社会問題小説・評論板
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- 死にたがりの私
- 日時: 2012/09/02 11:19
- 名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)
初めまして、の方が多いと思います。
桜です。
この小説を読もうとしている方への注意です↓
・誤字脱字が多いです。
・文才ないです。
・更新遅いです。
・登場人物紹介はありません。
・登場人物の口調がよく変わります。
・季節ないです。
・起承転結ないです。
・完結するか分かりません。
・小6(現在中1)が書いた駄作です。
いけるっ、という方はそのまま下へ。
無理な方は小説一覧へ戻って下さい。
それと、荒らし、中傷などはやめてください。
アドバイス等は大歓迎です。
- Re: 死にたがりの私 ( No.58 )
- 日時: 2012/09/02 11:53
- 名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)
「皆さん、おはようございます」
チャイムと同時に教室に入ってくる担任。
担任は教室の前へ来ると、声のトーンを下げて言った。
「このクラスには、いじめがあるのですか?」
教室が急に静かになった。
隣の蓮華を見てみる。
蓮華は、春菜の事を鋭い目つきで睨んでいた。
蓮華だけではない。
教室を見回してみると、皆が春菜を睨んでいる。
私を除いて、全員。
私も、皆に合わせて春菜を睨む。
担任は、そんな私達の様子を見て、溜息をついた。
「いじめはいけない事です。分かっているでしょう?それなのに、何故いじめをするのですか?」
担任の問いかけに答える者はいない。
担任はまた溜息をつき、言った。
「いじめのリーダーは誰ですか?」
いじめのリーダー?
リーダーなんていない。
全員でやっていた事だから。
けれど、皆の視線は1人に向かっている。
皆の視線は、蓮華に。
担任も蓮華を見る。
「え……?」
蓮華は驚いた顔をしながら、皆を見回す。
「ちょっと、皆だっていじめたじゃない!」
蓮華は手を握りしめながら言った。
裏切り。
そんな言葉が私の頭の中に浮かんだ。
蓮華、貴方は裏切られた。
心が手を上げ、こんな事を言った。
「私達は藤川さんに命令されてやりました」
命令なんてされてない。
こんなの嘘だ。
けれど、皆は口々に言う。
『蓮華に』
蓮華を悪者に仕立て上げ、自分を守る。
何故皆は、そう簡単に人を傷つけられるのですか?
自分のためだからですか?
誰かを犠牲にしてでも、自分を守りたいのですか?
- Re: 死にたがりの私 ( No.59 )
- 日時: 2012/03/15 21:57
- 名前: raika (ID: TaF97fNV)
すごく面白いです!
その文才をちょっとくださいって思える位に。
何か見てたら泣けてきたし・・・・・・
続き待ってますね♪
- Re: 死にたがりの私 ( No.60 )
- 日時: 2012/03/22 14:46
- 名前: 桜 (ID: .CNDwTgw)
初めまして^^
コメ有難う御座います。
文才なんてないですよw
面白くなるように頑張ります♪
- Re: 死にたがりの私 ( No.61 )
- 日時: 2012/09/02 11:53
- 名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)
担任は、口々に『蓮華に』と言う私達を見て、また溜息をついた。
「そうなのね、皆は藤川さんに命令されて坂本さんをいじめたのね?」
「え……?」
蓮華が驚いた顔で担任を見る。
担任は、気にせず言葉を続ける。
「藤川さんと坂本さんは喧嘩をした。藤川さんは、皆の同情を集めるような事を言い、仲間にさせた。そして、坂本さんをクラス全員でいじめた」
「ち、違うっ!」
蓮華の声が、教室に響いた。
「正直に言った方がいいわよ?」
「私だけじゃない!」
蓮華の涙は、机を濡らした。
担任に何を言ったって、無駄。
担任は、もう決めつけている。
リーダーは、蓮華だと。
悪いのは全て蓮華だと。
これで、春菜は救われた?
蓮華が裏切られるのを見て、楽しかった?
私は、こんな事をしたかったの?
……違う。
私はただ、いじめのない平和な日常にしたかっただけ。
誰も助けない。
ただ、見ているだけ。
犠牲になる人がいても、自分が守れればどうでもいい。
皆、そう思って裏切ったの?
そんなの、正気じゃない。
皆、狂ってる。
これには、私も入る。
私も、皆に合わせたから。
蓮華を裏切ったから。
これで、良かったの?
「……私が、やりました………」
蓮華が、か細い声で言った。
違う、蓮華だけじゃない。
「そう、やっと白状してくれたのね」
違う、皆でやった。
「じゃあ、仲直りしようか。藤川さん、坂本さん、前に出て」
蓮華と春菜が前に出る。
「藤川さん、坂本さんに謝りなさい」
「ごめんなさい」
蓮華が、泣きながら言った。
「さぁ、これで一件落着ね。2人とも、自分の席に戻りなさい」
2人が自分の席に戻ると、担任は何事もなかったかのように、今日のお知らせなどを話した。
何事もなかったかのように、ね。
- Re: 死にたがりの私 ( No.62 )
- 日時: 2012/09/02 11:38
- 名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)
『いじめ』って、面倒くさいモノだから。
皆、面倒くさい事には関わりたくないから。
そんなの、分かっていた。
人を信用するなんて、馬鹿げている。
けれど、私は人を信用してみたかった。
希望を少しでも感じてみたかった。
そんなの、意味がないのに。
退屈な授業が終わり、放課後。
これからどうなるのか、少し気になってしまった。
別に、いじめを楽しんでいる訳じゃない。
ただ、いじめの標的がどうなるのか。
次は、自分じゃないのか。
怖かったから、気になった。
もう、傷つきたくないから。
ガタッ
蓮華が席を立つ音。
その音が鳴った瞬間、それまで騒いでいたクラスメイト達が急に静かになった。
クラスメイトの視線が蓮華に集まる。
怯える蓮華。
蓮華は、机の横にかけてあった鞄を手に取ると、小走りで教室を出て行った。
誰も、引き止めなかった。
……標的交代。
蓮華が悪い訳じゃない。
ただ、こうするしかなかったんだ。
上手く収めるには、これしかなかった。
例え手を差し伸べても、蓮華は握ってくれない。
もしも握っても、私達を信用してくれない。
だから、排除した。
蓮華を異端者として、排除した。
巻き戻し。
いつまで続くんだろうね?
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