社会問題小説・評論板
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- 死にたがりの私
- 日時: 2012/09/02 11:19
- 名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)
初めまして、の方が多いと思います。
桜です。
この小説を読もうとしている方への注意です↓
・誤字脱字が多いです。
・文才ないです。
・更新遅いです。
・登場人物紹介はありません。
・登場人物の口調がよく変わります。
・季節ないです。
・起承転結ないです。
・完結するか分かりません。
・小6(現在中1)が書いた駄作です。
いけるっ、という方はそのまま下へ。
無理な方は小説一覧へ戻って下さい。
それと、荒らし、中傷などはやめてください。
アドバイス等は大歓迎です。
- Re: 死にたがりの私 ( No.13 )
- 日時: 2012/09/02 12:41
- 名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)
私が最終的に着いた所。
名前の知らない公園。
人気のない公園。
静かで良い。
私はベンチに座り、乱れた呼吸を平常に戻した。
ここなら、私の知っている人は来ないかな?
もし来ても、逃げればいい。
そのまま、道路に飛び出して死んじゃえばいいのに。
それなら怖くない。
躊躇いもいらない。
だって、それは事故だから。
いっそ、自分から飛び出してみようか?
いや、無理だ。
そんな勇気はない。
死ぬと言えば、線路に落ちて電車にひかれるとか。
私の体は散らばって、駅を紅く染めるかな?
「……あれ?」
私の目から、突然涙が出てきた。
何泣いてんだろ?
ここは外だよ?
自分の部屋ならいいけど、外だよ?
何で泣くの?
……もう、我慢出来ないから。
今までの苦しみが、溢れ出てくるから。
私の苦しみは、もう我慢できないくらいに溢れている。
涙が止まらない。
小説とかなら、私の運命の人とかが声をかけたりするはず。
でも、それは小説。
現実であるはずがない。
誰も、私に声をかけてくれる人はいない。
誰も、私の事なんか気にしていない。
私に、味方はいない。
もし、私に気づいている人がいても、声をかけてはくれない。
見て見ぬふり。
面倒臭い事には関わらない。
それがこの現実。
鞄からハンカチを取り出し、涙を拭く。
涙は拭いても拭いても、消えない。
1度出てきてしまった涙は、中々止まらない。
————————死にたい。
何回も想った言葉。
『死』
前は、いじめられていなかったから言えた言葉。
昨日までは、怖くて出来なかった言葉。
そして今は、本気で言った言葉。
死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい。
頭の中で、巡る。
私は立ち上がり、歩きだした。
すぐそこの、アパートへ。
門を開けばすぐに入れるアパート。
防犯カメラもない。
ギシギシ軋む階段。
人が住んでいるか、疑いたくなるような古いアパート。
だからいい。
人がいると、嫌だから。
私の死体をさらしたくないから。
3階まで来た。
ここが一番上か。
下を見てみた。
意外と高い。
頭から落ちれば死ねるかな?
足から落ちたら死ねないよね?
どこから落ちるかが肝心。
私は、柵を乗り越えようと、柵に足をかけた。
体が傾いた。
天地がひっくり返ったような感じ。
私はバランスをとり、柵から離れ床のある所へ降りた。
そして、崩れ落ちた。
もう少しで落ちる所だった。
もう1回、下を見る。
落ちた時の私の姿が思い浮かぶ。
無残な姿。
何故、体が震えているの?
何故、あのまま落ちなかったの?
何故、死ねないの?
あの本気は、嘘の本気。
自分で自分に嘘をついていた。
私は死にたくない。
いや、死にたいけれど死にたくない。
怖いから。
私はアパートの3階の床に崩れ落ちたまま、何時間もいた。
私は何がしたかったんだ?
自分は死ねないと言う確信を持つための実験?
そう、実験。
死ねないのを、分かっているのに。
神様は私を死なせてはくれない。
なら、どうすればいいの?
私は、どうすればいいの?
どうすれば、私の未来は変わるの?
どうすれば、私は幸せになれるの?
どうすれば……?
それより、
私の未来はあるの?
- Re: 死にたがりの私 ( No.14 )
- 日時: 2012/09/01 19:44
- 名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)
ふと空を見上げると、暗くなっていた。
携帯で時間を確認すると、20時。
まぁ、怒られないしいいか。
母も父も、今日はいないし。
でも、いつまでもこんな場所にいても意味はない。
私は薄汚れた床から立ち上がり、軋む階段をおりる。
雲1つない、星が光る空。
私の心と正反対。
十数分か歩いたら、家に着いた。
意外に近い所だった。
あの場所は落ち着く。
人が少ないから。
また今度、行こうかな?
その時まで、私が生きていれば。
ガチャ
ドアを開け、家の中へ入る。
母がリビングから出てくる気配はない。
飲み会か。
私は自分の部屋に入り、鞄をベッドに投げ捨てる。
その衝撃で、鞄から携帯が飛び出た。
携帯が震えている。
誰からだろう?
携帯を開き、メールを確認する。
「……え?」
今日だけで何十件も来ていた。
全て、私をいじめている人。
そのメールの一部。
『おいおい、逃げんなよぉ(笑)』
『逃げるなんて弱虫ww』
『今日の分のお金、明日貰うからねぇ?』
『逃げられないよ、私達からは』
『アンタに仲間なんていないよ』
ガタッ……
携帯を床に落としてしまった。
拾いたいけれど、体が動かない。
頭の中で渦巻く言葉。
『アンタに仲間なんていないよ』
仲間。
……いる。
いないわけがない。
じゃあ、誰?
父?母?
あれは仲間と言える?
……言えない。
じゃあ、残りは?
残り?
父、母以外……、
—————————姉。
私は、自分の部屋を飛び出した。
- Re: 死にたがりの私 ( No.15 )
- 日時: 2011/11/07 20:44
- 名前: 亜里沙☆ (ID: e1WTIp3A)
桜さん・・・小説書くのうますぎます・・・!!
まるでいじめが自分みたいな感じです・・・・・
がんばってくださいね^^
- Re: 死にたがりの私 ( No.16 )
- 日時: 2011/11/09 16:19
- 名前: 桜 (ID: .CNDwTgw)
初めまして^^
コメ有難う御座います。
小6なので誤字脱字が結構ありますw
頑張りますね♪
- Re: 死にたがりの私 ( No.17 )
- 日時: 2012/09/01 19:51
- 名前: 桜 (ID: j5WpSu7v)
ドンドンドン ドンドンドン
姉の部屋のドアを力いっぱい叩く。
「お姉ちゃん!!!!お姉ちゃん!!!」
私の目からは涙。
涙が止まらない。
今日はよく泣く日だね。
………。
いくら叩いても、ドアは開かない。
返事すらもない。
姉は、私の仲間じゃないの?
私は、そう感じてきた。
私の仲間はいない?
嫌……。
そんな現実は嫌。
それが本当なら、私はどうすればいいの?
……考えてもしかたがない。
私は、止めていた手を動かし始めた。
ドンドンドン ドンドンドン
最初のように、力強さはなく。
弱弱しい音。
私の感情が表れている。
「お姉ちゃん……、助けて、助けてよ……。私には、お姉ちゃんしかいないの……。ねぇお姉ちゃん……、私、いじめられてるの。お姉ちゃんなら分かるでしょ?いじめられる人の苦しみが……。お姉ちゃんも体験したでしょ?いじめられたでしょ?ねぇ、お姉ちゃん、助けて……。お姉ちゃんは私の仲間だよね……?私の仲間になってくれるよね……?ねぇ、お姉ちゃん……」
嗚咽混じりの私の声。
涙で歪んだ私の顔。
「お姉ちゃん……」
ドン
私は最後の1回を叩いた。
何で出てきてくれないの……?
その時、ドアが開いた。
私は床に蹲っていたので、姉を見上げる形になった。
5年ぶりの姉の姿。
ガリガリに痩せ細り、目だけに力がある。
昔の面影は少しだけある。
けれど、昔の優しげな笑みは、あとかたもなく消えている。
姉の顔に、表情はない。
私を、まるで地面にある小石のように見つめる。
「……いじめられてるの?」
5年ぶりの姉の声。
小さいけれど、よく透る声。
「……、助けて……」
私の感情が、もう、もとに戻らないぐらいに外に漏れる。
私の感情は、止まらない。
「お父さん、お母さんは助けてくれないの……。私に仲間は、お姉ちゃんしかいないの……。ねぇ、お姉ちゃん、助けてくれるよね?お姉ちゃんは、私の仲間でいてくれるよね?」
姉の顔は……、
—————————————歪んだ。
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
突然、笑いだした。
何、何なの?
「アハハッ!私が仲間ぁ?ありえない!私が仲間になる訳ないじゃん!それに、父さんと母さんが助けてくれない理由、分かる?」
姉は、私の返事を待たずに続ける。
「私が原因だよ!私が引きこもりになって、疲れたんだよ!もう、いじめなんて嫌なんだよ!現実から目を逸らしているんだよ!アハハッ!その私に助けろぉ?ありえないよ!」
痛めつける、姉の言葉。
何でそんな事を言うの?
姉は、こんな人だったの?
「アンタに仲間なんて存在しないんだよ!」
姉はそう言い、ドアを閉めた。
私は、床に蹲ったまま。
メール、姉の言葉。
『アンタに仲間なんていないよ』
『アンタに仲間なんて存在しないんだよ』
仲間……。
……仲間って何?
私を助けてくれる人?
私のためなら、何でもしてくれる人?
私の事を1番に想ってくれる人?
……私をただ見守っている人?
何なの?
仲間って何?
私は自分の部屋に駆け込み、ベッドに飛び込んだ。
仲間、仲間、仲間……?
私に、仲間はいる?
……いない。
信じていた姉に、裏切られた。
いや、姉は裏切っていない。
私が勝手に信じていただけだ。
私はこの言葉を聞いたことがある。
『人間は1人では生きていけない』
今の私は1人。
なら、生きていけない。
でも、死ぬ勇気もない。
なら、どうする?
何もない私に、できる事は何?
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