複雑・ファジー小説
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- kissから始まる恋♪
- 日時: 2013/09/22 02:13
- 名前: SAYAKA (ID: tDLDmNtV)
前書き
下手ですけど頑張ってやります。
感想などのコメントもお待ちしてます。
途中で裏が、入ってくるかもしれないので、
苦手な方は読まない方が良いです。
- Re: kissから始まる恋♪ ( No.6 )
- 日時: 2014/12/14 14:49
- 名前: SAYAKA (ID: YNBvTGT8)
席替え。
重たい机を細腕で引きずり
クジで決まった場所に運ぶ
どうしてこんなに学校の机は重いのかな
机ごと移動しなくても荷物だけ持って移動にすれば
どれほど楽な事なんだろう
なんて考えて机を下ろして座る
「ん?」
右から低いけどなんだか高い感じのする声が聞こえた
聞きなれた、いや聞きすぎて嫌気の差す声
ゆっくり首を右にひねる。
『なッ!?』
そこにいたのはやっぱり景で
私達は2人声を揃えた
「はぁ・・・めんどくせ。」
ため息をつく景。
「うっざ。」
『・・・!』
お互い数秒睨み合ってから、フイッっと顔を背けた。
- Re: kissから始まる恋♪ ( No.7 )
- 日時: 2013/09/14 19:35
- 名前: SAYAKA (ID: tDLDmNtV)
2#図書室でのkiss
ああ、一時間が長い。
あいつの隣って最悪!
あ、図書室寄らないと・・・今日、本の返却日だった。
めんどくさいと思いながら、図書室へと足を運ぶ。
図書室の扉を開いて中に入る。
同じクラスの白坂怜がいる。
そういえば、白坂君図書委員か。
私は無言で返す本とカードを出した。
向こうも無言で仕事。
手続きが終わると白坂君は伏せてあった、
小説を開いて読み初めた。
あ!あれ!
白兎先生の最新作。
昨日、買いに行ったら売り切れてた。
私の視線に気付いたのか、白坂君は私の顔を見る。黒渕メガネの似合う顔。
- Re: kissから始まる恋♪ ( No.8 )
- 日時: 2013/09/14 20:23
- 名前: SAYAKA (ID: tDLDmNtV)
香「ごめん。
見られてたら読みにくいね。」
私は借りてた本を戻しに行った。
怜「おい。」
私が本棚に本を戻したタイミングで声を掛けられた。
香「何?」
私は白坂君の方へ歩く。
怜「お前、白兎好きか?」
何だろ?何でそんな事訊くんだろ?
香「まあ、作品は結構好き。」
怜「何が一番好きなんだ?」
白坂君が頬杖をつく。
私は白坂君の前の椅子に座る。
香「深海の人魚王子。」
王子のイカれ具合がたまらなかった。
かなり病んでいる感じが好き。
怜「俺は、夫の弟。」
ああ、昼ドラみたいなやつか。
香「ああ!あれ面白いよね!
私も、結構好きなんだ!」
主人公の葛藤がたまらなかった。
怜「珍しいな。」
白坂君が目を見開く。
香「何が?」
怜「お前、いつも笑わないから・・・。」
香「・・・。」
口元に手を持っていく。
そういえば、私最近笑ってない。
作り笑いはしたことあるけど、
自然に笑ったの・・・久しぶり。
香「白坂君と話してると、楽しいから、かな?
多分だけど。」
少なくとも、見ていてイライラしないし、
声を聞いてもイライラしない。
どこかのバカとは大違い!
怜「そうか。」
香「白坂君は私と話してて楽しい?」
もし、向こうも楽しいなら、もう少し話したい。
こんな事思ったの初めて。
怜「まあ、悪くはねぇ。」
そう言って、彼はメガネを取った。
ッ!?
格好良い!?
えっ?嘘?何で!?
なんか・・・すごい・・・・・!
香「目、悪いの?」
怜「ん?ああ、これか?」
そう言って、私にメガネを渡した。
・・・?
かけて良いの?
私は白坂君のメガネをかける。
・・・これ・・・ダテだ。
怜「見た目が頭悪そうだっつって、
親父がかけてくるんだよ。
で、外すのもめんどくせーから、
かけたままにしてたんだ。」
・・・めんどくさい・・・か。
香「へーえ。
でもさ、はずしてた方が格好良いよ♪」
私は白坂君のメガネを外す。
怜「どーでも良い。」
だよね。
そうゆうと思った。
あんまり、白坂君の事知らないけど言うと思った。
- Re: kissから始まる恋♪ ( No.9 )
- 日時: 2013/09/14 21:22
- 名前: SAYAKA (ID: tDLDmNtV)
怜「それ、やるよ。」
香「えっ?良いの?」
だて眼鏡くれるって?
怜「俺、要らねーし。」
私も要らないけどもらっておこう。
香「ありがとう。」
笑ってお礼。
笑顔は自然と出た。
私はたった今もらったメガネをかけて、
香「似合うかなぁ?」
怜に訊いた。
怜「ん?ああ。」
絶対に適当に言ってる。
香「白坂君は似合ってたけど、
かけてない方が格好良いよ。」
私は白坂君に笑いかけた。
怜「・・・そうか。」
素っ気ない。
でも、嫌いじゃない。
香「ねぇ、今白坂君が読んでる本さぁ、
読み終わったら貸してくれない?」
怜「これか?」
白坂君が机の上の本を指す。
香「そう、それ。
駄目なら、良いけど。」
怜「別に良いけど。」
香「やった!ありがとう♪白坂君大好き!」
嬉しい!やっと読めるんだ!
白兎先生の最新作!
- Re: kissから始まる恋♪ ( No.10 )
- 日時: 2013/09/14 22:45
- 名前: SAYAKA (ID: tDLDmNtV)
怜「怜で良い。」
香「えっ・・・?」
怜って白坂君の下の名前?
・・・!?
香「無理無理無理無理!」
怜「何で?」
真顔で訊いてくる。
香「それ・・・は、
恥ずかしい、てか、照れ・・・ちゃうてゆーか、なんてゆうか・・・・?」
顔が赤くなるのが分かった。
とても顔が熱い。
怜「なっ・・・!
そうゆう反応すんじゃねーよ!」
白坂君まで赤くなった。
香「そうゆう反応?」
私は熱い顔のまま聞き返す。
怜「チッ!
なんでもねーよ!!」
白坂君は舌打ちして、そっぽ向いてしまった。
怒った?何で・・・?
香「れ、怜?」
少し躊躇いながら、彼の下の名前を呼ぶ。
怜「お、おう。」
返事をしてくれた。
何だろ?
心がくすぐったい。
香「メガネ・・・。」
とりあえず、この気恥ずかしい空気を
どうにかしよう。
怜「ん?」
香「メガネってキスする時、
邪魔になるのかな?」
あ、これ昨日読んだ恋愛小説の台詞。
次の展開なんだった?
怜が私を見る。
怜「してみるか?」
真顔で訊いてくる彼の瞳は真剣だった。
香「え・・・?」
してみるかって?
キス・・・?
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