完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

時空監理局外伝 「牙組」 (完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 173ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 仮面ライダー 時空監理局外伝シリーズ 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~

*114*

誰もいない公園で、ブランコを漕いで軋む音が響く

名月
「万丈、後で変わってよ」

龍我
「分かってるっての...あ、そうだ、お前ら管理人に聞きたかったんだよ」

ドーラ
「何?」

龍我
「前にメルが言ってたんだが、元々帽子世界ってメルが管理する夢の世界だけだったんだろ?」

シキ
「そうね、最初は夢の世界だけだった、皆夢の世界で生まれた...いや、目覚めたって言い方が正しいわね」

ドーラ
「そしてボク達は帽子を手に入れ、自分達の世界を作っていった...管理人が増えるたび目覚める人間も増えて...そして今に至るわけだよ」

シキ
「私とドーラはほぼ同時期に目覚めた」

龍我
「帽子を手に入れるってのがよく分からないが...ならシキもドーラはメルに育てられた時期があるって訳か」

ドーラ
「...育てられた?」

シキ
「放任主義とか言ってたわね」

龍我
「えええ...」

シキ
「それにしてもドーラ、最初...帽子を持ってなかった頃あんたは常に何か変なのを作ってた変な人間と思ってたけど、まさか人造人間を作ろうなんて考えるほど変人だったとはね」

ドーラ
「シキこそ帽子の無かった頃はダラダラしたり寝転がってたのに、時間列車の車掌になるなんて」

龍我
「そういやユグドラシルどうなった?」

シキ
「さぁ?多分誰かさんにズタズタにされてもう使い物にならなくなってるんじゃ?」


フィリップ
「ぶえくしっ」

ドーラ
「ははは...ボクがいない間に帽子世界もとんでもないことになってるみたいだね」

龍我
「大体がファウストのせいだけどな...」

シキ
「そもそもそいつらに対してプロバイダーが動かないっていうのも変な話だし」

ドーラ
「だよね...」

「あ!見てみてあの時の!」

「ん?本当だ!カシラこいつですぜ!」

公園に猿渡と三羽烏が乗り込んでくる

メル
「!?」

シキ
「何?こいつら」

龍我
「お前らは確か...北都三馬鹿!」

赤羽
「三羽烏だ!!」

猿渡
「よぅ、この姿で会うのは初めてか?俺だよ俺、仮面ライダーグリス。」

龍我
「何の用だグリス、今俺たちはボトルを持ってねぇぞ」

猿渡
「ぶん殴ればパンドラボックスのありか位は教えてくれるだろう」

龍我
「やれるもんならやってみやがれ!」

猿渡
「ふっ、おもしれぇ...心の火...心火(しんか)だ、心火を燃やしてぶっ潰す!」

『ロボットゼリー!』
『ドラゴンゼリー!』


猿渡「変身!!」
龍我「変身!!」

『『潰れる!流れる!!溢れ出る!!』』

『ロボットイングリス!!ブルァァァァァ!!!』
『ドラゴンインクローズチャージ!!ブルァァァァァ!!!』


クローズチャージ
「決着を付けてやる!!」

グリス
「もう一回ぶちのめしてやるぜ!!」

黄羽
「青ちゃんいくよー」

青羽
「覚悟しやがれ!!」

赤羽
「オルァ!!」

【キャッスル!クワガタ!フクロウ!】

三羽烏達も揃ってハードスマッシュに変身する


シキ
「...ドーラ、やれる?」

ドーラ
「もちろん、メルちゃんはボクが守るよ」

シキ
「いや、『ちゃん』って何よ、もう一回聞くけど『ちゃん』って何?」

シキとドーラは管理人の力を解放し、背から龍と人形遣いのオーラを放つ

オウルハードスマッシュ
「か、カシラ...なんか思ってたより強そうだよあの二人?」

グリス
「あんなもんこけおどしだ!!気にすんじゃねぇ!」

113 < 114 > 115