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【コラボ】アラビアンナイト外伝「ピースフル」(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 167ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨 
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【第三章】
『この黒さえ悪魔と呼ぶならば』

金の語り部
「たくっちスノーはテントに就寝しようとした直後、時空監理局に呼び出された」

たくっちスノー
「ん?...知らせか、レンティルには悪いけど戻ろう」

...

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

~時空監理局~

たくっちスノー
「た、ただいま戻り...げっ!何でこんな書類貯まってるんだ!?」

たくっちスノーの回りには無数の紙束が

かなちゃん
「たくっちスノーさん、これ...」

たくっちスノー
「わ、分かった!!すぐ仕事するから!!」

たくっちスノーは触手を無数に伸ばし書類を拾い上げ、作業を進めていく

かなちゃん
「一体何してたんですか?」

たくっちスノー
「名無しの怪物を追っていた」

かなちゃん
「えっ」

たくっちスノー
「...ま、いいさ、逃げられたし」

たくっちスノー
「まだあいつの対抗策も無かったんだし...」

かなちゃん
「タイミング悪かったかな?」

たくっちスノー
「そんなことないさ、奴にかまけて仕事ができないじゃ話にならんし」

たくっちスノー
「ちゃんとこっちの仕事もしないとな...」

かなちゃん
「.....」

たくっちスノー
「黒影...なんでお前まで犯罪者になっちまったんだよぉ...」

たくっちスノー
「あんたはいつだって最強の正義の味方だったじゃないか...」

かなちゃん
「そのいつ頃も、今となってはかなり昔になりますけどね」

たくっちスノー
「ホントだよ...気がつきゃ、そんなにか」

たくっちスノー
「時空監理局の中だと時の流れが竜宮城よりもゆっくりだからそんな気がしないよ」

かなちゃん
「浦島太郎と違ってこっちは好きな時代にも行けますしね」

たくっちスノー
「うん...」ババババババ

かなちゃん
「それはそうと、何故名無しの怪物を追っていたんです?」

たくっちスノー
「現在行方不明のカイドウ・リクヤを追っていたから...やっぱり関わっていたよ」

かなちゃん
「えっ」ガシャーン

たくっちスノー
「あ、勘違いしないで!関わってるといっても彼は不本意みたいでね...うんうん、怪我もさせてない、ちょっと麻痺させて...」

かなちゃん
「何でそんな大事なこといつも一人で突っ走ってるんだ君はっ!!」ガタッ

たくっちスノー
「こ、今回は一人じゃない!レンティルが...!!」

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