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*77*
戦いを終え、元の時代へと帰って来た黒影一行
たくっちスノー
「それで、えっと...アレに関してだけど、黒影...」
メイドウィン
「気にすんなって、俺はあいつとは別人と考えておくから」
たくっちスノー
「で、でも....」
戦兎
「そんなことはどうでもいい!たくっちスノー、あのベルトとあの変身は何だ!?」
たくっちスノー
「ローグ達が変身したやつ?」
戦兎
「ああ。」
たくっちスノー
「...スパークリングとスクラッシュドライバーは、別の世界線で君たちが使っている新しいアイテムだ」
松山
「別の世界線?」
たくっちスノー
「創作の世界っていうのはSLGと同じだ、当人の知らぬ間に選択肢が現れ、その選択先によって物語は大きく変わっていくことがある」
たくっちスノー
「本家の道筋から逸れた世界線を、時空監理局では『ifルート』と呼んでいるんだ」
翔太郎
「なるほど...つまりifルートの存在が彼ら、って事だな?」
たくっちスノー
「そう、ブラッドスタークにフルボトルを奪われたとき、それを予測して偽物をわざと盗ませた世界線が本史...本物を盗まれたというifが彼ら」
たくっちスノー
「スパークリングもスクラッシュドライバーも、元は君たちの...武器...で...?」
たくっちスノー
「あーーーっ、そっか!!」
ルリ
「ど、どうかしましたか!?」
たくっちスノー
「もしそうなら、こちらか自分の時代のメイドウィンのどちらかがifルートの可能性もあるじゃん!!」
かなちゃん
「い、言われてみればそうですね...」
メイドウィン
「剣の性別が選択肢っていうのも無理矢理な気もするけど....」
たくっちスノー
「まぁ、設定リニューアルするからおかしくもなるさ」
メイドウィン
「そんなんでいいのかよ...」
享楽
「それはエエとして局長、これからどうすんじゃ?」
オルガ
「ええ、今の僕らではとても彼らには敵いませんよ?」
たくっちスノー
「そうだなぁ...まずこちらもスパークリングとスクラッシュドライバーを開発するとして...ん、ルメールどこ行くの?」
メル
「メルだって言ってるだろ!...ちょっと気になることがあってな」
スタークチャージ
【NPG機関を待たせているからな】
たくっちスノー
「NPG機関?」
ルリ
「未来人の代理局長さん達も知らないのですか?」
かなちゃん
「ええ、聞いたことがありませんね」
メル
「そうか...おい探偵、一旦帽子世界へ帰るぞ」
翔太郎
「え?いや俺は行かなくてもフィリップと連絡が...」
メル
「管理人が世界を放置しててどうすんだ!いいから行くぞ!」
翔太郎
「ちょ、引っ張るなって!」
メルは翔太郎を連れて帽子世界へとワープする
龍我
「あいつ自由だよなぁ」
たくっちスノー
「まぁ、あの二人は牙組じゃないからね...」
【次回予告】
フィリップ
「待っていたよ、夢の世界の管理人。」
翔太郎
「フィリップ、何か検索出来たか?」
フィリップ
「ああ、どうにかね」
メル
「で?色々目処は付いたのか?」
翔太郎
「そんなの言われなくても分かってるだろ?なぁフィリップ」
フィリップ
「ああ、あの機関についてだろう?それに関しては...」
「動くな、お前達は包囲されている」
メル
「おっと、これはやべぇな」
フィリップ
「何の問題でもない」
次回、第十一話
【海賊と夢とハードボイルド】
翔太郎
「俺たちは二人で一人の仮面ライダー」