二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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ドタバタ過ぎる日常4
日時: 2016/07/19 22:32
名前: りゅーと (ID: xiz6dVQF)

ドタバタすぎる日常は4つ目に突入しました!今後もよろしくお願いします!このスレッドやこのシリーズが追加された時の季節は夏ですね。皆さん、熱中症に気を付けてくださいね。水分補給や塩分補給や鉄分補給は大事です。足りない成分はサプリメントで補うなりしてくださいね。


「タグ」
スマブラ リリカルなのは ぷよぷよ ポップン 黒子のバスケ ダンガンロンパ SB69 クロスオーバー オリジナル設定あり キャラ崩壊要注意 擬人化設定あり 裸族





更新日:7月19日


『目次』
「第5回目料理対決」
地獄しかない料理対決パート4>>124-132


「第6回料理対決」
はだかのらいすぼうる>>1-11
恩愛と罪過の時(恩愛ver)>>34-40
恩愛と罪過の時(罪過ver)>>68-72


「第7回目料理対決」
準備編>>154-166
その1>>180-192
その2>>237-242
その3>>260-268


「みんな大好き裸族講座」


「短編集」
ヨッシーアイランド>>99-105
SB69で銀魂パロ>>215-221
ifな小ネタ集>>288-293
あの惨劇の裏側>>310-314
食べ過ぎにはご用心>>330-334
食べ過ぎにはご用心2>>346-351
食べ過ぎにはご用心+α>>363-365(更新!)

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食べ過ぎにはご用心(その1) ( No.330 )
日時: 2016/07/12 22:12
名前: りゅーと (ID: Qs8Z87uI)

これは小動物達にまつわるあるお話。この話でエラクルで初登場したジン君と彼のお友達の砂トカゲちゃんがメイン。つぎドカや関係者がわちゃわちゃするほのぼのギャグです。それと、風雅のキャラ崩壊が激しいので注意





烈「おらぁぁぁぁぁー!!!運命浄化ぁぁぁぁぁー!!!」
茜「背中ががら空きじゃ!」


ジン「流離の砂!」
大牙「そう来たか!アースシールド!」


この日、烈の家の中庭で烈とジンは稽古中。烈は祖母の茜から厳しい修行をこなし、エラクルで初登場したジンは同じ属性を扱う大牙との手合わせ中。砂を司りし流離の旅人は大地を司りし兄を師に修行をしており、自身の能力を極めている。


烈&ジン「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
茜「そこまでじゃ!今日の修行はここまで!次の修行は三日後か四日後に行うから、それまでに体を休めたり己を見直すように。」
ジン「相変わらず、あんたのとこの婆さんは厳しいな・・・」
烈「ばーちゃんは論外だって;だけどさ、そっちは世界中の猛者と戦ってんだろ?俺も旅に出てみようかなー?」
ジン「旅はいいぞ。旅でしか味わえない感動や体験もあるからな。世界中にいろんな仲間やライバルに出会えるし、その中で烈達にも会ったからな」
烈「俺等はいつでも歓迎するぜ!この間、学校に行ったけど、どうだったか?」
ジン「俺以外に能力者がいたのは驚いた。お前が手紙に書いてた風使いと氷使いは凄かったな。それにアレナにも新しい友達が出来たから、当分の間はここに滞在しようかな?」


元から旅をするジンは世界中に知り合いがおり、時々彼等の世話になっている。知り合ったきっかけは多くあり、そこから相手と友情関係やライバル関係などの絆を結んでいる。そうなると、学ぶ事や思い出はさらに多くなるだろう。また、相手の世話になる以上、相手の家の手伝いや旅立つ日には使った部屋を元に戻すなどとちゃんとしている。これが砂を司りし流離の旅人が人に好かれる要因でもある。
今回も昔馴染みの烈の家に居候しており、MZDから学校の許可証を貰って学校に通っている(チェンジカード参照)。そこで風雅と氷海と仲良くなった。本日もいつも通りに修行をすると、ジンの元に一匹の砂トカゲがやって来た。


アレナ(・ω・)ジンー!お疲れさまー!タオルとお水だよー!
ジン「アレナ、ありがとう」
鈴花「アレナはジン大好きなんだねー」
にゃぐわ「仲良しだにゃ」


そう、ジンの相棒でもある砂トカゲのアレナだ。縁側にいた彼は修行を終えた主人を見ると、タオルと水を取って彼の元へと走る。人懐っこいペットにジンは抱っこして頭を撫でる。そこに鈴花とにゃぐわが家に遊びに来る。手には鈴花お手製のお弁当と水筒があり、みんなの差し入れで作ったようだ。


鈴花「みんな、お疲れ様!お昼は私お手製のお弁当だよ!」
大牙「待ってましたー!いっただきまーす!」
茜「このお茶、美味しいのぉ。この間のデパートで売ってたものか?」
烈「美味しいぜ!修行の後に鈴花のお弁当は最高!」
鈴花「ありがとう。ジンも遠慮なく食べてね。そう言えば、ジンに会ったのは久々だよね?ジンの手料理、食べたいなー」
ジン「今すぐは厳しいけど、暇な時に作るぞ」
大牙「お前の手料理、鈴花や茜ばあさんが認める腕前だからな。烈、うかうかしてたら、取られるんじゃないのか?」
烈「大牙兄、どういう意味だ?(・ω・#)」


ワイワイと話しながら食べる花を司りし恋閃繚乱の手料理は美味しい。とうぜん、にゃぐわとアレナもモグモグと食べる。だが、ここでジンはある事に気づく。


にゃぐわ「おにぎりが美味しいにゃ(もぐもぐ」
アレナ(^ω^)鈴花のお弁当、美味しい!デザートのお饅頭、もちもちしてるー!(もぐもぐ)
ジン「アレナ、お前・・・」
アレナ(・ω・)ん?どうしたの?(もぐもぐ)





ジン「前よりも太ったんじゃないか?」
アレナ(°ω°)え?





今の一言で賑やかだった場も静かになる。ポカンと呆気にとられる砂のトカゲはおにぎりを手にした状態で主人に抱っこされる。


ジン「さっき、抱っこした時に思ったけど・・・」
茜「そうか?あまり変わってないが」
ジン「いや、気のせいじゃない。こいつの事は俺が知ってる。ちょっと何か量るもんを用意する」
アレナ(・ω・;)え?え?


アレナが混乱する中、ジンは家にあるものを使って彼の体重を量る。棒や紐やかごを使い、即席の天秤を用意すると、片方のかごにアレナを乗せる。そして、もう片方には袋詰めのお米や水入りのカップを乗せる。結果・・・


ジン「前回よりも増えてるじゃねぇか・・・」
茜「この数値はまずくないか・・・?」
烈「大まかだけど、確かにこの重さは・・・」
アレナ「OTL」
ジン「アレナ。お前には酷だけど、当分の間はダイエットをするぞ・・・!」
アレナ(°ω°)つまり、僕が大好きなお肉やお菓子やお菓子はダメなの・・・?
ジン「ああ。少しの間はお預けだ。」
アレナ(´;Д;`)いやだあああああ—————!!!鈴花の料理が食べられなくなるのはあああああー!!!
烈「あいつ、鈴花の弁当を持って逃げ出したぞ!?」
ジン「あいつが何でも食べる癖は相変わらずだが、ここまで酷いのが出た以上、少しは厳しく・・・って、食い逃げするなぁぁぁぁぁー!!!」


大絶叫するアレナ。好きなものが食べられなくなる事にショックを受け、鈴花の弁当を持って逃走。それを烈とジンが追いかける。


にゃぐわ「アレナは食べ過ぎだにゃ。こっちに来ると、鈴花の料理やお菓子、珍しい食べ物やお菓子をたくさん食べるにゃ。この間は鈴花が育てた花を使ったお菓子を試食したけど、あの量は試食のレベルを超えてるにゃ。って、鈴花?大牙?」
鈴花&大牙「・・・」


ふと見ると、にゃぐわのお腹周りがふっくらしている。気のせいではない。大牙がつまむと、お肉がビヨーンと伸びる。鈴花兄妹の視線が突き刺さるにゃぐわも汗を滝のように流している・・・;


鈴花「お兄ちゃん、今日はにゃぐわを病院に連れて行く日だよね?」
大牙「ああ。この日はノミ避けの薬を買いに行くだけだ。だけど、今の話を聞いたら・・・」
にゃぐわ「え?え・・・?」
鈴花「電話で予約すれば、身体測定はしてくれるよね?」
大牙「申請すれば、簡単なのはしてくれるはずだ」
にゃぐわ「待って。話が見えてこにゃいんだけど・・・;」
鈴花「にゃぐわ!結果次第ではあなたもダイエットをするよ!」
にゃぐわ「ぎにゃあああああ—————!!!」





アレナ&にゃぐわ「OTL」
烈「測定の結果、体重を軽く超えていたのか・・・」
ジン「こっちに来てからは烈の買い食いのホットスナックや鈴花の料理や茜の料理などをたくさん食べてるから、体重が一気に増えたのか・・・;」


二匹の体重はあと少しで肥満のゾーンに入るほどかなり危険な状態であり、今すぐ改善しないといけない。にゃぐわの場合は料理が得意な飼い主の料理やお菓子を普通に食べるだけじゃなく、試食やつまみ食い、たくさん食べる癖がある。だが、アレナの場合は厄介だ。当分の間は烈の家に滞在するため、食べ物に恵まれている。居候先の烈と茜の料理や差し入れ、隣の家の鈴花の料理やお菓子、さらには珍しい食べ物やお菓子が彼の興味と食欲を刺激する。結果、体重が増えたのだ・・・。


ジン「つーわけで当分の間はダイエットをするぞ!食事や運動の管理は俺がする!」
アレナ&にゃぐわ(´;Д;`)そんなああああああああああー!!!
鈴花「私も原因になってんだよね・・・;こうなったら、私も手伝うわよ!」
アレナ&にゃぐわ(´;Д;`)ボク(にゃぐわ)の楽しみがああああああああああー!!!


こうして、小動物達のダイエットが開始された・・・





氷海「ダイエット?」
烈「うん。あいつ等、差し入れや買い食いはダメだって言われ、枕を濡らすほど号泣してた;」


学校で烈と氷海はアレナとにゃぐわのダイエットの話をする。つぎドカの炎を司りしリーダーの言葉は比喩表現ではなく、ガチ号泣でした。隣から「うええーん・・・(´;ω;`)」と泣く声がし、住民達はどう声をかけていいか分からなかった。


氷海「ダイエットはしなくてもいいんじゃないの?少しふっくらしてた方が可愛いのに・・・」
烈「ふっくらした方がいいと言う人もいるけど、動物の肥満は人間同様にやばいんだってさ。氷海、お前が可愛がってるパステルくんも時々確認した方がいいんじゃねーの?あんたの家は病院だし、こういうのは考えた方がいいぜ」


ジンやつぎドカのお友達は小動物達であり、種族や体の造りや生活や特徴は人間とは大きく違う。人が大丈夫だと思っていても、動物達にとっては大丈夫の範囲を超えてたり健康を害す場合もある。そうなると日常生活にも支障が出やすくなる・・・。





更新開始

食べ過ぎにはご用心(その2) ( No.331 )
日時: 2016/07/12 22:18
名前: りゅーと (ID: Qs8Z87uI)

氷海「パステルくんは趣味や副業が多く、体を動かす機会は多いわ。肥満の心配はないわね。あ、でも、働き過ぎてるわ;」
烈「一年中動きすぎじゃねーか;あいつ、マラソンや釣りや登山とかどんだけマルチなんだよ・・・;俺等がラピストリアで奮闘している中、禍々しい世界に突入した時はビックリしたぞ・・・;」
氷海「MZDへ報告しに言った矢先に、目を剥き出しにして登場した時は心臓に悪かったわ・・・;」


パステルくんの場合は趣味や副業などで体をよく動かすから肥満とは全く無縁だ。あのネズミ、どれだけ才能があるんですか?そりゃー、みんなが風雅と氷海が結婚した時は同居しろと言いますもんね。ちなみに後半の禍々しい世界はご存知パステルワンダークエストにあったあさきの世界です。って、あのぶっ飛びパステルくんの状態で会ったのかよ!?
呑気に話をしている中、二人の近くに置いてあるゆうマートの袋と烈のカバンに二つの影が接近。相手は周囲を警戒して炎を司りしリーダーと氷を司りし生徒会長が気付いてないのを確認すると、カバンの中にIN。同時にジンがやって来る。彼は何かを探して走っているようだ。


ジン「はあ・・・はあ・・・」
烈「そんでな・・・あれ?ジン?どうしたんだ?」
ジン「お前等、アレナとにゃぐわを見なかったか?あいつ等、ダイエットの運動の最中に逃げやがった・・・!」


どうやら、アレナとにゃぐわが逃げ出した模様です。ダイエットメニューは二匹に負担がかからないように考えており、適度な運動とバランスのいい食事を用意してるものの、すぐに根を上げた。砂を司りし流離の旅人や大地を司りし兄や花を司りし恋閃繚乱の隙を見て逃げ出した。当然、ジンが許すわけがない。


氷海「見てないわ。外の方を見たけど、校庭には動物系のキャラは見かけなかったわ。」
ジン「そうか・・・。あの二匹、鈴花が作った料理が物足りないからと購買部へ走りやがった・・・;何でこういう時には足が速いんだよ・・・;」
烈「お前が鬼か悪魔かなんかに見えたから全力を出したんじゃねーのか;」
???「ボク達を追いかけるジンはまさに悪魔(ボソッ」
ジン「ん?今、何て言った?」
氷海「いや、言ってないわ。烈、一つ気になるけどいいかしら?そのゆうマートの袋は何?」
烈「これ?今話題のセサミドーナツ。以前、お前が食べたがってただろ?ゆうマートで入荷してたから買ったぞー。たくさんあるから生徒会のみんなに分けたらどうだ?ジン、一つ食うか?あと、ゆうマートに行ったら、キャッスルがナンパされてたぞ」
ジン「昨日食ったからいい。つか、またあいつは男にナンパされたのか;」
氷海「いいの?ありがとう。キャッスルは女性と間違えるほど美人だよね;」


どうやら、巷で人気のドーナツを購入した模様。そのドーナツは採れたてのゴマをふんだんに使い、プチプチとした食感とゴマの香ばしさが人気の秘訣だ。ちなみにキャッスルもジンが旅で会った友人の一人であり、共に旅をしていた時期があった。まあ、共通点が多くあったのも大きな一手だろう(出身地や能力など&レアカでも一緒)。って、キャッスルはまたナンパされてたのか;あいつ、男だぞ;


ジン「あいつ、俺と旅をしてた時も男達に狙われてたもんな・・・;運が悪いと、あっち系のも・・・;」
氷海「旅って大変なのね・・・;」
烈「ジン、お前がいて正解だったな・・・;じゃあ、オープンセサミ(パカッ」


話題のお菓子を食べようと、烈は袋から取り出して専用のドーナツの箱を開ける。





アレナ&にゃぐわΣ(・ω・)あ;
烈&氷海Σ(・ω・)わーお
ジン(^ω^#)





箱の中にはドーナツを食べる砂のトカゲとギタドラのマスコットの姿がありました☆見つかった二匹は固まり、つぎドカは驚き、ジンは再び怒りの感情を抱く。


BGM:バカロリート(化物語)


ジン「逃走だけじゃなく、窃盗もすんなぁぁぁぁぁー!!!烈、氷海、あとでお金を返すからその二匹を捕まえろ!」
アレナ(・ω・;)逃げろー!ジンの鬼ー!悪魔ー!
にゃぐわ「もう走りたくないにゃー!おやつ抜きは嫌だにゃー!」
ジン「だったら、俺から逃げる時はどうしてそんなスピードを出せるんだよ!矛盾してねーか!」
氷海「ちょっと走り回らないで!危ないわよ!」
烈「残りのドーナツが落ちるって!カバンが引っ掛かる!」


場は逃げる小動物と追う流離の旅人のせいで混乱になる。つぎドカが落ち着かせようとする中、烈はあるものを見る。それは自分のカバンであり、中に赤い弁当箱があった。弁当箱のふたは開けられており、中身はちょっとだけつまみ食いされていた。二匹の癖を知る彼は「やられた・・・;」と呟くも、ある一点を見て言葉を失う。


烈「お前等に聞きたい事があるけどいいか?」
にゃぐわ「ひいいー!捕まりたくにゃいにゃー!ん?何?」
烈「俺のお弁当箱に入っていた卵焼きが全部ないけど?」
アレナ(・Д・;)卵焼きの事?あの卵焼き、焼き加減と塩加減がよく、ついつい全部食べちゃった。てへっ♪
にゃぐわ「何か、鈴花が作る卵焼きと同じだったから全部食べちゃったにゃ」
烈「ほーお?」





烈「その卵焼き、鈴花お手製の卵焼きなんだが?」
二匹「」
ジン「あ、火力が上がった;」
氷海「今は暑くなる季節なのに落ち着いて!あと、学校を火事にしないで!!」





買って来たお菓子とお弁当をつまみ食いされた事よりも、恋人が作った料理を優先的に全部食べられてしまったため、烈の怒りは即座に着火する。怒りの感情で炎の威力はとんでもない事になり、両手とバックに炎が発生してます。


烈「あんのまんぞくさんもどきと砂トカゲめぇぇぇぇぇー!!!俺の楽しみを奪いやがってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇー!!!」
氷海「烈、落ち着いて!小さい子相手に大人げない事をしないで!!あと、ねこあつめのが混ざってるわよ!!」
アレナ(・Д・´;)このままだと、黒焦げになって調合の材料になってしまうから逃げるよ!!
ジン「あ!逃げた!」


こうして、地獄の追いかけっこが始まった・・・。





美結「フルーツジャムクッキーが完成しましたわ!ニコラ君とハーピア様とヴォルフ様がくれた木の実のおかげで見栄えもよいですわ!」


家庭科室では何人かの生徒が調理をしており、その一人である美結はお菓子を作っていた(なお、許可を得てます)。彼女が作ったのはニコラと森に住む者達から貰った果実で作ったジャムを使ったクッキーである。


美結「あとは皆様に分けるためにちゃんと箱に入れて・・・ん?あそこに人だかりが・・・?」
女子A「このネコちゃんとトカゲちゃん、可愛いー!たくさん作りすぎちゃったの!食べるー?」
女子B「鈴花ちゃんとジン君のペットだよね?あげても大丈夫かな?」
女子C「何でも食べてたからちょっとだけは大丈夫じゃない?君達、アレルギーはないよね?」
アレナ&にゃぐわ(・ω・)サクサクサクサク
美結「あら、いつの間に;」


気が付くとアレナとにゃぐわが家庭科室に忍び込んで利用者の女子からお菓子を貰っていた。ちなみに美結もアレナの事は知ってます。可愛らしい侵入者の登場に彼女は声をかける。


アレナ&にゃぐわ(‐ω‐)ふー、満足満足
美結「アレナちゃん、にゃぐわちゃん、机の上でねこあつめのまんぞくさんみたいにお腹をポンポンしないでください;」
アレナ(・ω・)あ、美結だー。そのクッキー、美味しそうだねー。ヴォルフにあげるのー?
美結「ええ、ニコラ君とヴォルフ様とハーピア様に木の実を分けてくれたお礼をしますの。クッキーを少し食べます?」
にゃぐわ「プリーズだにゃ!」
美結「熱いので気を付けて。しかし、アレナちゃん、にゃぐわちゃん、ジン様を怒らすのはやめた方がいいですわよ;さっきから怒鳴り声が響いてますので・・・;」


胸高鳴る生徒会書記もダイエット騒動の事は知っており、外から砂を司りし流離の旅人の怒鳴り声が聞こえる。少し前に二匹の事を聞かれたが、その二匹はたまたまお菓子が完成するタイミングに出現。飼い主にばれないように少しだけあげるも、二匹はもっと食べようと手を伸ばす。だが、人にあげる分が少なくなるので没収。


美結「これ以上はダメですわよ?ジン様や氷海様達にあげる分が少なくなっちゃいますからね。あと、ゆっくりと味わってくださいね」
アレナ(・3・)えー?たくさんあるのにー?
にゃぐわ「もっと食べたいにゃー!」
美結「ダメです。それにジン様が探してますので大人しく謝って帰った方が一番身のためですわ。「見つけたぞー!!」って、噂をすれば・・・;」


家庭科室のドアを盛大に開けたのはジン。彼は料理が出来るタイミングを知ってたため、真っ先に向かった。結果、逃げ惑う二匹を発見。あとは家庭科室利用者に謝罪をし、二匹を連れて帰るのみ。だが、迂闊に家庭科室に入ったせいでジンにも試食の矛先が向かう!





小動物大暴走

食べ過ぎにはご用心(その3) ( No.332 )
日時: 2016/07/12 22:26
名前: りゅーと (ID: Qs8Z87uI)

※風雅大暴走注意





女子A「あ!ジン君だー!お願いがあるんだけど、このお菓子を試食して!新しく挑戦してみたの!」
女子B「私、多国籍料理のに挑戦中だけど、旅人であるジン君からアドバイスが欲しいの・・・」
女子C「これは私の故郷の料理なの!種族や文化が違うそっちにとっては口に合わないかもしれないけど、お願い!」
ジン「いや、だから、俺は・・・;寄るなって!」
アレナ(・ω・)こう見えてもジンは面倒見がいいのー!口は悪いけど、料理の腕はプロ級だからアドバイスは貰えるよ〜!
ジン「余計なお世話だ!って、わああああ—————!!!」


こうして、ジンは女子達に囲まれ、全部完食するまでは動けなかった(差し入れやプレゼントも食べました)。その間に小動物達は逃げ出した事は言うまでもない。余談であるが、女子に囲まれる小動物とジンをたまたま通りかかったリュータが目撃し、血の涙を流してました。





家庭科室で一悶着が起きてる中、烈はひたすら捜索中。必死に探し回るも中々見つからず、一息つけようと自販機で購入した紙パックのジュースを飲んでいる。


烈「どこに行ったんだあいつ等は・・・;逃げ足だけは無駄に早いな・・・;卵焼きの恨み・・・(怒」


恋人の手料理を勝手に食べた相手がたとえ恋人のペットだとしても容赦はしない。見つけ次第、地獄を見せようと考える。少しだけ冷静さを取り戻した彼は飲み終えた紙パックをごみ箱に捨てる中、偶然にも保健室近くにいた。室内からは声がし、誰かがいるのが分かる。


烈「そうだ!ヴァイス先生とニコラからアドバイスを聞いてみればいいんだ!先生は健康面に気を使ってるのとダイエットにいい食事なども知ってそうだし、ニコラならダイエットや小動物にもピッタリな木の実や薬草を知ってるはずだ!」


保健室を利用している知り合いの存在を思い出し、保健室へと足を進ませる(ヴァイスは職業と事情、ニコラは体が弱い(負けボイスで保健室と言ってる)。また、風雅はヴァイスと縁があるのでいる確率が高い。もっとも、氷海の料理を食べて高確率で運ばれるからだが。それと同様にパステルくんがいる確率もある。
ちょっとしたアドバイスを聞くべく、烈は保健室のドアを勢いよく開ける。もちろん、逃げた二匹の確認も忘れない。


烈「失礼しまー・・・」


BGM:イライラポルカ(キルミーベイベー)





風雅「オラァァァァァ—————!!!いい加減に俺等の腹に収まりやがれっつってんだろうがぁぁぁぁぁ—————!!!」
パステルくん(`・Д・´)今日のご飯はマーボーカレーうどんだあああああー!クリスピーさん、ごめんなさぁぁぁぁぁい!!!
虹色のパステルくん(?)「私は簡単に食べられるマーボーカレーうどんではない!それと、私の娘と結婚したくば、本気でかかってこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉい!!!」
烈「」





保健室のど真ん中で頭がパステルくんの男が風雅にチョークスリーパーをかましてました(爆弾投下)。男の外見はと言うと、頭部は髪の毛が生えたパステルくん、紫色のTシャツにズボンというラフな格好をしており、全身が虹色に輝いている。首を絞められている風を司りしスピナーを助けるべく、本物のパステルくんが同じようにチョークスリーパーをかますも小さすぎるので出来ない。
ちょっと待て。その人、クリスピーさんだよね?(正式名称は「Qrispy Joybox(クリスピー ジョイボックス」)「誰?」と思う人に簡単な説明を。彼は主にリフレクビートを筆頭とした音ゲーに曲を提供するコンポーザーであり、パステルくんのお友達の一人だ(パステルくんや氷海の曲を担当する)。また、上記のような姿になってる事もある(プロフや氷海がいるつぎドカレア参照)。いろいろとツッコミどころがありますが、クリスピーさんとファンの皆さんと全国の氷海と全国のパステルくんとリフレクビートプレイヤーの皆さん、マジでごめんなさいOTL


風雅「まさか、氷海の料理で生みの親であるクリスピーさんが登場するなんて思わなかったぞ・・・!」
烈「いや、保健室で虹色に輝くクリスピーさんからチョークスリーパーを喰らっている仲間の姿が予想外ですが;つか、氷海の料理かよ・・・;(これ、パステルくんにとってはショックだろ・・・;」
虹色クリスピー「むむっ!貴様はPONさんの息子か!貴殿と話はしたいが、今は取り込み中だ!すまん!ここにいるTAGさんの息子が私の娘と交際していると聞き、こやつに私の大事な一人娘の婿としてふさわしいかと、試しているところだ!(ギチギチ」
烈「うん、娘のプロポーズで父親が頑(かたく)なに許さないシーンだと思うが、ここまで酷いつぎドカ対決は見た事ないんだが。つか、マジで首を絞めてないか?」


レスラー真っ青のチョークスリーパーに風雅の顔色が明らかにおかしいです。助けようとするも、相手が恋人が作ったクトゥルフかつ恋人の親的存在なので下手な真似は出来ない。つか、過去にあった銀魂パロ同様に中の人を出さないでください。


風雅「止めるな!これは俺の戦いだ!相手は氷海が作った生みの親だ・・・!」
パステルくん(・ω・´;)二人ともマジだ・・・!(つか、クリスピーさんのこんなシーンは見たくなかったOTL)
虹色クリスピー「いい加減にギブアップをしないと本気で死ぬぞ?諦める事も肝心だぞ?それと、仮に貴殿が氷海の恋人ならば、同じ事はしてるだろう。あと、96さんの娘にもよろしく言ってくれ(ギチギチ」
烈(俺が氷海と付き合ってたら、風雅みたいになんのかよ!?クトゥルフを食べるのとチョークスリーパーで首絞められるのか!?)


クリスピーさんの娘的存在である氷使いの少女が人体練成をした事に開いた口が塞がらない。もし、設定が烈氷と風鈴のカップリングにしてたらこんな目に遭うのは間違いない。幸いにも相手の意識は風雅の方に向いている。ここはさっさと用事を済ませた方がいいだろう。


烈「そういや、ヴァイス先生とニコラは・・・?」
ニコラ「烈君、こっち!こっち!」


保健室が荒らされたとなると、持ち主と利用者の存在が気になる。ふと視線を逸らすと、なぎ倒されたベッドをバリケード代わりにして避難しているヴァイスとニコラの姿があった。被害に巻き込まれないように烈はこっそりとそっちへ移動する。


烈「二人とも無事だったのか・・・」
ニコラ「僕が保健室で休んでいたら、氷海ちゃんが新作メニュー(マーボーカレーうどん)に挑戦したの。風雅君とパステルくんがいつも通りに食べようとしたら、寸胴鍋から虹色クリスピーさんが出現しちゃって・・・;」
烈「ごめん、俺でもさっぱりわからないんだが。つか、奏月サイドの自信作にも入るマーボーカレーうどんかよ」
ヴァイス「私でも鍋から生みの親が出た時は驚いたが・・・;あ、烈君は用事があって来たんだよね?どうしたの?」


烈は小動物達のダイエットについて話をする。その話を聞いた二人はふむふむと頷き、話をする。


ヴァイス「アレナちゃんとにゃぐわちゃんは元はトカゲとネコだよね。人と動物は体の構造や味の感じ方はまったく違うし、あまり人間が食べるものを与えるのはよくない。鈴花ちゃんの手料理や茜の手料理にもそれなりは考慮しているけど、元は人が食べるものだからね。だけど、人が食べるものの中には動物に与えても大丈夫なやつやむしろ健康効果が高いものだってある。味と量を加減し、バランスよくすれば健康にも繋がるからね。」
ニコラ「花や木の実などの自然の恵みがあるものはオススメだよ。お花の場合は香りや蜜がいいから料理にも使えるし、木の実の場合はお菓子にも混ぜて使えるからね。また、少し堅めの木の実を使ったり大きめにする事で、噛む回数が増えて歯や顎が強くなるのと満腹感が得られるの。今度、ハーピアさんとヴォルフさんから木の実を少し分けて貰うから、その時にジン君や鈴花ちゃん達に渡すね!」
烈「お前らスゲーな。これならジンや鈴花も喜ぶぜ!堅いの実って、もしかしてポップンナッツの事か?あれ、香ばしさと味はいいけど、顎が痛くなるんだよなー;」
ニコラ「あはは、確かに堅いけど、味は美味しいからね。たしか、ポケモンの木の実も同じようなものもあったよね?」
烈「ポケモンの木の実か。ポロック系のを作って食べさせたらどうかな?アレナとにゃぐわも生き物だし、ポケモンの食べ物は与えても大丈夫だろうな。アニメでもポフィンやポフレをトレーナーが食ってたし、問題はないよな?」


保健室を利用する二人からいいアドバイスを得られる。お礼を言うと、肝心の小動物について居場所を聞く。





氷海・・・;書き込みまだ

食べ過ぎにはご用心(その4) ( No.333 )
日時: 2016/07/12 22:32
名前: りゅーと (ID: Qs8Z87uI)

※ここでも風雅大暴走





ヴァイス「アレナちゃんとにゃぐわちゃん?あー、さっきからジン君が切れてたのはそれか;私はニコラ君を看病してたから見てないね。保健室には誰も来てないし、外を見たけど何も見てないよ。」
風雅「アレナとにゃぐわなら見たぞ。」
烈「風雅、教えてくれてサンキュー。ちなみにどこに行っ・・・」


BGM:イライラポルカ(キルミーベイベー)





風雅「確か、プールの裏の方へ回って行ったぞ(ギチギチギチギチ」
虹色クリスピー「首がああああああああああ—————!!?」
パステルくん(´°ω°`)
烈&ヴァイス&ニコラ「」





再度、風雅の方へ振り向くと、虹色クリスピーさんが風雅のチョークスリーパーを受けてました(爆弾投下)。知らんうちに形勢逆転している事でパステルくんを含めた一同は言葉を失う。そして、優勢だったマーボーカレーうどんことパステルくんのお友達は自身の首を絞められているせいで呼吸がまともに出来ず、必死にタップしている。


風雅「近くにあった茂みにクリーム色の猫の尻が見えてたし、大きさもかなりあったからにゃぐわだと思うぞ。ちなみにプール裏の壁は穴が開いてるから、もたもたしてたら遠くへ逃げられるぞ(ギチギチ」
烈「虹色クリスピーさんに仕返しと言わんばかりに、チョークスリーパーをかましながら真顔で説明すんのやめろ。こんな場面を氷海やパステルくんが見たら泣くぞ」
虹色クリスピー「貴様!この私に凶暴な技を使うとは正気なのか!?」
パステルくん(´°ω°`)クリスピーさん、その言葉はそのまま返してもいい・・・?


リフレクのマスコット同様に皆が思っている。「お前が言うな」と。風を司りしスピナーが力いっぱい首を絞めるため、ついには虹色クリスピーはギブアップを宣言した。


虹色クリスピー(´°Д°`)
風雅「先ほどのは15分ほど前に見たが、二匹はダイエット中だろ?もしかしたら、穴にはまって抜けなくなっている可能性がある。」
ニコラ(二人のせいで話が全く入ってこないんだけど・・・;)
風雅「それと、氷海は幸せにする。この事は氷海の親父さんやクリスピーさんの前でちゃんと誓言する。だから、安心して俺等に食われろ。お前は元は氷海の作ったマーボーカレーうどんだから、なるべく出来立てを食べたい。」
ヴァイス「風雅君、出来立ての意味って何?」
虹色クリスピー「その言葉を聞いて安心した・・・。さて、私の役目はこれで終わりだ。好きにするがよい・・・」
烈「言葉だけ聞くとカッコいいんだけど、保健室で仲間がクリスピーさんにチョークスリーパーをかましているから全部台無しになるんですが」
風雅「そうか。お前の事は残さずに食べるから安心しろ。それと、クリスピーさんに敬意を払うのは忘れない「ゴキィ!!」
烈(明らかに変な音がしたんだけど!?)


完全に首を折ったなうん。その証拠に虹色クリスピーさんの頭が一瞬だけ360°フル回転し、ありえない方向へ曲がったのを嫌な音と共に目撃しました。その後、風雅とパステルくんはマーボーカレーうどんを美味しくいただきました。
余談であるが、逃げた二匹は風雅の発言通りにプール裏で見つかり、にゃぐわが穴にはまっているのが発見された。





ジン「ようやく見つけたぞ。明日からは本格的にするから覚悟をするように?(にっこり」
アレナ&にゃぐわ「OTL」
烈「見つけるのに苦労したぞ・・・;」
アレナ(´・ω・`)うううー・・・ジンー・・・お腹空いたー・・・
にゃぐわ「駅前のたい焼きが食べたいにゃー・・・」
ジン「ダメだ。三日前にも食っただろ?」
アレナ(´・ω・`)えー・・・そんなー・・・


夕方、家に帰る烈とジンは二匹が逃げないように見張りつつ、帰路を歩く。途中で買い食いをしようとしたが、すぐに阻止する。焼き立てのたい焼きの香りに涙目になりつつ、まっすぐ家へと進ませる。


アレナ(´・ω・`)ジンー・・・歩き疲れたー・・・
ジン「お前な・・・;何でダイエットの運動は嫌がるくせに、食べ物関係では早くなるんだよ・・・;ったく・・・(ズキン!)・・・っつ!」
アレナΣ(・ω・)ジン、どうしたの?
ジン「何でもない・・・今日の夕飯は鈴花が用意するんだろ?」
烈「二匹の事を考えて、新しいメニューを考えたそうだ。鈴花に卵焼きの件を言ったら、「にゃぐわったら・・・;」と苦笑いしてた・・・。あと、電話の向こうから鍋をぐつぐつと煮る音がしたし、煮物系は出るんじゃないか?」
にゃぐわ「本当かにゃ!」


家に帰ると、花を司りし恋閃繚乱と朱色の少女と大地を司りし兄が夕飯の準備をしていた。玄関の戸を開けると、おいしそうな香りが漂う。


鈴花「みんな、お帰り。今日は散々だったね;学校中を走り回ったんでしょ;」
大牙「動物二匹に対して追いかけっこするお前等、学校中で名物と化してたぞ;」
茜「かなり運動をしたようだし、先に風呂に入れ。あとは温めるだけじゃからな?」


夕飯を用意する間、彼等はすぐに風呂に入る。散々と走り回った二人と二匹にとってはありがたく、すぐさま着替えを持って風呂場へ向かう。一番乗りは烈であり、彼は体にお湯をかけて汗や汚れを流す。湯加減は少し熱めで柚子の入浴剤が入ってるので疲労回復効果は高い。続いてアレナとにゃぐわも入るが、ジンは着ている服を脱いでいる。しかし、様子がおかしい。


ジン「いたっ・・・!」
アレナ(・ω・)ジンー、早く入ろうよ〜
ジン「分かってる。あと、湯船にダイブすんな!」
烈「・・・」


風呂から上がると、ビショビショになった小動物をタオルで拭こうと必死になったり、風呂上りに冷たい麦茶を飲んだりとする。夕飯は用意されており、鈴花がメインに考案したダイエット食だ。だが、ダイエット食と言っても、質素なものではなくボリュームがかなりあって栄養満点のメニューだ。また、大きめに切ったりダイエットに適した食材を使ってるので効果は期待できる。当然、人間側の方も大満足である。


鈴花「今日はトマトの具だくさんスープと揚げない唐揚げと五穀米ごはんと卵焼きだよ。デザートに牛乳アイスもあるからね!」
烈「鈴花、ありがとう・・・(感涙」
大牙「唐揚げって揚げ物だろ?大丈夫か?」
鈴花「大丈夫だよ。鶏肉の部位を変えたり、フライパンで揚げ焼きをすれば、カロリーダウンするからね。スープにはいろんなお野菜が入ってるし、ご飯は五穀米の元を混ぜたから栄養もばっちり!」
茜「ここまで考えたのか、凄いのぉ。わしも手伝ったのだが、アレナやにゃぐわのためにもしっかり考えておったぞ。しかし、最近の料理はここまで進化してたのか・・・」
ジン「二人ともお疲れ。あとで食器洗いをする。じゃあ、食べるか・・・」
全員「いっただきまーす!」


鈴花が作ったダイエット食は小動物達だけじゃなく人間にも好評だった。元からたくさん食べる人が多いため、作る量は半端ではなかったが、料理が得意なのとペットの健康のためにも繋がるので苦にはならない。余ったのは保存したりお弁当にも使ったりするため、タッパーに入れる。当然、烈の家にもおすそ分けをする。
楽しい夕飯のあと、鈴花は兄と共に自宅に帰る。その後、明日の準備や入浴を済ませると、自室のベッドの上でダイエットのレシピ本を読む。


鈴花「ムーミンさんとマリアスさんからレシピと食材本が来たおかげで幅が広がったわ!しかし、烈とにゃぐわ達って、たくさん食べるんだね・・・;作り置きしたのにほどんと食べちゃってるし・・・;」


まあ、育ち盛りの男子三人と食欲旺盛の動物二匹がいたらたくさん無くなりますわな;予想してたとはいえ、翌日の分や保存する分まで無くなりかけるとは・・・;だが、ダイエットはまだ始まったばかりであり、道のりは長い。ダイエットは本人のやる気や意思だけではなく、周囲のサポートも必要不可欠だ。ギタドラのマスコットと最も縁がある少女の得意分野は料理であり、その料理でのサポートも重要になって来る。


鈴花「料理を作ると言っても、にゃぐわとアレナが喜ぶものをちゃんと考えないとね・・・。ダイエットをすると言っても食べる事は必要不可欠だし、ダイエット中の楽しみである食事に制限や負担がかかると可哀そうだもんね・・・。私も頑張らなきゃ!」


再度やる気を出すと、鈴花はレシピ本を閉じて寝る準備をする。気が付くと、時刻は2時前であり、かなり時間が経過している事に驚く。さっさと寝ないと明日に響くため、彼女はトイレに行く。だが・・・





ガサコソ・・・ガサコソ・・・





鈴花(何、この物音は・・・?キッチンの方からする・・・?まさか、泥棒・・・!?)

食べ過ぎにはご用心(その5) ( No.334 )
日時: 2016/07/12 22:38
名前: りゅーと (ID: Qs8Z87uI)

突然、キッチンから謎の物音が響く。キッチンは一つの灯りが灯っており、逆光によって何かがいるのが分かる。家の戸締りはちゃんとしたのだが、真夜中の侵入者に嫌な予感しかない。泥棒の可能性が大きい。自身も能力を使えるも、戦闘能力は低いので相手の出方次第では追い詰められる可能性がある。


鈴花(ここは能力で拘束して・・・でも、相手が強かったら・・・)
大牙「トイレ・・・トイレ・・・あれ?鈴花・・・?」
鈴花(お兄ちゃん、ちょうどよかった!実はキッチンの方から物音がして・・・)
大牙(まさか、泥棒!?じゃあ、俺が特攻するから、鈴花は能力で拘束しろ。だけど、万が一の場合は烈や茜ばあさんやジンを呼べ。)
鈴花(お兄ちゃん、無理はしないでね!)


二人がかりで泥棒をとっ捕まえようと、大牙と鈴花は能力を開放する。相手は一人しかおらず、こちらに気づいてはいない。意を決すると、近くにあった懐中電灯で相手を照らす!


大牙「そこで何をしてる!」
???「!」


大地を司りし兄の声に相手は反応し、彼が持つ懐中電灯によって照らされる!そこには・・・!





にゃぐわ「にゃぐ!?(アイスを食べてる」
鈴花&大牙「」





家主達に黙ってこそこそと夜食を食べるにゃぐわでした(笑)。どうやら、にゃぐわは途中でお腹が空いて冷蔵庫を漁ったのだろう・・・;予想外すぎる結末に二人はその場に座り込む。だが、鈴花兄妹の目を盗んでつまみ食いしたのは事実だ。同時に隣の烈家から物音がした。自分達と同じように砂のトカゲがつまみ食いしたのだろう・・・;


鈴花「にゃーぐーわー?(^ω^###)」
にゃぐわ「いや、あの、その、えっと・・・;」
大牙「隣の家でも同じような事が起きてるぞー;」


アレナとにゃぐわのダイエットは前途多難の長い道のりである事は誰でも分かり、関係者達は盛大にため息を吐いた・・・。





続く





「りゅーとの一言」
実はラブライブ2期のダイエットの話をイメージして執筆してます。しかし、風雅ェ・・・;何故にクリスピーさんにチョークスリーパーをしたんだろうか・・・;





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