二次創作小説(新・総合)
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- 仮面ライダーメモリアル(完結)
- 日時: 2020/02/26 19:44
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: txrgkWTz)
【私達はまだ、仮面ライダーを知り尽くしていない】
どうも、作者オリジナルの仮面ライダーが沢山思いついたのでまとめて会う小説を作りました
【注意】
過去のメイドウィン小説の内容も含まれてるけど単体でも楽しめるはずです
ディケイドとジオウの要素が多く含まれています
オリジナル仮面ライダーだらけ
醜い要素はあります!
- Re: 仮面ライダーメモリアル ( No.6 )
- 日時: 2020/02/18 19:46
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: F9bxWwot)
………
ソウゴ
「絲慎屋敷…………ここだ!」
ゲイツ
「この中に仮面ライダーが………」
ジーク
【そこで間違いないです、この世界のライダーの名は「仮面ライダー絲慎」】
ジーク
【この工芸の力を武器する仮面ライダーのようです】
ソウゴ
「工芸を武器に………?針でも使うの?」
ジーク
【さぁ、そこまでは私も】
ソウゴ
「まあいいや、おじゃましまーす!」
…………
「おい針金、お前に客だぞ」
針金
「俺に?………はい、通してください」
ソウゴ
「失礼します、仮面ライダー絲慎ですか?」
針金
「………何故それを?君は一体?」
ソウゴ
「俺は常磐ソウゴ、最高最善の王様を目指しているんだ」
針金
「王………様?訳分からない、今仕事中なので手短に頼みます」カタカタカタカタカタ
ソウゴ
「分かった、手短に言うと仮面ライダーの力を継承しに来たんだ」
針金
「力の継承………絲慎の?」
ソウゴ
「そう、俺にはそれが必要なんだ」
針金
「その継承とやらをしたら、力が失われることになることは?」
ソウゴ
「え?…………ジーク、どうなの?」
ジーク
【あくまでコピーするだけなので消失することはありません】
ソウゴ
「だってさ」
針金
「……………………」
針金
「お断りします」
針金
「今忙しいし、仮面ライダーとしての力はおまけみたいな物です」
針金
「俺はただの裁縫師で、持っているのは王様に貸すようなものでもなんでもありませんから」
ソウゴ
「………じゃ、何したら継承してくれる?」
針金
「引きませんね…………」
ソウゴ
「そりゃ、こっちも世界かかってるから」
針金
「お引き取り願って下さい」
ソウゴ
「え、ちょっと!?おーい!?」
ソウゴは強面の男に肩を掴まれ、絲慎屋敷の外に追い出された
ソウゴ
「ダメだった」
ツクヨミ
「当たり前でしょ」
ゲイツ
「で?どうする気だ?」
ソウゴ
「ジーク、継承って過去のライダー達みたいにウォッチを貰えばいいの?」
ジーク
【はい、そちらの都合に合わせてあります】
ウォズ
「…………」
ソウゴ
「どうしたの?ウォズ」
ウォズ
「いえ、なんでもありません」
- Re: 仮面ライダーメモリアル ( No.7 )
- 日時: 2020/02/18 19:47
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: F9bxWwot)
ゲイツ
「いいか?情報を集めるというのはこういうことだ……俺に任せろ」
…………
「絲慎…………ブランドの事か??」
ゲイツ
「今諸事情で絲慎について調べているんだ、なんでもいいから教えてくれ」
「絲慎ブランドといえば、ナンバーワンは針金だね………彼がイトガミ様に認められたとの噂だ」
ゲイツ
「イトガミ?」
「イトガミ様は布や糸を司る守り神、優れた才能を持つ者は神の糸を捲く者……【仮面ライダー絲慎】と呼ばれるようになるのさ」
ゲイツ
「なるほどな、絲慎の力を継承するにはイトガミに認めてもらう必要がある………か」
「まぁそんなところだね、あんたも仮面ライダー絲慎になりたいわけ?」
ゲイツ
「そうだ、いい情報を貰った」
「あ、そうだ!ちょっと待って一つだけ!」
「このブランドに入ってないやつだが、たった1人別でイトガミ様に認められた奴が居るんだってさ」
ゲイツ
「…………何?」
………
ソウゴ
「ゲイツやるじゃん!」
ゲイツ
「お前が直球過ぎるだけだ」
ウォズ
「イトガミに認められた者こそが仮面ライダー絲慎………ならば、我が魔王も継承するに値する存在と判断されれば…………」
ツクヨミ
「でも、この辺り以外に認められた人が居るって…………」
ジーク
【おかしいですねぇ………絲慎の変身者は1人だけなのですが】
ソウゴ
「とにかく探してみよう、俺とウォズはもう1人の認められた者について調べるから」
ソウゴ
「ゲイツはあの針金という男を、ツクヨミはイトガミ様についてお願い」
ゲイツ
「わかった」
ツクヨミ
「後でね」
………
士
「ほう?ここが例の………【絲慎】の世界か」
士
「この世界の俺の立場は…………ほう、なるほど」
ツクヨミ
「…………門矢士!?」
士
「お前か、早速動きだしたようだな」
ツクヨミ
「なぜここが分かったの!?」
士
「ジークの奴が動き出したのを知ってな、俺も俺なりに生まれたライダーの世界を旅することにした」
ツクヨミ
「ねぇ………ジークが士と対極の存在って本当なの?」
士
「まあな、俺が古い世界を壊し、奴が新たな世界を作る………それが奴の言う世界の理、だそうだ」
士
「で?そんな話をするためにここに来たのか?」
- Re: 仮面ライダーメモリアル ( No.8 )
- 日時: 2020/02/18 19:48
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: F9bxWwot)
士
「なるほどな、イトガミに認められた者は仮面ライダー絲慎になる資格が与えられると」
ツクヨミ
「今はあの大きな屋敷の針金という男がそうみたいだけど」
士
「針金?」
ツクヨミ
「…………そうよ、だから」
士
「ちょっと待ってろ……………ふむ、なるほど」
士
「今、この世界の俺の立場はイトガミが祀られている祠の守り主ということになっている」
士
「今の俺ならイトガミに認められる条件が…………分かる」
…………
ウォズ
「ここは…………」
ソウゴ
「さっきとは全然違う………」
ソウゴ達は情報を集めながら進んでいくうちに、古ぼけてボロボロな村にやってくる
ソウゴ
「ここにイトガミに認められた子供が………」
ウォズ
「しかし………なんともみすぼらしい」
ソウゴ
「すみませーん、イトガミに認められた人を探してるんだけどー」
「お前?イトガミ様について調べているの?」
「ちょっとこちらに…………」
ソウゴ達は言われるがまま誘われていく………
家は穴だらけで、それを隠すように布で縫い合わせた跡が沢山あった………
ソウゴ
「布だらけだ………」
「家を立て直すお金が無くてね………どこも同じさ、新しい絲慎がブランドを立ててから、ろくに買って貰えない貧乏人はこの始末さ」
「俺たちの事はツギハギの集落なんて呼ばれてる」
ソウゴ
「ツギハギ………ねぇ、イトガミ様に認められた者について教えて欲しいんだけど」
「俺がそうだ」
ソウゴ
「え!?」
「安田圭人、この俺が………イトガミ様の糸を縫えたんだ!」
…………
ツクヨミ
「金の糸?」
士
「この祠には、イトガミ様の魂の跡とも言われる金の糸が岩から生えているんだ」
士
「その金の糸は繊細で滑りやすく痛みやすい、どんなに一流の裁縫師でもその糸を貼りに通すのは至難の業と言われている」
士
「この金の糸を傷つけることなく針に通した者、それこそがイトガミに認められるということ」
士
「この辺りの伝説によれば、百年に一人はこの糸を通して仮面ライダー絲慎になったとよ」
ツクヨミ
「じゃあ、今は針金が糸を?」
士
「そうなるわけだな、だが………もう1人糸を通せた人間が居るそうだな」
- Re: 仮面ライダーメモリアル ( No.9 )
- 日時: 2020/02/18 19:49
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: F9bxWwot)
ゲイツ
「イトガミの糸を通した?」
針金
「そうだよ、俺はイトガミの糸を通し、才能と力を見せつけた」
針金
「こうして作ったのがこのブランドと商品さ」
ゲイツ
「ライダーの力を金儲けの為に利用するか……くだらないな」
針金
「世の中、上手く力を使うやつが正しいのさ」
ゲイツ
「………………」
針金
「こっちも忙しいんでさっさと出ていけ、さっきの奴みたいになりたいか?」
ゲイツ
「…………………相当、忙しいようだな」
針金
「ああ、何せイトガミの糸を作った商品だからね」
…………
ゲイツが外に出るとファイズフォンが鳴る
ゲイツ
「ツクヨミか?」
ツクヨミ
【ゲイツ、今私はイトガミの祠にいるの、………門矢士と一緒に】
ゲイツ
「あいつと!?なにか分かったか?」
ツクヨミ
【ゲイツの方にも確認をしておきたいの、あのね………】
ゲイツ
「何も言わなくとも俺と同じことを考えている」
ゲイツ
「…………ジーク、ジオウがどこに向かったのか教えろ」
ジーク
【ええ、どうぞ】
…………
圭人
「偶然だったんだ」
圭人
「糸を通す練習を洞窟でやってたら、岩に糸っぽいやつがあって…………」
圭人
「何回も何回も通そうとして、1か月前………ついに糸が通って、達成感みたいなの感じて嬉しかった」
圭人
「‥‥‥‥それが、イトガミ様の金の糸だと知ったのは後日だよ」
ソウゴ
「でも、針金って奴が‥‥‥」
圭人
「間違いなく俺なんだ!俺なんだけど‥‥‥‥」
圭人
「たまたま、というか、偶然、というか‥‥‥‥また通そうとしても上手くいかなくてさ」
圭人
「なかなか証明できないんだ」
ウォズ
「なるほど‥‥‥‥我が魔王、どうするつもりで?」
ソウゴ
「とりあえず裁縫の練習かな‥‥‥どの道糸を通せないと、絲慎の力を継承できないんだし」
圭人
「継承?あんたら一体何なの?」
ソウゴ
「俺は常磐ソウゴ、将来最高最善の王様になる男だよ」
圭人
「王様‥‥‥それってさ、いい服着てるやつらだろ?」
ソウゴ
「うーん‥‥‥多分、そうかも」
圭人
「お前みたいなやつが絲慎だったら、こんな生活ともおさらばなのになぁ‥‥‥‥」
ソウゴ
「俺は圭人が絲慎になれるって信じてる」
「ジオウ、ここに居たか」
【前編、終】
- Re: 仮面ライダーメモリアル ( No.10 )
- 日時: 2020/02/18 19:50
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: F9bxWwot)
ライダーエピソード「後」
「イトガミ仮面絵巻」
ソウゴ
「ゲイツ!」
ゲイツ
「もう1人のライダー候補はどいつだ?」
ソウゴ
「ここにいる少年だ」
圭人
「安田圭人だ、ここらじゃ裁縫師やってるんだぜ?」
ゲイツ
「こいつが‥‥‥‥?ん?」
ゲイツは立ち止まり、ツギハギだらけの家を見る
ゲイツ
「‥‥‥‥‥‥懐かしいな」
圭人
「ん?アンタもツギハギの集落に住んでいたの?」
ゲイツ
「まあな、俺の居たところはもっと酷かった」
ゲイツ
「最低最悪の魔王、オーマジオウとの戦いで物資もろくに得られなかった俺や仲間達は、こうして限りある布を通すことで寒さをしのいできたんだ‥‥‥‥」
ゲイツ
「耐え難い生活だったよ‥‥‥‥」
ソウゴ
「ゲイツ‥‥‥‥」
ウォズ
「‥‥‥‥‥」
圭人
「俺の知らない遠いところでも、そんな最低なヤツが居るんだな‥‥‥‥」
圭人
「なら、アンタはさっさといい王様になって、俺みたいな生活を送らせないようにしないとな!」
ソウゴ
「‥‥‥‥ああ、そうだね、その通りだ」
ゲイツ
「‥‥‥‥‥‥」
ソウゴ
「あ、それでゲイツ、どうしたの?」
ゲイツ
「圭人と言ったな、糸を通してみろ」
圭人
「うん、いいよ」
圭人はゲイツから糸と布を貰うと、しなやかに‥‥‥そして、乱れることなく糸を縫っていく
ゲイツ
「いい腕をしているな」
圭人
「まあね、よく練習してたし‥‥家族の為に家を直そうって思ってたら全員上達したんだ」
ソウゴ
「ゲイツ?」
ゲイツ
「ツクヨミから継承の方法は聞いている、糸を通せばいいんだろう?」
ソウゴ
「うん、あの二人のうちどちらかが‥‥‥」
ゲイツ
「いや、この出来を見て確信した」
ゲイツ
「金の糸を通し仮面ライダー絲慎となる資格を与えられたのは、そいつだ」
圭人
「信じてくれるのか!?」
ゲイツ
「ああ」
ウォズ
「その理由とは?」
ゲイツ
「全員ついてこい」
‥‥‥‥
士
「よう、やはり来ていたか‥‥‥魔王」
ソウゴ
「門矢士!」
圭人
「あ、守り主さん!」
ゲイツ
「何しに来た‥‥‥‥!?」
士
「元々俺は通りすがりの仮面ライダーだからな」
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