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時空監理局外伝 「牙組」 (完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 173ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 仮面ライダー 時空監理局外伝シリーズ 
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猿渡
「マガイモノライダー...!?」

ブラッドスターク
「何言ってやがる、マガイモノライダーは仮面ライダーにはかなわな...」

クローズレイジング
「俺には二つの敵がいる!!」

クローズレイジングは鋭い正拳付きでスタークを後退りさせる

ブラッドスターク
「ぐおおっ!!」

クローズレイジング
「1つは!!体の弱い人間の香澄をスマッシュにして、死に追いやったファウスト!!」

そのままバックし裏拳で名無しの怪物の顔面を叩く

名無しの怪物
『...!!!』

クローズレイジング
「もう1つは、マガイモノの香澄を勝手に失敗作と決めつけ殺した、未来のメイドウィン!!」


クローズレイジング
「俺は二人の香澄の為に...テメェらを倒すと決めたんだァァァァ!!」

クローズドライバーのハンドルを引き、エネルギーを右足に集中させる

『ready go!レイジングフィニッシュ!!』

クローズレイジング
「香澄いいいいいいいいいい!!!!」

クローズレイジングは回転し龍のような姿になり喰らい付くように飛びかかった!

ブラッドスターク
「うおおおおおっ!!」

名無しの怪物
「ギギャアアアアア!!!」


ブラッドスターク
「や、やるようなったじゃねぇか...今のはさすがの俺でもビビったぜ」

クローズレイジング
「これだけやっても...まだ足りねぇっていうのか...スクラッシュドライバーは使わねぇしよ...」

ブラッドスターク
「いやいや?今の怒りのパワーでお前のハザードレベルはなんと6.9にまで跳ね上がっている、暴走しないのが不思議なくらいだぜ」

ブラッドスターク
「だが、こっちは大丈夫じゃないみたいだなぁ」

スタークはダメージを受けて黒い液体となった名無しの怪物を回収し、天井を破壊する

ブラッドスターク
「今日のところは見逃してやるよ...覚悟しておくんだな、万丈」

液体を瓶に詰めて、スタークは空高く昇っていく

クローズレイジングはボトルを外し変身を溶く


猿渡
「万丈...お前...」

龍我
「猿渡...悪いな、俺はあいつらをどうしても許せねぇんだ」

猿渡
「...分かった、あいつらには俺が話を付けておく」

龍我
「ああ...短い間だったが、世話になったな」

猿渡
「戦争が終わったら、また遊びに来てくれ」

龍我
「当たり前だろ...またな」

猿渡
「ああ....」


...

幻徳は戦時のカメラを確認すると、あるものが目に留まった

幻徳
「...見ろ!北都から龍我が!」

メイドウィン
「マジだ...しかも、いつもと違うベルト付けてないか?」

戦兎
「えっ...ホントだ!!あいつ、どうして...」

美空
「それに、何だか悲しそうな顔しているような...」

七夜
「香澄と喧嘩でもしちまったのか?」

たくっちスノー
「...いや、違うよ」

ネメシア
「え?」

たくっちスノー
「かなちゃん様」

かなちゃん
「...ええ」

たくっちスノー
「マガイモノの血液でもあり、肉体でもある黒い液体の跡、辛い顔、そして...見知らぬベルト、ここから導き出せる答えは1つだけなんだよ...」

かなちゃん
「...マガイモノの成分をキャラクターが浴びると、極稀にですが、新たなマガイモノに進化するケースがあります」

ネメシア
「そんな...」

たくっちスノー
「流石に無理矢理変貌させるわけじゃない、望んだものだけがマガイモノになる、だから極稀になんだ」

ズァーク
「奴は目的を達成するためにマガイモノとなる道を選んだのか...俺のように」

そして、隠し部屋の扉が開き....龍我が帰って来た


龍我
「......」

たくっちスノー
「....おかえり、万丈。」

龍我
「ああ、ただいま...」

たくっちスノー
「僕があんなことを言わなければ香澄さんは...謝罪なんかじゃすまないと思うけど...」

龍我
「なぁ、たくっちスノー?」

たくっちスノー
「...なに?」

龍我
「お前があいつを嫌う理由が分かったよ、俺もあんたに全面的に協力する」

たくっちスノー
「...そうか、それなら1つだけ約束して」


「絶対に途中で死ぬな、二人の香澄さんの為にやり遂げろ...死ぬなら...寿命で死んでくれ」

メイドウィン
「その言葉も俺がそういうと思ったのか?」

たくっちスノー
「違うね、これは...僕の初めての局長命令ってやつさ」

龍我
「ああ、俺も...牙組の一員だからな」

戦兎
(肝心な組長が今ここにいないんだけどな...マジでどこ行った)

たくっちスノーと龍我は1つの約束を交わす...その一方で、松山も...

松山
「あー、たくっちスノーが来てからメチャクチャ、やりたい放題できないから独立して牙組を作ったのによ、これじゃ作る前と何も変わらねぇじゃねぇか」

名無しの怪物
「...お前、マツヤマか?」

松山
「...お前、確かメイドウィンだったな?昔みたいに好き勝手できるか?」

名無しの怪物
「好きにすればいい、メイドウィン小説に君は欠かせないからね...ウソを本当にするのも、スタンド使いにするのも、さじ加減だよ...」

松山
「そうそう、メイドウィン小説は俺がなんでも出来なきゃなぁ!!ハハハハハ!!!」

【次回予告】

たくっちスノー
「メルは今頃何してるんだろ...」

戦兎
「元気だといいけどなぁ」

ネメシア
「グリスとハードスマッシュ三体が東都を通過!」

幻徳
「通過だと....狙いは西都か!!」


ビッグママ
「退きなさい、私は誰かを殺めるためにこの姿になっているのではありません」

猿渡
「そうはいかねぇ...俺たちは戦争をしてるんだ!!」

次回、第十九話
【三都大決戦】

「何が戦争だ、どいつもこいつも、誰かのためなら自分がどうなってもいいって奴ばかりじゃねぇか」

「自分はそういうヤツがビッグママと同じくらい大キライなんだよ!!」

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