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仮面ライダーフォルテ(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 227ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 
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カルマ
「………………」

カルマは丁寧に丁寧にネギを動かし、ハンバーグをサイコロステーキのように切って食べ始める

梨子
「あの方ってもしかしてハンバーグが………?」

詩伍郎
「おじさんもよくわかんないんだけどね、お気に入りみたい」

カルマ
「聞こえてますよ」

詩伍郎
「ごめんなさい」


詩伍郎
「………で、実は俺からも相談したいことがあるんだ」

梨子
「はい、どうぞ?」

詩伍郎
「………俺ってちゃんと戦えてるかな?」

詩伍郎
「フォルテはなんか進化しちゃうし、君みたいに新しい仮面ライダーも現れたし、なんというか………追いつけてない、って感じがしてさ」

カルマ
「自分は足でまといになっているかもしれない、と?」

詩伍郎
「…………」

カルマ
「………失礼しました」

詩伍郎
「いや、いいんだ、実際そう思ってる」

梨子
「わ……私は詩伍郎さんが足手まといだなんて思ったりはしませんよ!!」

詩伍郎
「でも………これからアンノイズや、もしかしたらあのウォズって人達とも戦うことになる」

詩伍郎
「俺は雄吾や君、市民を守るための仮面ライダー……なのに、守られてちゃしょうがかいよな」



「………なんだ、相変わらずの悩みじゃないか」

詩伍郎
「………この声は!?」

詩伍郎が後ろを向くと、そこには愛弓の姿が

梨子
「あなた、アンノイズの………!!」

愛弓
「今は坂東愛弓と呼べ、アイドルなら仕事とプライベートの両立くらい分かるはずだ」

詩伍郎
「なんでここに………」

愛弓
「なんで?わからないやつだな」

愛弓
「兄ぃが世界で誰よりハンバーグとデミグラスが好きな男だということを知っているのは、妹であるこの私だ」

愛弓
「何より、ここのファミレスは中学時代の同級生が働いてる所だ、兄ぃはそういうところあるよ」

梨子
「えっ!?そうだったんですか………」

カルマ
「貴方が雄吾坊っちゃまの母親、愛弓様ですか………初めまして、私はカルマート・アレグレットと申します」

愛弓
「お前はなんだ?兄ぃとは年の差が離れすぎて親子みたいだが?」

カルマ
「私にそう言った性癖はありません、ただのメイドです」

愛弓
「残念だったな、お前より私の方がでかいしハリもあるぞ」

詩伍郎
「話聞こうね?」

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