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時空監理局外伝 「牙組」 (完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 173ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 仮面ライダー 時空監理局外伝シリーズ 
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戦兎
「天才物理学者の桐生戦兎は、東都の平和を守るために仮面ライダービルドとして戦っている!」

たくっちスノー
「自分達はNPG機関を見つけ出すため、そしてパンドラボックスを開くためのフルボトルを集めるために西都へ攻め込んだ」

たくっちスノー
「西都のビッグママ、北都のグリス、そして東都のビルドの三都決戦が始まるが、牙組組長松山の裏切りにより三都のメンバー達は大打撃を受け撤退...」

たくっちスノー
「しかしこちらも土壇場でメルが記憶を取り戻し、リベンジを図るのだった...」

たくっちスノー
「まさかあいつが裏切るなんて...ifの世界とはいえもうメチャクチャだ!」

メル
「裏切りそうって面してたけどな」

たくっちスノー
「一応悪役キャラだけどさ...」

メイドウィン
「あいつは今の作風は好まないらしいからなぁ」

たくっちスノー
「あたりめーだろ!理由もなくキャラクター設定を大きく無視した話なんて読者が喜ぶかよ!!」

かなちゃん
「数年前の彼は本当に原作設定放棄してたらしいですからねぇ...」

戦兎
「いよいよ物語も大詰め!第二十話始まるよ!」

...
第二十話
【心火、尽きる】

西都で繰り広げられた三都決戦から早くも一週間の月日が経った

あれ以来、猿渡は三羽烏達が入院しているNPG機関へ足を運んでいたが、門前払いされていた。


ジャコウ
「またお前か、面会は出来ないと何度も言っているだろう」

猿渡
「頼む...ちょっと顔を見るだけでいいんだ。」

ジャコウ
「駄目だ、帰ってくれ」

猿渡
「......っ」

石動
「お、もしかして三羽烏達の様子を見に来たのか?」

猿渡
「スターク...」

ジャコウ
「ブラッドスターク、何とか出来ないのか?元はと言えばお前が....」

石動
「もう見せてやってもいいんじゃねぇの?ビッグママを連れていったあいつらにもバレるんだし」

ジャコウ
「どこまで話すつもりだ」

石動
「ほぼ全てさ」

ジャコウ
「好きにしな、我々は責任を取るつもりはない」

石動
「はいはい...よし、例のブツはちゃんと持ってきただろうな?」

猿渡
「こいつだろ...?」

猿渡は袋から二枚のパネルを渡す...パンドラボックスの面である『パンドラパネル』である

石動
「よーし!西都の奴と合わせて合計四枚!後は東都のパンドラボックスと残り二枚を合わせれば、完成だな...っと」

猿渡
「それで、あいつらはちゃんと生きてるんだよな?」

石動
「ああ、元気元気!すぐに会えるぞ!」

猿渡
「本当か!?早く見せてくれ!!」

石動
「そう慌てんなって...」

....

幻徳
「西都はハードスマッシュ、ビッグママ共に戦闘不能...仮面ライダーもいないから戦う力はない」

メイドウィン
「北都も三羽烏がやられ、グリスがあの調子だからな....」

龍我
「猿渡の奴、今日も見舞いの為に西都に行ってたよ」

ネメシア
「ですが...私達も無事で帰れなかったですね」

七夜
「ああ...何せ、享楽のおっさんとオルガ、たくっちスノーのフィフティ・シリーズが壊れちまったからな」

たくっちスノー
「壊れちゃったものはしょうがないさ、それより二人はもう大丈夫?」

享楽
「オウ、どうにかなァ」

オルガ
「副組長こそ大丈夫ですか?ビームを思いっきりくらったと聞きますけど...」

たくっちスノー
「マガイモノは実質不死だからへーきへーき!」

幻徳
「こちらも大打撃を受けたが、もう向こうに驚異はない、よくやってくれた」

メイドウィン
「ああ....ところでさ、」

ビッグママ
「.....」

メイドウィン
「いつまでビッグママをここに残しとくの?人質じゃ無いんだからさ...」

メル
「しょうがねぇだろ、お前らが完治するの時間かかりすぎなんだよ」

アプリ子
「は、はぃ...治癒魔法が弱くてすいません...」

メル
「へっ、まあいいか」

シキ
「そうそう、メルはこうでなくっちゃね」

ドーラ
「ボクは前の方が良かったけどなぁ」

メル
「...さて、もう話してもいいだろう、ビッグママ?」

ビッグママ
「....そうね」

幻徳
「どういうことだ?」

メル
「記憶を取り戻したとき、自分は【全部】思い出したんだよ...」

メル
「帽子世界に入る前の記憶もな」

ドーラ
「....えっ!?」

戦兎
「どういうことだ、お前達は帽子世界で生まれたんじゃないのか?」

ビッグママ
「いいえ、メルはもちろん、シキもドーラも、他の管理人も...皆元は現実世界で生まれたれっきとした人間です」

メル
「そして、帽子世界に入る前の自分は....」




「植物状態だったんだ。」

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