完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~ 220~
*104*
【第22曲】
「燃え上がるビクトリー」
アンノイズ組織にて………
ヘヴィ・メタル
「ううう………知らない歌……アニキじゃない歌……怖い………」
嵐原
「えーー!?仮面ライダーヒットぉ!?」
バリウス
「今度は超キュートでちょっぴりストロングなレディが現れたのさ………」
嵐原
「これで4人目だよ……サンダーくんもまだ目覚めてないのに………」
「ああ、嵐原………ついに私たちにもメガノイザーが支給された」
嵐原
「じゃあ、僕らも戦うんだね………フォルテや他の仮面ライダーと」
「そういうことだ、正直言うと私は楽しみなんだよ」
嵐原
「え、アユたんどうして?」
「………フォルテがどこまで到達したのか、どこまで進んでいるのか………」
「あとアユたんはやめろ」
…………
詩伍郎
「雄吾、どうして動かなかった?」
雄吾
「…………信じられなかったんだ、考えたかったんだよ」
雄吾
「仮面ライダーフォルテビートの能力が無効化されたんだよ」
詩伍郎
「ビートって、あのアップデートの?そういえばあれってどんな能力なの?」
雄吾
「周りに特殊な音波を流して時の流れを遅くしたり速くしたりするような感覚にさせるんだ」
雄吾
「そうすることで同じ時間でも僕や相手だけ動きが速くなったり遅くなったり出来る、でもそれが発動しなかった」
詩伍郎
「そこから考えるとするなら………仮面ノイザーとヘヴィ・メタルのラップ音波が音波を打ち消したってわけか」
雄吾
「そうか、じゃあ日本政府に仮面ノイザーの音を超えるくらいの音波を流せるように………」
カルマ
「本当にそれでいいと思っているのですか?坊っちゃま」
雄吾
「え?」
カルマ
「フォルテビートになって強くなったのはその能力があったから、ですか?」
カルマ
「いいえ、何事も経験が無ければ強くなりません」
雄吾
「そうだよ、でも能力は何故か破られた」
カルマ
「………前にも仰ったはずです、人間を相手すると思いなさいと」
カルマ
「賢い存在が厄介な能力の対策をすることは必然です、まだ特訓が必要なようですね」
雄吾
「もう財布が………」
と、その時インターホンが鳴る
詩伍郎
「あ、はーい、今行きます」