複雑・ファジー小説

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kissから始まる恋♪
日時: 2013/09/22 02:13
名前: SAYAKA (ID: tDLDmNtV)

前書き
下手ですけど頑張ってやります。

感想などのコメントもお待ちしてます。


途中で裏が、入ってくるかもしれないので、
苦手な方は読まない方が良いです。

Re: kissから始まる恋♪ ( No.67 )
日時: 2014/10/19 20:36
名前: 元 裕也 (ID: KBFVK1Mo)

はじめまして!
気になったので読んでみましたぁ(*´ω`*)
ちょいと読むと続きが気になり、最後まで読んでしまいました笑←実はテスト期間笑
とっても興味深く、気に入りましたので、続き楽しみにしてます!
(そして、俺も進級がヤバイと言われているやつ←)
学校捨ててでも読み続けますね!笑
これからも頑張って下さい!応援してます!

Re: kissから始まる恋♪ ( No.68 )
日時: 2014/10/23 01:57
名前: SAYAKA (ID: vJF2azik)

元 裕也さんへ

コメントありがとうございます♪( ´▽`)
進級やば仲間からの応援ありがたいです
近々更新予定ですのでよろしくお願いします!!

Re: kissから始まる恋♪ ( No.69 )
日時: 2014/10/26 19:03
名前: SAYAKA (ID: vJF2azik)

「残念だったな、郁」
鼻で笑い憐れむような視線を送ると
とても不快そうに俺を睨んだ
「香波には付き合ってる男がいるんだよ
そいつのこと俺より好きらしい」
本当に付き合ってるのかは俺には分からない
ただの勘だ

さあ郁?
お前はどんな反応をする?
どくんどくんと期待した感情が
俺の心臓を大きく脈打たせる


「う、嘘だよね?
あの香波が僕たち以外に心を開くなんて……。」

だよな信じたくねぇよな

「嘘じゃねぇよ
学校に来たら嫌でも分かる
香波が今誰を愛して、誰に愛されてるのか」

「けーちゃんはどう思ってるの?」
「別に」
嘘だ。
何も思わないわけない
嫉妬でおかしくなりそうだ
いや なった後か

「けーちゃん、香波のこと引き止めなかったの?
自分も香波のこと好きだって言ったらいけたかもだよ」
やや冷めた目で俺を映す

引き止める?
俺が?
香波を?

好きって言う?
もう言った

引き止めれる訳ねぇよ
そんな立場に俺はいねぇ

散々傷付けて泣かせて
それどころか、この手に掛けようとした
殺そうと首を絞めた事もある

無理やり酷いことをした

そんな男に引き止められても聞く耳もたねぇだろ

「別に引き止める必要なんかねぇだろ」

「え?」

「もう、今日は寝るわ」

聞き返してきた郁を放っておいて
郁に背を向けてベッドに寝そべる

「ちょ、けーちゃん!!
話はまだ終わってないよ!!」

両手を使って俺を揺すってくる

「わかんねぇの?」
見ていた壁に背を向け郁を睨む

郁はひるむことなく睨み返してくる
「わかんない」






「壊して奪うだけだから関係ねぇって意味」




俺の心にまた黒い何かがこべりつく
反省して後悔したはずなのに
また同じことを繰り返そうと考えてる

郁は俺のセリフの後
何も言わずに怯えた目で見てから
逃げるように部屋を後にした









おかえり
もう一人の俺
さよなら
優しいだけの俺

Re: kissから始まる恋♪ ( No.70 )
日時: 2014/11/11 22:28
名前: SAYAKA (ID: xMxTbxuA)

今日はポッキーの日ですね
とゆう訳で

☆番外編☆


番外編#ポッキーゲーム

「んーんー!!」
香波がポッキーを咥えて俺の目の前にくる
どうやら食えと言ってるらしい
「なんだよ急に」
さすがに照れてしまう
ポッキーゲームって奴だろ?これ
こないだ白兎先生が出した短編集に
これをテーマにしたやつがあった
あれだよな?
両端から食っていって折らずに唇が触れるまで
食べていくゲームだよな?

つまり、キスしたいって事か?
ねだられてんのか?

「んーんー!!!」
早くしろと俺の身体を揺する香波
俺は香波の咥えてるポッキーを手で取り…


間髪入れずにキスをした

「んっ!?」

香波が驚いたように目を見開き
俺を突き飛ばした


やべ、嫌がられたか?

香波の表情を確認する
俺の目に映ったのは
頬を赤く染めて手で顔を隠す香波だった

「どうした?」

聞くまでもなかった
分かってた

「反則でしょ……/////
かっこよすぎ
真剣に照れるんだけどっ……//////」

そうやってストレートに感想を
言われてしまうと今度は俺が照れる

俺が照れているのを悟ったのか
香波は赤い顔のまま微笑んで
もう一度新しくポッキーを咥えて俺に顔を近づけた

俺は少し頬か緩むのを感じながら
香波の咥えたポッキーに唇を近づけた


きっと
その後味は香波の甘い味なんだろう

そんな想像をしながら




☆番外編終了☆

駄文読むのお疲れ様でした!!♪( ´▽`)
いつもありがとうございます
本編は来週の日曜日までに!!( ´ ▽ ` )ノ


Re: kissから始まる恋♪ ( No.71 )
日時: 2014/11/16 23:58
名前: SAYAKA (ID: v8Cr5l.H)

16#警告音

月曜日の朝5時。
私は怜と一緒に自分の家の前まで来た

鍵はない
でも二階のベランダは空いてるから
そこから入れると思ったの

だけど、その必要は無かった
家の前にカバンが置いてあった
中身は木曜日のままで何もなくなってない
ただ一つ違ったのはメモが入ってた
女の子みたいな可愛い字
丸みを帯びた小さな字
そんな字で小さな紙に書いてあったのは
私への警告

《けーちゃんの部屋にあったから置いとくね
何がどうなってるのか良く分からないけど
君はけーちゃんに近づかない方が良い
今のけーちゃんは何か危ないものを感じるから》

名前は書いてない
でも誰が書いたのかは分かった
その字に見覚えがあったから

「なんだ?また森海か?」
怜がメモを覗く
女の字かと呟いたのが聞こえる
「違う
これ……多分だけど、
いっくんの字だと思う」
昔良く見た綺麗で可愛い字
家にある交換ノートと同じ字だった
「いっくん……?
ああ、嬉野か
なるほどな、確かにあいつはこんな字してたな」
怜が私からメモを取り上げてまじまじと見る
「いっくんの字見たことあるの?」
中学時代いっくんは怜と仲良しだったのかな?
「プリント回収する時な」
「ああ、なるほどね」
一番後ろの席の人なら誰でもした事あると思う
テストの答案用紙とか
何かのアンケートとか
一番前の人のやつまで回収して先生に出す
確かにアレなら何回か文字を見ることくらいあるし
記憶にも残るかもしれない
「景のこと、ちゃん付けで呼んでて
こんな字の人なんて、いっくん以外にいない
いっくんで間違いないとは思う」

けど……なんで?
おかしい
だって、いっくんは今……


"日本にいないはず"

「ふーん、そーかよ。
とりあえずさっさと家入って学校の用意と
着替えとか泊まりの準備持ってこいよ」
「ちょ、軽い!
待ってよ一年以上も会ってない友達が
帰ってきてるかもしれないのよ!?
考える時間くらい欲しいんだけど!!」
考えたい事なんて山ほどあるの
なんで帰って来てるのかとか
会ったら何を話そうかとか
景との関係をどう説明するかとか
むしろ説明せずに平静を取り繕うかとか

「考えるのは後にしろ
さっさと取って俺の家行くぞ」
「何をそんなに焦ってるの?」
怜の様子が明らかにおかしい
どうしたのかと少し不安になってしまう
あまり良い予感がしないから余計に
「良いから早くしろ!」
怜は私のカバンから鍵を出して
勝手に鍵を開けて私を部屋に押し込んだ

なに?どうしたの?

そう聞こうと
思ったけど、怜の顔があまりにも余裕がなくて
焦ってるような怯えてるような顔だったから
口を開けなかった

「香波、手伝ってやるから早く終わらせろ
良いな?」

私がこくりと頷くと怜は良い子だと頭を撫でて目を細めた






【景の部屋】(景視点)

「香波のカバン返したのお前?」
窓から香波と白坂を見詰めたまま問うと
震える声で返事が返ってきた
「ダメなの?」
「別に?ただ聞いただけ」
外で2人は紙きれを見て仲良く話している
「け、けーちゃん?」
恐怖で震えたような声で俺の名前が呼ばれる
「それさ、演技?
それともマジでビビってんの?」
視線を郁に移すと
怯えた瞳でこちらを見詰めていた
「ビビってないよ」
嘘つきだ
明らかに怯えてる
「別になんでも良いけど」
また窓の外に目を向けると 白坂と目が合う
俺と目が合った瞬間、白坂の表情が変わる
何か恐ろしいものでも見たかのような顔だった
睨んだつもりはない
不思議に思い、窓に映る自分を見る

ああ、こんな顔してんのか
確かに怖いかもな

窓に映っていた俺は……ーーーーーー


【香波の部屋】(怜視点)
香波の着替えをカバンに詰めながら
さっきの森海の顔を思い出す

シャレにならねぇくらいの殺気を孕んだ瞳で
香波だけを映してた
まるで殺してでも自分のものにしたい
そう考えてる変質者みたいだった
そして俺と目が合った瞬間
あいつの顔から笑顔が消えた
香波を見ていた時の目には愛情がどこからか感じられたが
俺と目を合わせた瞬間は
ただの殺人鬼の目だった
早くあいつの目の届かない所に
香波を隠したいと思った
そうでもしねぇと香波の命が危ないかもしれねぇ


なんでだよ
なんで俺は学生〔ガキ〕なんだよ
なんで完璧に守ってやれねぇんだ

ああ
このまま、こいつを連れて
遠い所に逃げてしまおうか?

出来もしない事を妄想する











数ヶ月後に
俺は自分の無力を痛感する事になる
そんな事を知らない今の俺は
自分の中の不安に蓋をしたんだ


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