複雑・ファジー小説
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- ・・・夕映えのリベラリスト・・・(自由主義者の物語)
- 日時: 2011/06/30 17:09
- 名前: ザクラ・ノイザ (ID: jusjvnjl)
こんにちわ。はじめてのかたもそうでないかたも、ぜひ!読んでいってください!!
・このスレッドのルール
(お願い)このスレッドにレスをしたら、適当な頃に削除してください。最終的には小説本文だけを残していきたいので…。
この小説に出てきた用語を覚えるのが難しい、との意見をいただいたので!
下のスレに用語集みたいなものを作りました!!
>>116
【スレ主さんへ:】←アドバイス(?)ありがとうございます!
ではスタート!!!
夜、満月だったかな。星がすごくきれいだった。
僕は、そんな宝石が輝くような 夜 に家を飛び出した。
なぜって?それはねぇ・・・
・・・・・・僕が、犯罪を犯してしまったからなんだよ・・・・・・
これから、どうやって生きていけばいいんだろう?
お金も着替えも食料も・・・
全部、家においてきちゃったよ・・・。
引き返せないよ?もう、・・・戻れないんだ・・・。
少年は濡れた瞳をごしごしと拭うと笑った。
「あははははー!まぁ、いっか。僕はこれで自由なんだもん!」
少年は、暗い夜の街を歩く。
楽しそうに、ゆかいそうに、面白そうに、悲しい歌を歌いながら。
母の歌った子守唄。優しく切ない思い出の歌。
- Re: ・・・夕映えのリベラリスト・・・ ( No.1 )
- 日時: 2011/03/23 15:38
- 名前: ザクラ・ノイザ (ID: jusjvnjl)
- 参照: http:
鎖ヶ丘高等学校(さがおかこうとうがっこう)
——1年B組——
「えぇ、・・と!青騎野 瑞(あきの みず)です。よろしく」
クラスではさっそく自己紹介が始まっていた。
今は、春。4月だ。入学式を終えて初めての学活の時間。
青騎野 瑞はフゥ、とため息をしつつ席につく。
(こういうの苦手なんだよな。・・・まぁ、なんとか印象は悪くならなかったからよかったけど。)
—ねぇねぇ、君趣味は?
—あ、あたしは水泳かな!
—オレはオセロだなぁ!
クラスのあちこちですに個人的な自己紹介が始まっていた。
自分も誰かに話しかけようと辺りを見回すが、どうにも話せそうなやつがいない。
- Re: ・・・夕映えのリベラリスト・・・ ( No.2 )
- 日時: 2011/03/23 16:51
- 名前: ザクラ・ノイザ (ID: jusjvnjl)
- 参照: http:
えぇーと、勘違いしそうな点があったので言います。((スイマセン・・・
青騎野 瑞 は男です・・・ややこしい名前ですいません。。
では、、スタート!!
(どうしよう?初日ってけっこう重要なんだよな。このままじゃ、孤立するじゃん!!)
「なぁ、ぇーと、青騎野・・・瑞・・君?オレ、沢村 待紀(さわむら たいき)!よろしく・・」
突然自分のずぐ後ろから声がした。
オレは勢いよくふりむく。
(やったー!友達ゲット!?)
「よろしく。ミズか、アオって読んで!」
「分かった。じゃぁ、ミズ。」
「おう!」
オレと沢村待紀は握手をしあった。
とその時だ。
————♪♪—■□—●♪————○◎♪♪———
近くで携帯の着信音が鳴った。
(誰だ?・・)
青騎野と待紀は辺りを見渡した。
誰の携帯からかかってきたのかはすぐに分かった。
「・・・・はい、もしもし。赤木です」
隣の席にすわる赤木〜・・・赤木礼(あかぎ れい)だ。
幸い、気づいてるのは青騎野と待紀だけらしい。
他の連中はみな、初めての高校生活に胸を躍らせつつ、話すのに夢中だった。
「・・・そうですか。分かりました。・・はい、はい・・・」
赤木礼は細くとがった瞳をさらに細くした。
(この人は怖そうで話しかけづらかったんだよね・・。)
彼は周りの空気を気にせず話し続ける。
「・・・はい。・・じゃぁ、今日そちらに行きます。・・はい・・・5時頃でいいですか?・・・・はい・・。」
(ずいぶん長いな。電話。ってか、何はなしてるのか分からないし。)
青騎野は赤木のことを気にするのをやめた。
そして、待紀との会話を盛り上げていくことにせんねんした。
- Re: ・・・夕映えのリベラリスト・・・ ( No.3 )
- 日時: 2011/04/12 18:49
- 名前: ザクラ・ノイザ (ID: jusjvnjl)
- 参照: http:
入学式から10日がたった。
オレのふくめてクラスのヤツ等はほとんど、人生初めての高校生活になれた頃だった。
————事件は起きた————
突然、学校にスーツ姿にサングラスをかけた男5人が入ってきたのだ。
男達はどうどうと学内に入ってきた。
だからだろうか?誰も彼らを不信に思いつつ、引きとめようとはしなかった。
男達は一年B組にずかずかと入ってきた。
休み時間中だったため、教室に先生の姿はない。
——な、なに?あの人たち?
——怖い。目あわせない方がいいよ!
——ヤクザ、とかじゃなさそうだよね。きっちりスーツ着てるし。
——スカウト業者の人たちとか?
クラス内でひそひそと話し声がする。
男達はその生徒を見回した後、一人の男子生徒に目をとめた。
赤木 礼だ。
「・・・ミズ、アイツ等なんだろう?」
待紀が眉を寄せてくる。
「さ、さぁ?でも、良い感じの空気はしないよな?怪しい人。」
男達は俺等の会話をきいているのかいないのか、隣の席にすわる赤木に歩み寄ってきた。
「赤木 礼 だな?」
男達のなかでリーダーらしき男が言った。
それに対して赤木は無言だった。それどころか、相手の顔すら見ようとはしない。
—————!!!!—————
教室中に緊張がはしる。
男が胸ポケットから拳銃を取り出したのだ。
(ま、まずいな!!)
青騎野 瑞は胸ポケットに入っていた携帯を取り出した。
そしてカメラモードにすばやく切り替える。
バァーン!! (カシャッ)
銃声とフラッシュ音はほぼ同時だった。
だからだろうか、誰も青騎野 瑞が写真を撮ったとか気づかなかったらしい。
それよりも・・・
男達は銃声を響かせると同時にダッシュで教室から逃げていった。
光景を見ていた生徒達は泣いたり叫んだり、とさまざまな反応をしていた。
そんな中で冷静でいられたのはおそらく青騎野瑞、ヒトリだけだろう。
オレのすぐ横で、赤木 礼が血を流していた。
- Re: ・・・夕映えのリベラリスト・・・ ( No.4 )
- 日時: 2011/04/04 12:57
- 名前: ザクラ・ノイザ (ID: jusjvnjl)
- 参照: http:
その日、学校は緊急のためか、そくざに下校させられた。
(まぁ、事件が起きたんだから無理もない・・か。)
オレは自宅に帰ると、私服に着替え、家を飛び出した。。
待紀との待ち合わせ場所にチャリを全力でこぐ。
俺らの住む町は都会のほうで、ビルやら店やらがたくさん立ち並んでいる。
今回オレと待紀が待ち合わせをした場所は、ゲームセンターの入り口だ。
「・・少し、早く来過ぎたかな・・・。」
オレは腕時計を見る。
時刻は午後3時前だった。
「・・・・・・ダ、・・・・・・ハ・・・。・・・、…。」
どこからだろう?
近くで、子供の声がする・・。
オレは辺りを見渡した。
別に子供はどこにでもいるのだが・・・。何故だろう?その声はどこか特別な雰囲気を持っていのだ。人を引き寄せないような釘付けにするような……。
「…。……、…。」
(どこからだ?・・・後ろ・・からか。でも、子供なんて、どこにも・・・)
オレはゲームセンターの店と、隣のビルとの間の隙間をのぞき見た。
———— !! ————
そこには、子供ではなくて少年が突っ立っていた。
何かをブツブツといいながら。
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