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＊62＊
メル
「おいやべーぞ、なんか必殺技とかねーのかよ」
カオスフェイカー
「ミストマッチにそんなものはない」
メル
「自分もOSゲージがまだ貯まってない...」
カオスフェイカー
「あのリンゴドライブとかいうやつ使えないの？」
メル
「使えなくはないが...」
シキ
「メル！その帽子頂くよ！」
メル
「まだ奪われてたまるか！」
ソード電王
「トドメだァ！」
電王はベルトにパスを当てる
『full charge』
ソード電王
「俺の必殺技part5！」
カオスフェイカー
「....！」
カオスフェイカーは咄嗟に針ネズミの要領で腹から黒い棘を飛ばしソード電王を拘束した
ソード電王
「うおおっ！？」
カオスフェイカー
「よし」
メル
「アローレイン！」
そこからメルは弓矢を素早く何発も叩き込んだ
ソード電王
「ちょっ...おい、痛い、痛いっての！」
カオスフェイカー
「必殺技は無いけど、気分でそういうキックを見せてやる！」
かなちゃん
「貴方、モチーフは怪人じゃないですか...」
カオスフェイカー
「いいのそんなことは！」
シキ
「させないよ、リンゴドラ...」
その時、ユグドラシルの扉が開き、また謎の人物が現れた
フィリップ
「待ってくれシキ、その世界の帽子を奪ってはいけない」
シキ
「ん？」
かなちゃん
「...おや？」
シキ
「どういうこと、フィリップ？」
フィリップ
「少し気になることがあってね」
メル
「フィリップ？なんだそいつ？」
カオスフェイカー
「えっ、フィリップ...ちょっと待って！？」
カオスフェイカーは慌てて変身を解く
たくっちスノー
「フィリップって...仮面ライダーWの片割れのあのフィリップの事か！？」
フィリップ
「...帽子世界で仮面ライダーの事を知っている人物を見たのは初めてだよ」
メイドウィン
「あー！なんか知ってる！ロスヒの体験版で名前だけ！」
名月
「つまり...誰なんです？」
フィリップ
「...ああ、紹介しておこう、僕の名前はフィリップ、彼の言うとおりかつては【仮面ライダー】だった者さ」
フィリップ
「今は、この帽子世界で『風の世界』の管理人をやっている」
たくっちスノー
「風の世界...らしいっちゃらしいけど...」
メルが何か違和感を感じたのか、こんな事を話す
メル
「でも、自分はお前の事を知らないぞ？」
シキ
「えっ？」
フィリップ
「どういうこと？」
メル
「いいか、帽子世界の管理人は最初はここ、夢の世界に来るんだ、ここで生まれ、何処かへと離れ管理人になったりする...そこにいるシキだってそうだった。」
名月
「つまりメルさんは一番最初の管理人...」
メイドウィン
「ああ、だからメイドウィンなのか」
たくっちスノー
「うん」
フィリップ
「でも、僕は気が付いたらこの世界に...」
メル
「変だな、そりゃ」
シキ
「だけど、フィリップの帽子はれっきとした管理人の物よ」
フィリップ
「らしいね」
メル
「....どういう事だ？」
フィリップ
「僕はこの世界について調べるために着いてきたのに、余計に謎が増えてしまったよ」
メイドウィン
「もしかしたらメルの知らないところでまた増えてたりしてな」
メル
「よせよ...」
シキ
「念のため調べましょうフィリップ、先ほどの世界の数は？」
フィリップ
「僕の帽子世界とシキの帽子世界含めて、合わせて4355個」
名月
「そ、そんなにあるんですか...」
たくっちスノー
「このなかで凄いのは10人だけってのも拍子抜けだなぁ、目の前にその二人いるし」
シキ
「この中で玩具の世界の帽子が無くなり4354個になってるはずよ」
メル
「...何、ドーラは負けたのか？」
シキ
「そう、私が奪ったわけではないけど」
フィリップ
「....ん？シキ。」
フィリップ
「現在の帽子世界は3456個と出た」
メル
「....はぁ？」
フィリップ
「4356、さっきより二つ増えている」
シキ
「何故？」
メル
「おいおいおい、自分知らねぇぞ」
シキ
「名前は！？」
フィリップ
「あ、ああ！えっと...」
『怪盗の世界と罪の世界...』
一方、罪の世界。
ここにある管理人がやってくる
「ようやく見つけたよ、罪の世界の管理人」
『七海千秋』
歪な帽子を付けた青年は、七海に銃口を向ける
七海
「...えーっと、誰かな？何しに来たの？」
「誰...か、そうだな。」
海東
「通りすがりの管理人...さ。」
この男、海東大樹、怪盗の世界の管理人。
またの名を...【仮面ライダーディエンド】