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*10*
警察は一足先に怪物を包囲し、メロディガンで牽制していた
今回の敵は全身に針が飛び出しており、左肩には巨大な歯のような物が刺さっていた
スパイラルノイザー
「キュイイイイインンンッ!!!」
「うげっ、ドリル…………僕歯医者嫌いなんだよなぁ、痛いし」
「そんなこと言ってる場合か!メロディガン構え!」
「撃てーー!!」
ポロローン ポロローン
まるでハープを弾いているような静かで美しい音色が、怪物を襲うが………相変わらず効いている様子がない
スパイラルノイザー
「キュイイイイインンンッ!!!」
スパイラルノイザーの触手のように細いドリルが警備隊のバリケードをこじ開け、一気に飛び出してくる
「ま、まずい!!包囲網破られます!!」
男
「そこまでだ!」
…………と、そんな時、先程の少年が飛び出す
………フォルテドライバーを構えて
「………だ、誰だ!?昨日の少年と違うぞ!?」
「下がれ!」
男
「今日は俺がヒーローをやる番だ!」
【フォルテドライバ〜♪】
【ソ・ファ・レ〜】
男
「よし、変し………」
【カーーン!!】
男がミニピアノをフォルテドライバーに差し込むが、某喉自慢の鐘の音が鳴り、弾き飛ばされる
【もう一度お願いします】
男
「………あれ?」
【ド・ラ・シ〜♪】
【カーン!!】
【もう一度お願いします】
男
「なんで変身できない!?」
スパイラルノイザー
「キュイイイイインンンッ!!!」
男
「ああああああああぁぁぁ!!!!」
スパイラルノイザーの細長いドリルが男の手を貫き、男は悶えながら暴れ回る
男
「痛い!!痛い助けて!!」
雄吾
「何やっているんだ!!」
男
「ああああああああぁぁぁ!!!血が出ているよぉ!!助けてええええ!!!」
雄吾
「…………何も出来ない僕を許してくれ!」
「何やってるんだ、早くこっちに!」
【レ・ミ・ファ〜】
【Kamen Rider】
雄吾
「変身!」
【レッツ レコード!】
【シンフォニー・イン・フォルテッシモ!】
【仮面ライダーフォルテ!】
フォルテ
「今より奏でるは、悪しき音への鎮魂歌!仮面ライダーフォルテ!!」
スパイラルノイザー
「キュイイイイインンンッ!!!」