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【コラボ】アラビアンナイト外伝「ピースフル」(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 167ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨 
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*130*

リクヤ
「えーと、そろそろか」

ソラミ
「リクヤ様ぁ!!」ドドドドドド

リクヤ
「うわっ!?」

ソラミは凄い速さでリクヤのもとまで走ってくる

イスナ
「ひ、姫!!ヒールで走らないでください!!」

イスナ
「というか、兵士の前を通りすぎないで!!」

ソラミ
「リクヤ様、準備は出来ましたか?」

リクヤ
「あ、うん...そっちは?」

ソラミ
「はい!!もちろん出来ていますとも!」

リクヤ
「そ、そっか...じゃあ、そろそろ出ようか」

ソラミ
「はい!私たちを本当に祝福してくれる場所へ!」

イスナ
「...一応、念のため、念のためですが私の前をお歩きください」

リクヤ
「はい」

イスナ
「お前に言ったんじゃない」

リクヤ
「うっ」

ソラミ
「イスナ...これから先リクヤ様も貴方と一緒になるんだよ...?」

イスナ
「うっ...分かっています、分かっていますとも」

イスナ
「ですが」

リクヤ
「いいんですよ俺の事は」

リクヤ
「最初は俺も乗り気じゃあなかったし」

ソラミ
「そうなんですか?」

リクヤ
「まぁ、この間メイドウィンが言っていた『アイコンタクトだけで覚えられるはずもない』っていうの、事実でしたから」

ソラミ
「へー.....」

イスナ
「姫が覚えていたことが奇跡みたいなものだ、感謝しておけ」

リクヤ
「はい」

イスナ
「...いいのか」

リクヤ
「え?」

イスナ
「姫と生涯を共にするということは、この国の全てを任されることと同意義だ」

リクヤ
「そうなりますよね、王さまだし」

イスナ
「建築士のお前に何ができる?」

ソラミ
「気にしないでくださいリクヤ様、私お父様が何かをしているところ、見たことありませんし、私もリクヤ様以外の事は何もしていませんから」

リクヤ
「だってさ」

イスナ
「...はぁ」

リクヤ
(困ったときはメイドウィンの力使えばいいし)

イスナ
「...ほら、そろそろ外に出る、静かにするんだぞ」

リクヤ
「はい」

ソラミ
「ふふふふ...ふふふふふ...」

リクヤ
「ソラミ姫って本当に俺のこと好きなんですね」

イスナ
「...ああ」

リクヤ
「さっきからどうしました?」

ソラミ
「きっと嫉妬してるの」

リクヤ
「あ、そうなんだ」

イスナ
「...カイドウ・リクヤめ」

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