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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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＊40＊
【第四章】
『真実を知ることは正しいことなのか』
金の語り部
「翌日、リクヤの家に新聞が置かれていた」
たくっちスノー
「あれ、なんか置いてあるぞ」
リクヤ
「うちって新聞取ってないよ、お金かかるからって」
サンカイ
「えー？ああ、こういうのって号外だよ」
たくっちスノー
「え、いいの号外なんて取っちゃって」
サンカイ
「いいんだよタダなんだし」
たくっちスノー
「良いのだろうか...えー何々？」
金の語り部
「たくっちスノーが新聞を取ると、一面を飾っていたのは」
たくっちスノー
「えっ」
リクヤ
「ん？」
金の語り部
「メイドウィンとフネイ・ソラミが結婚し、明日式を挙げるという内容が...」
たくっちスノー フリーダ
「「早いわ馬鹿野郎！！」」
金の語り部
「同時に叫ぶことないだろう」
フリーダ
「い、いやだって...まだ向こう好感度すら上げてないわよ！！名前すら知ってないのよ！！」
金の語り部
「流石に子供を作りたいというだけあってやることが達者だ」
金の語り部
「私はよく人間を理解しているつもりだからあえて言おう」
金の語り部
「ああいう男は気持ち悪いくらい行動が早い」
たくっちスノー
「まさかここまで早いとは...参ったな、手荒な真似はあまりしたくないし...」
リクヤ
「.....」
金の語り部
「リクヤは新聞を見てもあまり関心を示さなかった」
リクヤ
「...」
たくっちスノー
「どうしたの」
リクヤ
「女の方は顔は見たけど、知らない人だからなぁ...あまり興味がないっていうか」
たくっちスノー
「あかん、知らん芸能人やスポーツ選手が結婚報告したときのダストヒューマンみたいになってる」
リクヤ
「メイドウィンって誰よ」
サンカイ
「帰った後に読もうぜ」
リクヤ
「そうだね父さん」
たくっちスノー
「ちょ...いいのかよ！？諦めて！！」
リクヤ
「まあ、相手は王族だしさ」
リクヤ
「男なんていくらでも作れるし」
リクヤ
「俺にとっては女の子より今日食べる分を稼ぐことが大事だから」
リクヤ
「まだ15だし、その辺の女の子と適当に結婚すればいいよ」
たくっちスノー
「適当って...結婚がそれでいいのか！？」
サンカイ
「平民にとっちゃそれでいいんだ、俺だってそこらの女とひっかけてデキ婚だからな」
リクヤ
「父さん、客に何言ってるの」
たくっちスノー
「...」
金の語り部
「たくっちスノーはこの結果に納得できなかった」
金の語り部
「無論納得できないのは奴のみではなかった」
フリーダ
「そういえばなんで奴呼びなの？」
金の語り部
「彼か彼女かどちらか分からなくてな」