複雑・ファジー小説

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・・・夕映えのリベラリスト・・・(自由主義者の物語)
日時: 2011/06/30 17:09
名前: ザクラ・ノイザ (ID: jusjvnjl)

 こんにちわ。はじめてのかたもそうでないかたも、ぜひ!読んでいってください!!

・このスレッドのルール
(お願い)このスレッドにレスをしたら、適当な頃に削除してください。最終的には小説本文だけを残していきたいので…。


 この小説に出てきた用語を覚えるのが難しい、との意見をいただいたので!
 下のスレに用語集みたいなものを作りました!!
 >>116


【スレ主さんへ:】←アドバイス(?)ありがとうございます!


ではスタート!!!

 
 夜、満月だったかな。星がすごくきれいだった。
 僕は、そんな宝石が輝くような 夜 に家を飛び出した。
 
 
 なぜって?それはねぇ・・・

 

  ・・・・・・僕が、犯罪を犯してしまったからなんだよ・・・・・・



 これから、どうやって生きていけばいいんだろう?
 お金も着替えも食料も・・・
  全部、家においてきちゃったよ・・・。
 

 引き返せないよ?もう、・・・戻れないんだ・・・。

 

 少年は濡れた瞳をごしごしと拭うと笑った。

 「あははははー!まぁ、いっか。僕はこれで自由なんだもん!」


 少年は、暗い夜の街を歩く。
 楽しそうに、ゆかいそうに、面白そうに、悲しい歌を歌いながら。
   母の歌った子守唄。優しく切ない思い出の歌。

 

Re: ・・・夕映えのリベラリスト・・・(自由主義者の物語) ( No.97 )
日時: 2011/05/22 12:55
名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
参照: 〝仲間を殺してまで・・・俺が生きたいと思うと思うな !!!!!!〟

久しく来傍出来なくてすいませんでしたぁ(-ω-;人)フキフキ
そうですね、テストはいろんな意味で終わりましたw
確かにブッちゃけ忘れてましたwでも最初の話のトコで確認したりもしましたのでw
それで、「ああ席の『瑞』って主人公か・・・」と思い出した次第です、はい。

Re: ・・・夕映えのリベラリスト・・・(自由主義者の物語) ( No.98 )
日時: 2011/05/23 17:01
名前: ザクラ ◆nOYt2SrT96 (ID: jusjvnjl)

  Aerith 様w
 コメントありがとうございます!
 はいwこちらもテストはいろいろな意味で終わってます。終わってないケドww
 ちなみに、テストが終わっても部活動再開なのでwもっとPCできなくなりますね←自分(泣
 デハデハw返信感謝します!


——————スタート——————

 「・・・・・・ぇと、これは一応あやまっといた方がいいんだよな?」
 オレは小さくつぶやくと二人から十分に距離をとり、軽く頭を下げた。
 オレの混乱中の心は捨てた方がいいだろう、と思いつつ。
 「?。お兄さんどうしたの?」

 いぶかしげに首をかしげる鎖維にオレは言う。
 「二人の刃物、折っちゃったから謝罪の礼。本当は折る気すらなかったけど・・・・・・」
 最後の方をブツブツとつぶやくオレの耳に、鎖維のクスリと笑う声が聞こえた。

 (本当は笑い事じゃないんだよな。だて鎖維のナイフってただでさえ高そうなのに、4本も折られてる。いや、折っちゃった・・・・・・。)
 敵も目の前にいる。という事を意識してオレは素早く頭を上げた。
 頭をザクリと切られたら、いっかんの終わりだからだ。

 顔を上げるとさっきよりも周りの風景がよく見えた。
 
 草原は昼間の明るさで輝いていて、草や木は風にゆれている。
 —そういえば、今日は風が強い日だな。と思っていれば鎖維の様子が目に入る。

 楽しそうに興味深気な視線でオレを観察している様子だ。
 (・・・・・・もしかして、鎖維のヤツこの状況とオレの混乱する様子をみて楽しんでいるのか?)
 一瞬、ムカッと腹の底が鳴ったがオレはとりあえず、とその感情を捨てた。

 オレが深呼吸しかけたその時だ。

 シャキィィ—ン!!

 「・・・・・・っ!!」
 息がつまった。
 オレは反射的に一歩あとずさろうとするが、足が震えて動けない。
 
 男が、胸元にしまっていたらしい電動ノコギリ(2個目)をオレの首に押し付けてきたのだ。
 そして今気づいたが、鎖維も男が動くと同時に男の首筋にナイフを当てていた。
 鎖維と男の身長の差は10cm以上あるため、鎖維は背伸びをしている。
 
 これらの出来事がわずか一秒におこったのだ。

 オレは背筋に冷や汗をかきつつ、ゴクリとつばを飲み込んだ。

 ウィィィィ———ン

 電動ノコギリが首との間、わずか5ミリという距離で動き出す。
 恐怖でオレは言葉をはっすることができなくなった。
 オレを生かすも殺すもこいつ次第だという事なのだ。

 「フン。さっきの素早い行動はなんだったんだ?期待して損をした。」
 

Re: ・・・夕映えのリベラリスト・・・(自由主義者の物語) ( No.99 )
日時: 2011/05/26 18:51
名前: ザクラ ◆nOYt2SrT96 (ID: jusjvnjl)

 男がオレを鼻で笑った。
 「グッ」
 言い返そうと開いた口をオレは無理やり閉じた。

 今相手を挑発して、首をザックリやられちゃったら、後戻りできない。
 オレはあの世で二人の対決を見守ることしかできなくなるのだ。
 そんなの、嫌だろ?
 それにオレは苦しいのは苦手だ。

 オレとは対照的に陽気な雰囲気で鎖維は笑った。
 「お兄さん、そんなに怖い顔しなくたっていいよ?この男が動く前か同時か、に僕が首を切り落とすから。」
 ・・・・・・同時って・・・・・・

 一瞬恐ろしい想像をしてしまうがオレはすぐにそれを頭の中からけした。

 (こ、こうなったら少しでも男の意識を遠くへそらそう!そうすればヤツに隙ができ、その隙に鎖維がザックリと・・・・・・)
 残酷だ。
 オレは一人、むなしい気持ちになった。
 (普通に生活してきた俺と、鎖維やこの男の生きる世界はやっぱり違うんだ現にオレは人を殺すことにすらためらいがある。)
 
 「ぇ〜と・・・・・・と、ところで、男の方ぁ〜」
 我ながら情けない声をだしてしまったと反省するが、今は相手の気をそらすのが先決だ。
 男は低い声で警戒気味に言う。

 「何だ?」
 「ぃゃ、ぇと、あなたの持っている電動ノコギリは、何でコンセント無しで動いているんですか?」
 そうだ。さっきから気になっていたのだが、男のもっている電動ノコギリは電動のはずなのに、コンセント無しで動いているのだ。
 これはどういう事だろう。

 オレの問いに男は一瞬肩の力を抜いたあと、言った。
 「これは・・・・・・まぁ、充電式のノコギリだ。取っ手の上の部分に、太陽光電池も付いている。」
 「すばらしいノコギリですね。」

 オレは苦笑いをしつつうなずいた。
 

Re: ・・・夕映えのリベラリスト・・・(自由主義者の物語) ( No.100 )
日時: 2011/05/26 20:59
名前: 風(元:秋空  ◆jU80AwU6/. (ID: .cKA7lxF)

ぼっ……僕なんかより文章について詳しい人なんて星の数居ますって(汗
そんな、買い被らないで(汗

(普通に生活してきた俺と、鎖維やこの男の生きる世界はやっぱり違うんだ現にオレは人を殺すことにすらためらいがある。)
だけど、
(普通に生活してきた俺と、鎖維やこの男の生きる世界はやっぱり違うんだ。現にオレは人を殺すことにすらためらいがある。)
ですね(苦笑

瑞も少しずつ鎖維達の世界に染まってきた感じですね(汗
そうならざるを得ないのでしょうが……

Re: ・・・夕映えのリベラリスト・・・(自由主義者の物語) ( No.101 )
日時: 2011/05/27 23:31
名前: ザクラ ◆nOYt2SrT96 (ID: jusjvnjl)
参照: テスト終了!

 : 風(元:秋空様
 感想ありがとうございますww
 おかげさま(?)でやっとテストが終わりました!((いろんな意味でw
 これからは、サークルと勉強と趣味と読書と●●とカキコに限定してがんばります!!
 

———スタート———
 その頃——パーてぃーでは——

 太郎はフゥと小さくため息をつきつつ黒いジャケットをはおった。
 ちなみに今は真夏だ。
 それなのに、太郎があえて熱そうなジャケットをはおるのはその格好が『仕事服』だからだ。
 
 ホスト服の上にジャケット。これが太郎にとって一番おちつく服装なのだ。

 「ったく。いくら平和ボケしてる国だからって、ただの爆音もどきにあれだけ動揺するのは異常だぜ。」
 呆れたようにため息をつきつつ太郎は数分前のことを思い出す。

 鎖維がパーてぃーを出て行った後、太郎は(表の)仕事用のさわやかスマイルを顔を貼り付け、店に向かった。
 店では、客達が猿の様にキーキー騒いでいたり、テーブルの下に体を丸めていたり、と動物園のようなありさまだった。
 
 店員のはずのホスト達までもがパニック状態だ。
 太郎はうるさい客を(強引に)営業スマイルで黙らせた後、
 「あの爆発音は何でもないみたいですよ。何も爆発はしていません。」
 と、伝えた。
 
 落ち着いた店内を確認した後、太郎はスタスタと店の裏へ戻った。
 そして現状にいたる。

 太郎はジャケットをはおり、店の裏口から外へ出た。
 鎖維から依頼を受けたため、仕事をしに行くのだ。
 「やっべぇ。早くしねぇと、ピエロの奴等どっかに言っちまうぜ。」
 スタスタと職員専用の駐車場置き場へ歩く。
 そして、一台のバイクヘルメットをかぶると同時にまたがった。

 ブルゥンブルゥンブルルルルゥゥゥーー
 
 エンジン音が辺りに響き渡る。
 「待ってろよ。ピエロ共!」

 威勢の言い太郎の言葉と同時に走り出すバイク。

 行く先は決まっている。
 鎖維のいる場所だ。
 おそらく鎖維は、ピエロとこの町で始めてあった場所にいるのだろう。 
 太郎は草原へ向かってハンドルをきった。 
 そして、鎖ヶ丘高等学校の角を曲がったときだ。


 急に道路に人影が飛び出してきた。
 「っ!?」
 予想外の障害物が目の前に現れ、太郎は反射的にハンドルを右に回した。


 ドッシャァァン!!

 電柱にぶつかったバイクと電柱の間からものすごい音が響き渡った。
 そしてそれと同時に太郎は空中に放り投げられる。

 ガッ!

 太郎は悲鳴を上げる間もなく、アスファルトと衝突し、一メートル先まで転がった。

——え?何何?事故ぉ?
——わぁ!バイクがペッちゃんこだ!
——ん、ねぇ、倒れてる人、血流してるよ・・・・・・。
——だ、誰か救急車だ!早く!
——お前携帯あるだろ?電話しろよ!
——いや、俺———・・・・・・

 太郎とバイクを中心として、周囲に人が集まってくる。
 そのほとんどが鎖ヶ丘高等学校の征服を身にまとっていた。
 太郎はあちこちの体の痛みに耐えつつ、目だけで辺りを見渡した。
 
 相棒のバイクが電柱にぶつかってぺしゃんこになっている。
 そして周りの人間は写メを撮っている生徒がいれば、その場に座り込む生徒もいた。
 
 飛び出してきた人物が誰なのか、太郎には分からなかった。
 (・・・・・・飛び出してきた、クソ野郎は・・・・・・ど、どこ、だ?)
 ぶん殴ってやる。
 立ち上がるとするが、何故か体が動かない・・・・・・。

 「・・・・・・ャベェな、し、ごと……ピエロ、が…・・・」
 つぶやく太郎の声が耳に届いたものは誰もいない。


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