複雑・ファジー小説

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ペグの魔導国 ------の国民募集
日時: 2011/08/15 16:30
名前: ZAKI (ID: 0LEStScZ)

こんちは、ファジーでも思い切って書いていこうというZAKIです。
よろしくお願いします。主にこの話はファンタジー系です。

オリキャラ用紙
名前「」
性別「」
性格「」
年齢「」
容姿「」
ボイス「」「」
その他「」
備考「」


お客様(別名神)リストを作ってみちゃったり。
・チビ様
・美空様
・王翔様
・鹿瀬様
・優音様
・太陽様
・水月様
・ポコピン様
・こんにちワン様

Re: ペグの魔導国 ( No.9 )
日時: 2011/07/25 16:13
名前: ZAKI (ID: 0LEStScZ)

「アクル・ヴィニオだな」
その人がやってきたのは、あくる朝早くの事でした。怒気を含む目をしていて、瞳が零れ落ちるんじゃないかと思うくらいに丸い目…。その目をぎりぎりとつりあげていた。
彼はこの国、パシュマルツ国の特待大尉、マルべイン大尉である。
たとえ庶民でも、彼の名を、いや、名前を知らないものはいない。良くは知らないが、かつて、隣国ゼノフィアの侵略を防ぎ、その功績をたたえ、国王は色々な分野で彼に仕事を任せているらしい。
警察を仕切るのも今や彼の仕事である。
「警察まで大尉に任せる必要ないだろう、ましてや無関係だ!」
と思う人も多いだろう。でも、これも国王のお考えなのだろうか…?
でも、こんな朝早くに何の用だろう。
「はい、そうです。」
僕がそう答えると、大尉はさらに目を見開き、大きな声でこう言った。
「連行しろ、この者が悪魔の入れ代だ」
「はあ!?」
つい、そんな声を僕は上げてしまった。これがさらに中尉を怒らせてしまったようだ…。
「今すぐに宮廷に連れて行くのだ!」
「ハッ」
どういうことだ?いまだに僕は状況が呑み込めない。連行される?アクマノイレシロ?知らない、何も知らない…僕は何も知らない!
「お待ちください!」
連れて行かれそうな僕の背中に、あの人の声がした。
「…母さん。」
「マルべイン大尉、どういうことでしょう?今の話は本当なのですか?」
「関係あるまい、お前は口出しをするな」
「そんな…!アクル!アクル!」
「うるさい!くどいぞ!」
「か、母さん!」
「黙れ!」
兵隊は母さんを突き放した、母さんは体が悪いのに、あんな勢いで突き飛ばされたら腰をまた痛めてしまうのに。
そしてそのまま、母さんはうずくまっていた。
何も言えないまま、僕は母さんと一生の別れを遂げた…。

Re: ペグの魔導国 ( No.10 )
日時: 2011/07/25 18:36
名前: ZAKI (ID: 0LEStScZ)

第1章 処刑の日はすべての始まり

幸せを奪った、幸せを奪った、神に恵まれた私の幸せをあなたは一瞬にして奪った。私のただ一人の息子、それは私の幸せだったのに。
許さない、許さない、「悪魔の入れ代」?ふざけるな。
私は決して許さない。私は復讐しよう、私は彼を取り返す。
私は彼の母親、子供を守る資格がある。絶対にあなたを許しません。

サンソン・パシュメイン

貴方を許さない------





「陛下、悪魔の入れ代を連れて来ました。」
「ご苦労であった。悪魔の入れ代を置いて下がれ」
「ハッ」
マルべイン大尉は頭を下げると、僕を王の前に突き放してとっとと奥へ引っ込んでいった。部下の衛兵を残して…。
「…ッ」
母さんもこんな強く突き放されたのだろうか、痛くて痛くて仕方ない。
それまで後ろを向いていた国王は、ふっと嘲るような薄笑いをして振り返った。声からなんとなく予想していたが、まだ、とても若く
27、8くらいにしか見えない。
「やぁ、君とはお初にお目にかかるね「悪魔の入れ代」クン」
その笑顔はとても冷たいものだった。元々彼は美青年なだけにそれがさらに冷たいものへと化していた。膝がすくむような…。
「まぁ、君も今朝知ったんだろうね?自分の正体に」
僕の顔をまじまじと見ながら彼はつづけた。
「で、悪魔にはこの国にいて欲しくないわけ、器も」
「え…どうし…」
「どうしてかって?ハハハ、笑わせてくれるじゃないか。必要ないんだ。ただ、それだけさ」
今度は僕をにらみつける。この人を国民は恐れているのだろうな…僕はそう思った。
「だから、君にはこの世から消えていただくことにしたよ」
顔と声、笑っているのにどうしてか冷たい…
消えていただく?そんな、僕が?
「処刑されるということですか?」
「そうそう、よくわかっているな。処刑は日付は明日。広場で公開処刑
悪魔とその入れ代がいなくなったことを示すためにね。じゃ、説明終了!衛兵、この者を牢獄に放り込んでおけ。いいな」
そう、彼は僕に告げると、衛兵たちが僕の腕に鉄の手錠をかけた。
衛兵たちは僕をにらみながらただ、僕を引きずっていた。

Re: ペグの魔導国 ( No.11 )
日時: 2011/07/26 13:51
名前: ZAKI (ID: 0LEStScZ)

僕が一晩お世話になる牢獄は、この宮廷の地下の地下の地下にあるじめーっとした暗い処、太陽がさす窓がひとっつもなくて、ミミズや蛇がうねうねしている。人が一人もいないさびしい処だ。
「僕専用ってことか?」
「母さんっ!」
声の方向に振り替えると、赤茶色の短い髪をした女の子がいた。なんだ、僕一人じゃなかった。
なぜか膝をついて、両手を握って、キラキラの眼で僕の方を見ている。
「な、なに…?」
「やっぱり母さん、僕の事助けに来てくれたんだ!」
「ウィルミアナ、やめないか、その子はお前の母さんではない。」
「うるっさーい! 僕はウィリアム!女の子の名前で呼ばないで!」
この子は男の子なのだろうか?髪の毛はおさげで、スカートで、どこからどう見ても女の子なんだけど…。声も幼くてまだ、9,10歳くらい。
この男性は父親なのだろうか…?
「すまないね、少年。その子はウィルミアナ」
「ウィリアム!」
「…ああ、そうともいう。でも、女の子で」
「生粋の男の子です!」
どうやら、男の子だと言って認めてあげないと、この会話は成立しないようだ。いや、ふりだけでも。
「この子は半分悪魔に毒されてしまってね「悪魔の入れ代」と呼ばれ、ここへ連れてこられてしまったらしい。詳しいことは知らないが」
…と、いうことはこの人はウィルミアナの父親ではないらしい。
…え?
「悪魔の入れ代!?」
「おお、そうだ」
この人ならば悪魔の入れ代について何か知っているかもしれない。
勝手にそんな予感をしていた。
「それについて、何か詳しいことは知りませんか?」
そういうと、その人は静かに目を閉じた---

Re: ペグの魔導国 ( No.12 )
日時: 2011/07/26 14:13
名前: ZAKI (ID: 0LEStScZ)


そして、口を開くとこういった。

「まったくわからん」

…脱力、唖然、呆然。何かヒントが見つかると思ったんだけどな…。
まぁ、知らないものはしょうがない。
「僕もよくわからないけどね、何かが僕の中で生きている気がするの」
自分の中で何かが、生きている?なんとなく感じは分かる。だけどどうしてかうまく言えない。僕の心境はまさにそれだった。
「それを、人は悪魔だっていうけど、僕はその人に生きていてほしいような気がするの。」
悪魔に…生きていて欲しいだなんて
「僕は、そいつのせいで殺されるんだ。だからそいつに生きていて欲しいなんて思わない。だって、「悪魔の入れ代」なんて言われて…僕にはそんな実感がないのに、わかんないし知らないのに。意味わかんない…
意味わかんねぇ!」
つい、言葉が荒くなった。その様にウィルミアナは飛び跳ねた。
「ゴメン…はぁ、疲れた」

僕はそのまま深い眠りに落ちていった。

Re: ペグの魔導国 ( No.13 )
日時: 2011/07/26 17:17
名前: チビ (ID: MGsyo9KU)

チビです♪
遊びにきました♪
荒らしには、きてまっせん!
この後、どうなるんでしょう?
き、気になります…………


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