社会問題小説・評論板

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死にたがりの私
日時: 2012/09/02 11:19
名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)

初めまして、の方が多いと思います。

桜です。


この小説を読もうとしている方への注意です↓

・誤字脱字が多いです。
・文才ないです。
・更新遅いです。
・登場人物紹介はありません。
・登場人物の口調がよく変わります。
・季節ないです。
・起承転結ないです。
・完結するか分かりません。
・小6(現在中1)が書いた駄作です。

いけるっ、という方はそのまま下へ。
無理な方は小説一覧へ戻って下さい。

それと、荒らし、中傷などはやめてください。
アドバイス等は大歓迎です。

Re: 死にたがりの私 ( No.8 )
日時: 2012/09/01 19:36
名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)

私は、ご飯を食べ終わると席をたち、自分の部屋へ戻った。


今は21時。

まだ、寝るのには時間がある。

私には、毎日寝る前にしている事がある。

している事……、日記。

毎日毎日書き続けている。

私は日記を開き、書き始めた。

—————————————————————————

今日も死ねなかった。

何故死ねないの?

怖いから?

何故怖いの?

私は、生きている方がずっと怖い。

苦しみながら生きている人達を見ると、凄いな、って思う。

何故皆は生きていけるの?

何故私は生きていけないの?

私は、生きたくもない、死にたくもない。

我儘な人。

死にたいのに、死にたくないの。

意味が分からないよ。

誰か教えて。

私は死にたがり?

ただの妄想女?

私は、何なの?

—————————————————————————

日記という表現は間違いか。

これは、私の思いの吐き出す場所。

誰にも言えない苦しみを、ここに書く。

本当に、誰にも言えない。

『死にたい』だなんて人に言ったら、変な人に思われる。

でも、人間誰でも1回は死にたいと思った事ない?

ただ、実行しないだけで。

ただ、妄想するだけで。

前の私のように。


私はそんな事を考えながら、ベッドに横になった。


夢を見た。

皆と笑っている夢。

その夢は、今の私にとって、とても残酷な夢だった。

Re: 死にたがりの私 ( No.9 )
日時: 2012/09/01 19:40
名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)

—2章—

笑っている。

皆笑っている。

私も、皆も。

これは何年前の事かな?

『ねぇ、穂乃実』

この子は誰だったか?

顔は見た事があるけれど、名前が思いだせない。

まぁ、いいか。

「何?」

『一緒に遊ぼうよ♪』

その子が、満面の笑みを浮かべて言った。

「いいよ」

私は、感情のこもっていない声で返す。

『じゃあ、これで遊ぼぉ?』

その子は、気にした様子もなく、ポケットの中に手を入れる。

「何で遊ぶの?」

『これだよ♪』

その子が取りだしたのは、ライター。

「え?」

『穂乃実で遊ぶの♪動かないでねぇ?』

ライターで、何をするの?

私で遊ぶの?

私を、どうするの?

……私を、火であぶる?

私が気づいた時には、皆に囲まれていた。

皆、笑っている。

さっきまでの笑顔とは違う。

どす黒い笑顔。

私を痛ぶるのに、何の抵抗もない笑顔。

『ねぇ、始めるよぉ?』

あぁ、思いだした。

昔、何回も見たのに。

この顔は……、



………。

私は、飛び起きた。

目には、涙の痕が。

何、この夢は?

何で、あの人が出てくるの?

夢まで私を痛めつけるの?

私の心が安らぐ場所はないの?

何で、何であの人が?

何で、姉が出てくるの……?

何で姉が私をいじめるの?

……でも、これは夢。


とても鮮明に覚えている。

あの、姉の笑顔。

私が今まで1回も見た事がない笑顔。

歪んでいる笑顔。

Re: 死にたがりの私 ( No.10 )
日時: 2012/09/02 12:34
名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)

私は夢の事を頭から振り払い、制服に着替え、リビングへ向かった。

リビングには、母だけ。

父は会社で姉は部屋。

いつもの風景。

私は椅子に座り、朝食を食べようとした。

ズキッ

昨日蹴られたところが痛む。

私は顔を歪めた。

「穂乃実、どうしたの?」

母の声。

「昨日、転んでぶつけた所が痛んで……」

私は、本当の事を言わなかった。

「そう」

母はそう言い、朝食を食べ始めた。

私も痛みを我慢しながら、朝食を食べる。

今、本当の事を言った方が良かったのかな?

本当の事を言ったら、助けてくれたのかな?

本当の事を言ったら、私は死なずにすむのかな?

本当の事を言ったら、私の未来は変わるのかな?

なら……、

「ねぇ、お母」

「あ、そうだ。今日近所のお母さん達と飲みに行ってくるから、帰ってくるのが遅くなる。ご飯は用意しておくから、レンジで温めてから食べてね。それと、お父さんも仕事で遅くなるから」

私の声が、母の声に遮られた。

「うん、分かった」

神様は、私に本当の事を言わせてくれないの?

別に、神様なんて信じてないけどね?

運が悪いと、神様のせいにする。

これって我儘?

「……穂乃実、何か言いかけなかった?」

神様は、本当の事を言わせてくれるんだ。

別に意地悪じゃないんだ。

「実は……、私学校で、いじめ」

「あ、ごめん!もう買い物へ行かなくちゃ!」

母は急に立ち上がり、リビングを出て行った。

時計を見る。

いつもは、買い物へ行かない時間。

まだ早い時間。

まるで、私の話から逃げたかのよう。

ねぇ、母は何で私の話を聞いてくれないの?

とても重要な話なのに。

私の生死に関係する話なのに。

やっぱり、神様は意地悪ね。

Re: 死にたがりの私 ( No.11 )
日時: 2012/09/01 19:40
名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)

「いってきます」

私は微笑みながら言った。

………。

返ってこない声。

そんな事分かっているのに、何故言葉を発したの?

それは、私のいつもしている事だから。

いつも笑って学校へ行っているから。

家族を心配させないように。

ねぇ、心配って何?

迷惑と同じ意味?

心配させるのは、迷惑かけるのと同じ意味?

同じ意味。

だから私は隠しているんだ。

いじめられている事を。

でも、隠していたとは言えた?

今までの事を振り返って。

隠していたと、堂々と言える?

私は、隠していない。

隠しているつもりで、隠していなかった。

助けて欲しかった。

きっと、気づいてくれると思っていた。

淡い希望を持っていた。

甘い期待をしていた。

人生は上手くいかないモノ。

そうなって欲しい、と思うほどならない。

そうならないで欲しい、と思うほどなる。

私は何をやっていた?

何を家族に求めていた?

救い?愛?慰め?

私は、何を求めていたの?

救って欲しかった。

愛して欲しかった。

慰めて欲しかった。

全てを求めていた。

だからかな?

欲張りな私に天罰を。



————母は、私を助けてはくれない。



私は、我にかえった。

もう、行かなくては。

地獄へ。

夢も希望も無い地獄へ。

私は家を出て、学校へ向かった。

Re: 死にたがりの私 ( No.12 )
日時: 2011/11/05 19:21
名前: 桜 (ID: .CNDwTgw)

門が見えてきた。

足が震えてきた。

皆、私を見ている。

皆、私を嘲笑っている。

『何あれ?キモくない?』

『生きている価値ないよ、アイツ』

『あれゴミ以下?いや、ゴミ未満?』

『見ているだけで、気分悪くなってきた』

見ていない。

皆、私の事は見ていない。

現実から目を逸らしても、私への嘲笑は耳へ入り込んでくる。

「穂乃実、おはよぉ」

肩を叩かれた。

「今日も一緒に遊ぼうねぇ?」

私をいじめている人の1人。



——————あぁ、もう無理だ。



私は、逃げた。

全てから逃げた。

いじめられるのは嫌だったけど、学校を無断で休んだ事はなかった。

けど、もう無理。

我慢の限界。

私の心の傷は、もう癒えない。

私は走った。

行き先も考えずに。

ただ、学校から逃げたかった。

私の心が休まる所など、ないのに。

全て、私を痛めつけるのに。


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