけで終わった。
時間を無駄遣いした気がしたが、何も言わずに席に着いた。
5時間目はなんだっけな、とか思いながら机に突っ伏する。
あぁ、眠い。
寝ていいよね、眠いから。
あははっ、理由になってないか。
まぁ、今この状態で授業受けても頭に入らないし。
私は、ゆっくりと目を閉じた。
自分の表面が壊れていく気がした。
「——————え!おい!九重!」
男性教師の濁声で目が覚めた。
「この答えを言ってみろ」
男性教師が指差したのは、黒板。
あぁ、数学の時間か。
「早く」
数学教師が黒板を軽く叩く。
黒板に書いてある数式を読んでみると、意外に簡単だった。
これ、昨日の夜に予習でやった。
私が立ち上がろうとすると、隣の蓮華が私の制服の裾を軽く引っ張ってきた。
蓮華が自分のノートを指差す。
……何てありきたりな展開だろう。
蓮華のノートには、黒板に書かれている問題の答えが。
分かってるって。私はそんなに馬鹿じゃない。
私は蓮華のノートから視線を外し、立ち上がって黒板の問題の答えを言った。
勿論、正解。
その後、授業は普通通りに進んだ。
寝たから、目が覚めて頭がすっきりしていた。
けれども、授業には集中できなかった。
蓮華の行動の意味が分からなかった。
何故私に答えを教えようとしたか。
自分をいじめている人を助けようとしたか。
意味が分からない。
- Re: 死にたがりの私 ( No.90 )
- 日時: 2012/07/15 21:35
- 名前: あゆみ (ID: .CNDwTgw)
面白いです!
文才分けて欲しいくらいです。
更新頑張ってください。
- Re: 死にたがりの私 ( No.91 )
- 日時: 2012/09/02 11:21
- 名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)
放課後。
私は5時間目の数学の事で職員室に呼び出されていた。
数学教師の無意味に長い説教を聞き流す。
「次はこれだけじゃ許さんぞ」
数学教師は最後にそう言い、私を解放した。
職員室を出て、教室に戻る。
教室に戻る途中、携帯で現在の時刻を確認する。
16時38分。
たっぷり30分間説教されていた訳だ。
まぁ、部活とかやってないからいっか。
そんな事を考えていると、教室に着く。
多分、教室には誰もいない。
教室のドアに近づく。
「……?」
ガタッ、ガタッ、と物音がする。
音をたてないように、ゆっくりとドアを開ける。
ドアにできた少しの隙間から、中を覗く。
誰かが、誰かの机をあさっている。
制服からして女子。
で、その子があさっている机は心の机。
私は、心の机をあさっている子が誰なのか分かった気がした。
その子の足元を見てみる。
床に散らばった教科書、ノート。踏みつけられたペン。
まるで、泥棒が入ったかのように。
心の持ち物が無残な状態になっていた。
その子が、心のペンをゴミ箱に投げ捨てる。
「ナイスゴール♪」
1人で笑って、また心の机をあさる。
机の次はロッカーと、次々と心の持ち物を壊していく。
私は、何事もなかったかのように、教室のドアを閉め、学校を出た。
鞄を持って職員室に行って良かったな、と思いながら。
明日教室に来たら皆、驚くだろうな。
あの子は蓮華のせいにするだろうな。
まぁ、私には関係ないか。
そういえば、教室は放課後、鍵がかかってる筈なんだけどなぁ。
……まぁいっか。
ねぇ、少しはスッキリした?
小さいけど、復讐になった?
ねぇ、
————————————————春菜?
- Re: 死にたがりの私 ( No.92 )
- 日時: 2012/09/02 11:21
- 名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)
朝起きて、朝食を摂って学校へ。
何も変わらない日々。
けれど、今日は少しだけ違う。
教室は、いつもより騒がしかった。
『何これ!』『誰!?』
そんな言葉が聞こえる。
勿論、心の机を囲んで。
「誰よ!こんなにしたのは!」
心の声がする。
「私、放課後、蓮華が教室に入る所見たよ」
……春菜の声がする。
春菜は、堂々と嘘をついた。
「昨日、忘れ物して取りに行ったら、教室に蓮華が入る所を見たの」
春菜は、蓮華に罪を着せた。
皆、蓮華の方を見る。
多分、蓮華にも今の話は聞こえている。
けれど、何も言わない。
いや、言えないのか。
「………」
無言で蓮華に近づく心。
手にはボロボロにされた教科書。
蓮華は逃げもせず、椅子に座ったまま、ただ震えていた。
「……ねぇ、蓮華。何でやったの?」
低い声。怒りを押し殺している声。
「……え?」
多分、今の蓮華の言葉で、心の何かが消えた。
「とぼけないでよ!」
バシッ、という音が教室に響いた。
心が教科書で蓮華を殴った音。
蓮華は椅子から落ち、床に手をついている。
心は床に落ちている曲がったシャーペンを拾い、蓮華の顔に近づけながら言った。
「ねぇ、このシャーペンね、親友から貰った物なんだぁ。分かる?とっても大切な物なんだよ?千円じゃ足りない。1万だね」
蓮華は、訳が分からないとでも言うように、首を傾げた。
「だから、明日1万持ってきて!」
少し、間をあける。
「絶対ね」
心は、少し笑っていた。
心は蓮華から離れると、クラスメイト達に耳打ちした。
「あれ、本当は近くの文房具店で買った安物なの」
クラスメイト達も笑う。
私も笑う。
何が可笑しいのか分からないけど。
ただ、笑った。
- Re: 死にたがりの私 ( No.93 )
- 日時: 2012/07/21 20:21
- 名前: 輪廻転生 (ID: .YMuudtY)
最初から引き込まれました。
あっ、自己紹介がまだでした。 輪廻転生です。
シリアス・ダーク小説で、「ストーカー・・・」という小説を書いています☆
よかったらそちらにぜひ来てください!
たまに覗きに来るので、頑張ってください(^_^)/
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