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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 167ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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金の語り部
「場面を王城に移す」
ソラミ
「えっ...あっ...」
金の語り部
「この件に一番驚きを隠せないでいたのは、婚約もしていない相手と結婚を決められたフネイ・ソラミ本人であった」
ソラミ
「なんで...どうして...」
王
「もう決まったことだ」
ソラミ
「いやだ...やだ...」
王
「受け入れなさい」
ソラミ
「嫌だ」
王
「お前は...」
ソラミ
「私は...しません」
王
「何?」
ソラミ
「あの男以外との...婚約なんて...」
金の語り部(ビッグゴールド)
(この思考を上手く操作すれば...)
ソラミ
「...その男に...伝えて...ください」
ソラミ
「もう少し...待てと...伝えて..ください」
...
金の語り部
「そして数十分、ソラミは部屋に閉じこもる」
金の語り部
「ドア越しからイスナが話しかけてくる」
イスナ
「姫」
ソラミ
「一人に...して...」
イスナ
「もう、朝食の時間は過ぎていますが...一応...」
ソラミ
「扉の前に...置いて...」
フリーダ
「なんか引きこもりみたいになってる」
イスナ
「姫」
ソラミ
「イスナ...私...イヤだ」
イスナ
「はぁ...」
ソラミ
「...どうすればいいんだろう」
イスナ
「結婚を断る方法...ですか?」
ソラミ
「まだ、結婚は...知らない人となんて」
イスナ
「...結婚、ある意味、私と同じなのかもしれない」
ソラミ
「えっ?」
イスナ
「私も...奴隷として、この城の長、貴方様の父に買われ、姫と共に英才教育を受けてきました」
ソラミ
「あっ...そうだった...」
イスナ
「忘れもしない10年前、友人を欲しがった貴方に私は買われました」
イスナ
「今の私があるのは、貴方のおかげです」
ソラミ
「イスナぁ...」
イスナ
「姫は結婚したくないと...そう言いたいのですか」
ソラミ
「うん...どうしよう...」
イスナ
「...姫」
イスナ
「私は気に入ってもらうために、あらゆることを尽くしてきました」
イスナ
「プライドを破壊し、結果的に...」
ソラミ
「何が言いたいの...?」
イスナ
「...失礼しました、その、はっきりとは言いにくいのですが...」
ソラミ
「なんでも...するよ」
イスナ
「...悪評を、ばらまくのです」