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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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＊131＊
たくっちスノー
「あっ、開いた！！」
「いよいよか...」
「「「わーわーわー」」」
「「「どんどんどん」」」
リクヤ
「うわぁ、沢山いるなぁ...」
イスナ
「相変わらず飯ばかりの奴も多いがな」
ソラミ
「観客なんてどうでもいい...私とリクヤ様が結婚できるなら、それで...」
リクヤ
「それにしても凄い数だ」
イスナ
「階級を壊した結婚だからな」
イスナ
「これからは愛が優先されるわけだ」
リクヤ
(階級消したの俺じゃないけどな)
ソラミ
「あははは...皆、喜んでいます...」
たくっちスノー
「えーと、こういうのはまず互いの父からメッセージを送るんだよ」
リクヤ
「あ、そうなの？じゃあ...どっちからやる？」
ソラミ
「私の方から...」
リクヤ
「いいのかい？」
ソラミ
「あ、でもお父様なんて言うか...」
リクヤ
「ああ、この間の件？」
イスナ
(殺しの元凶は姫だからな...)
リクヤ
「ああ大丈夫、後々俺がなんとかするから」
ソラミ
「本当ですか！？ありがとうございます！！」
イスナ
「はい？」
リクヤ
「あ、えっと...あまり気にしないでください」
リクヤ
(危ない危ない...そういえばメイドウィンの事はバラすなって言われてたんだった)
リクヤ
(そういえばあいつも言いふらしてなかったし...)
リクヤ
「それではソラミ姫のお父さん、お願いします」
...
王
「えー、まぁ、結婚はおめでたいんですよ」
王
「しかし、まさかソラミがあいつをね...」
王
「まぁ、とやかくは言いませんよ、ソラミが言うなら」
王
「死にたくないし」
王
「ああ後浮気はしない方がいいですよ」
王
「死にたくないのなら」
リクヤ
「あっ、はい」
王
「階級のどうこうに巻き込みたくなくて、城に閉じ込めてきましたが、もうそんなことをしなくてもいいと考えるとほっとします」
リクヤ
「あー、閉じ込めるのもどうかと思いますけど...」
王
「なーんかそんな気がしたんですよ」
王
「この娘は将来、凄い人と結婚する、だから念入りに育てておこうってなりまして」
王
「育成スケジュール、食事、与えるものまで、ソラミを育てるためにやらなくてはならないことがスラスラと頭のなかに入ってきて、確信はありませんがそれに従ってきたのです」
イスナ
(気持ち悪っ)
リクヤ
(なるほど...メイドウィンは生まれたときからソラミ姫を狙って、理想の女になるようにこういう形で運命を操作していたのか)
リクヤ
(まぁ俺に会っちゃって全て壊れたわけだけど)