複雑・ファジー小説

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・・・夕映えのリベラリスト・・・(自由主義者の物語)
日時: 2011/06/30 17:09
名前: ザクラ・ノイザ (ID: jusjvnjl)

 こんにちわ。はじめてのかたもそうでないかたも、ぜひ!読んでいってください!!

・このスレッドのルール
(お願い)このスレッドにレスをしたら、適当な頃に削除してください。最終的には小説本文だけを残していきたいので…。


 この小説に出てきた用語を覚えるのが難しい、との意見をいただいたので!
 下のスレに用語集みたいなものを作りました!!
 >>116


【スレ主さんへ:】←アドバイス(?)ありがとうございます!


ではスタート!!!

 
 夜、満月だったかな。星がすごくきれいだった。
 僕は、そんな宝石が輝くような 夜 に家を飛び出した。
 
 
 なぜって?それはねぇ・・・

 

  ・・・・・・僕が、犯罪を犯してしまったからなんだよ・・・・・・



 これから、どうやって生きていけばいいんだろう?
 お金も着替えも食料も・・・
  全部、家においてきちゃったよ・・・。
 

 引き返せないよ?もう、・・・戻れないんだ・・・。

 

 少年は濡れた瞳をごしごしと拭うと笑った。

 「あははははー!まぁ、いっか。僕はこれで自由なんだもん!」


 少年は、暗い夜の街を歩く。
 楽しそうに、ゆかいそうに、面白そうに、悲しい歌を歌いながら。
   母の歌った子守唄。優しく切ない思い出の歌。

 

Re: ・・・夕映えのリベラリスト・・・(自由主義者の物語) ( No.92 )
日時: 2011/05/18 21:43
名前: ザクラ ◆nOYt2SrT96 (ID: jusjvnjl)

 オレは不安定な状態のまま、鎖維と男の戦う場へ突進していった。
 当の鎖維と男はオレの突進に気づいている様子はない。

 鎖維は男に余裕の笑みを向ける。
 「ねぇ、さっきから気になってたんだけどさぁ、ポケットに入ってるのってコインだよね?もしかして、あんたもリベラリスト?」
 
 言い終わると同時に鎖維は男の腹を切りつけようとナイフを動かす。
 しかし、それはすぐに電動ノコギリではじかれた。
 「フン。ガキのくせに戦なれしているし度胸があるとは思っていたが、・・・・・・そうか。お前もリベラリストなんだな。」
 男は息を荒げている様子もなく、低い声音でフフフと笑った。

 「って事はおじさんも、か。」
 二人の会話中でも、金属のぶつかる音は続いている。
 (・・・・・・コイツ等は人間じゃない。)
 
 オレは恐怖と好奇心を胸に秘めつつ、勝手に進行する自分の体を止めようとしない自分に少し驚いた。
 だって、普通なら止めようとするだろ?自分の体が勝手に動いていたら。
 
 (・・・・・・きっとこれは、鎖維とかリンとかおかしな奴等と関わったせいだ。そのせいで、オレの頭もおかしくなったんだ。) 
 オレはボォーっと頭の中で考えた。

 キィンキンッカンァ・・・・・・キンキィーンーー
 金属がぶつかり合う音がすぐ目の前でした。
 (・・・・・・あ・・・・・・)
 オレの顔の前にナイフと電動ノコギリが同時に襲い掛かってきた。
 
 しかし、こんな危機的状況におちいっても、相変わらずオレの頭の中はボォーっとしていた。
 心臓は恐怖で爆発しそうだというのに・・・・・・

 いったいオレの頭はどうなってしまったのだろう?
 フと一瞬、鎖維の驚く顔と、男の体が強張る光景が目に映ったが、すぐに見えなくなった。
 ナイフとノコギリが視界を陣取ったからだ。
 

Re: ・・・夕映えのリベラリスト・・・(自由主義者の物語) ( No.93 )
日時: 2011/05/19 20:09
名前: ザクラ ◆nOYt2SrT96 (ID: jusjvnjl)

 「キャァァ———!!」
 リンの悲鳴が聞こえる。
 今思ったが、リンは人が傷つくのを過剰なくらい嫌う子だ。なぜだろう?
 オレは自らの危機にも関わらず、関係の無いことをボォーっと考えた。
 
 ナイフとノコギリが残酷な色でキラリと輝いた。
 —と、その時だ。

 一瞬風景が百八十度回転した、と思った瞬間。
  キィィーンァ!
 鼓膜に響く金属音が耳の真横でする。
 そして、その音がした数秒後。近くにボトリと何かが落ちた。

 オレは気が付くと、鎖維と男の右側から左側へと移動していた。
 「——・・・・・・」
 「・・・・・・」

 目を丸くして、オレを凝視する鎖維。
 男のほうは体が固まっている。
 二人は戦うのをやめ、オレを奇妙な目でみていた。

 (・・・・・・二人の戦いを止めることが目的で飛び出したから、まぁ、目標達成でよかったけど。)
 ——数秒前におきたことが分からない。
 ただ、視界が百八十度回転していた。そのことしか記憶にない。
 いつどうやって、右から左側へ移動したのかすら、分からない。

 オレの困惑顔をみて、鎖維は楽しそうな目の色をした。
 「・・・・・・お兄さん、今どうやってこっち側に来たの?しかも僕のナイフまで折っちゃって。」
 (・・・・・・ナイフ?)
 
 鎖維の言葉にオレは鎖維の手元を見る。
 (本当だ。)

 鎖維の持っているナイフの全ての刃物の部分がきれいになくなっている。
 そしてよく見ると、男のノコギリも鎖維と同様、刃物の部分がなかった。
 (近くで何かが落ちる音がしたけど、落ちたのは二人の刃物の部分だったのか。)
 オレは納得顔でうなずいた。

 「なぁ、鎖維。この刃誰が折ったんだ?」
 答えはうすうす分かっていた。
 でもオレは頭をよぎった疑問を言葉にした。そうしないと、不安で心がつぶれそうだったからだ。

 そんなオレに鎖維はわざとらしく困ったようなそぶりで言った。
 「え、覚えてないの?お兄さんが折ったんだよ。一瞬で、よくわからなかったけど確かに折ったのはお兄さんだよ?」

 「・・・・・・は?」
 
 鎖維の言葉にオレは固まった。
 ——おいおい、冗談だろぅ?オレが武器なしでぃゃ、あったとしても二人の武器を折れるはずがない。

 オレは冗談だろう?と笑って見せた。
 でも、心からは笑えない。
 うすうすそんな気がしていたのだ。
 鎖維が言う事が全て本当のことに感じてしまうからかもしれないが・・・・・・。

 そんなオレを黙ったまま、見ている男の様子すら目に入らないくらい、このときのオレは混乱していた。

Re: ・・・夕映えのリベラリスト・・・(自由主義者の物語) ( No.94 )
日時: 2011/05/21 19:55
名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
参照: 〝仲間を殺してまで・・・俺が生きたいと思うと思うな !!!!!!〟

おしさ・・・(噛んだ)
お久しぶりです!
呼ばれて飛び出てぽぽぽぽーん!(頭沸いたかお前)
Aerithです!
↑誰も待ってないし呼んでもない

瑞の能力発動か!?続きが楽しみです^^
テスト終了⇒PC開放に感極まって号泣の私w

Re: ・・・夕映えのリベラリスト・・・(自由主義者の物語) ( No.95 )
日時: 2011/05/21 22:37
名前: 風(元:秋空  ◆jU80AwU6/. (ID: .cKA7lxF)

お久し振り。
主人公,太郎さんでも可です(黙れ
一つ,指摘なんだけどキャラクタの台詞や心の中の台詞は「」と『』で別けるべきらしいです。()とか<>みたいのは使わない方が良いとの事!
瑞……の能力の一端??

Re: ・・・夕映えのリベラリスト・・・(自由主義者の物語) ( No.96 )
日時: 2011/05/22 02:17
名前: ザクラ ◆nOYt2SrT96 (ID: jusjvnjl)

 Aerith 様
 スッゴイお久しぶりですねww号泣(黙れ
 何かこの小説の主人公の名前よく忘れちゃいません?w
 (オレってしか言わないから〜^^)

 ハイw瑞の能力発動でしょうかね?(汗
 あ〜w自分数日後にテストですよwPC禁止令発動中ww
 テスト終わったんですかぁ。うらやましいかぎりです。。
 ではwコメント感謝でした!^ω^っ))



  風(元:秋空様
 太郎さん主人公ですかw(←予想外ww
 
 えぇwキャラの台詞や心情は「」か『』なの!?初耳!!。。
 ん〜でも今さら面倒だな(オイ
  よし、今書き始めてるもう一つの小説のほうで生かさせてもらいます!先生!
 ってかw 風(元:秋空さん文章系くわしすぎですね^^(スゲー

 ではwコメント感謝でした!^∀^っ))


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