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*195*
詩伍郎の目の先で、男が暴徒に囲まれていたが‥‥‥‥男は変身する
詩伍郎
「あっ!あそこで仮面ライダーが戦っている!おじさん達も行くぞ!」
梨子
「はい!変し」
仮面ライダーになった男は圧で暴徒を吹っ飛ばした
たくっちスノー
「あ、終わったぞ」
詩伍郎
「ずこーっ!!」
詩伍郎
「‥‥‥あれ?」
たくっちスノー
「ま、仮面ライダーって元々人間じゃ太刀打ち出来ねぇやつ相手にするもんだからな」
たくっちスノー
「暴徒程度なら余裕だろ」
梨子
「‥‥‥‥暴徒が仮面ライダーになる可能性は?」
たくっちスノー
「そりゃねーだろ、この間も言ったがこの世界の仮面ライダーの素質は【音楽を心から愛する】だ」
詩伍郎
「ねぇ、たくっちスノーくん」
詩伍郎
「日本中で増え始めた仮面ライダーってさ、パンクとヒット‥‥‥なんだよね?」
たくっちスノー
「ああ、そのはずだぞ‥‥‥‥‥‥」
詩伍郎
「あれ見てよ、あれ」
詩伍郎が指さした先の仮面ライダーの造形は‥‥‥パンクとも、ヒットとも‥‥‥‥はたまたノイズやフォルテとも違う姿をしていた
たくっちスノー
「確かに変だ、俺たちの知る形じゃない」
たくっちスノー
「確か最初はパンクやヒットばかりだったはずなのに‥‥‥」
詩伍郎
「‥‥‥変化したの?仮面ライダーが?」
たくっちスノー
「そうとしか考えられんな」
たくっちスノー
「‥‥‥そう、その人はパンクやヒットとは違う、独自の音楽性を見出して、それに反応して全く別の姿の仮面ライダーになった‥‥‥と」
詩伍郎
「なるほど、単純に音楽と言っても色々あるものだし」
詩伍郎
「おじさんたちの知らないところで演歌とかバラードの仮面ライダーとかが生まれているかもーってか」
たくっちスノー
「もしそうなったら、どこの世界よりも仮面ライダーの種類が多いところになるな、ここ‥‥‥‥」
詩伍郎
「いいじゃないか、ヒーローが多くて困ることなんて‥‥‥」
たくっちスノー
「いや、そんなことになって雄吾が黙っているはずがないだろ」
たくっちスノー
「‥‥‥‥‥‥カルマもそうだが、雄吾も現在行方が分かっていない」
たくっちスノー
「何かあるぞ、絶対‥‥‥」