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*152*
ダメージのショックで、二つのフルボトルが割れてしまう
戦兎
「し、しまった....俺のフルボトルが...!!」
石動
「もう諦めろ、俺とお前達には実力の差ってものがある....」
たくっちスノー
「....悪いが、そういうわけにはいかない!!」
雷鳴が響く
たくっちスノー
「我こそは、現実世界の管理人(メイドウィン)、たくっちスノー...偉大なるマガイモノの王にして、最高完璧なる存在、シャドー・メイドウィン・黒影の息子である!」
たくっちスノー
「そして!自分は時空監理局代理局長!!危険な奴がいたらとっちめる!悪しきマガイモノは消す!....」
たくっちスノー
「誰かが大好きなものの為に自分は戦う....うおおおおおおお!!!」
たくっちスノーが大きく叫ぶ!!叫んで叫んで力を込める...
たくっちスノー
「はあああああっ、はっ!!」
そして、石動のものと同じ紋章を作り出す
石動
「何ぃ!?」
たくっちスノー
「感情が高ぶると、相手の能力を即興で真似することが出来る...幻徳には見せたんだけどね」
石動
「なっ...だからってビッグママプログラムさえも真似しちまうなんて!?」
たくっちスノー
「戦兎!!このフルボトルを使え!!」
たくっちスノーは両耳を引きちぎり、形を形成させフルボトルにした!
耳を再生させながらたくっちスノーは答える
たくっちスノー
「そいつを使えばあいつと同じ力が使える!」
戦兎
「分かった...感謝する!」シャカシャカシャカ!
『たくっちスノー!帽子世界!ベストマッチ!』
『Are you ready?』
戦兎
「...変身!!」
『時空を束ねる管理人!ワールドスノー!!イエーイ!!』
ビルド
「勝利の法則は....決まった!!」
石動
「何いいいいい!!?ビルドにも同じ力だとおおおおお!?」
たくっちスノー
「覚悟しろ...うりゃああ!!」
ビルド
「でやっ!!」
たくっちスノーとビルドは黒い触手を伸ばしムチのように叩きまくる!
石動
「痛っ!痛い!痛いなぁもう!!うりゃっ!!」
石動も触手を伸ばして、絡めて対抗する
たくっちスノー
「ぐっ...この触手すげぇ力だ...流石父さんが中に入ってるだけあるな..」
メル
「....おい、あの触手、どうにか固定出来ないか?」
たくっちスノー
「え?...やってみる!」
ビルド
「インプット、風の世界!」
石動
「インプット、玩具の世界!」
ビルドは左手から旋風を出し、石動は人形の山でそれを防ぐ...一進一退の攻防が繰り広げられる
メル
「今だ!!」
メルは弓矢を放ち、石動とたくっちスノーの触手を切り取った
石動
「うおっ何すんの!?」
メル
「...こうするんだよ!!」
メルは切り取った触手を掴み、そのまま飲み込んだ!!
たくっちスノー
「なっ...メル!!そんなことをしたらお前までマガイモノに!!」
メル
「文句あるかよ!ママは自分を救うために血肉を捨てたんだ!ママの力をこんな奴に横取りされるくらいなら自分だって捨ててやるさこんな体を...ググググ」
メルの体が服の上からグニョグニョと変化する
メル
「はぁ、はぁ、はぁ....これで自分もマガイモノの仲間入りだ」
たくっちスノー
「無茶すんなよ...」
石動
「俺と同じ力が三人....こ、こいつはマジでやべぇことになったなぁ...逃げろ!!」
石動が逃げ出し、時空への穴を開け始めたが...それをたくっちスノーは許さない
たくっちスノー
「逃がさないぞ石動...マガイモノ奥義!」
ビルド
「お前に利用された北都、西都、東都、そして帽子世界の思い、丸ごと受けとれ!!」
『ready go!』
メル
「行くぞ....マガイモノ奥義!!」
【世界を変える希望の夢見がちなマガイモノの4コンボ!!】
『ボルテックフィニッシュ』
『夢想剣(ロマンチカ)』
『ノーザンクロス・ティー』
『トリプルマガイモノキック』
メル
「これで!!」
ビルド
「終わりだ!!」
たくっちスノー
「でやああああああ!!!」
石動
「うおおおおおおおおお!?」
三人のキックで石動は流星のように地面に引っ張られていき、衝撃で黒い液体が剥がれていく
石動
「はっはははははは!!やられたよ戦兎!!完全に参ったよ!!よくここまで成長したな!」
石動
「メル!!やっぱお前はビッグママから生まれただけあって無茶するやつだよ!!本当になぁ!!」
石
「たくっちスノー!!あんたが一番よく分かってるはずだが、マガイモノは不死身....!!いつかお前やお前の父親のように、生き返ってやるからなーーー!!」
「それまでの間、チャ~オ~!!」
幻徳
「....おい、見ろ!!」
名月
「三人が降りてくる!!」
ビルド
「でやああああああ!!」
とうとう地面へと落下し、大きな地響きがする
....地面に激突する頃には、もう石動は影も形もなかった
ビルド
「...死んだのか?」
たくっちスノー
「いや、奴の言った通りマガイモノは不死だ、いずれ生き返るだろう....その時までに、対策は考えておくけどね」
メル
「....だけどよ、これで」
ビルド
「ああ、俺たちは....ファウストに勝ったんだーーーーーっ!!!」
「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」