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＊81＊
メル
「まあいいや、とにもかくにも今自分達は帽子が欲しい！特にトップテンのを二つはな」
シキ
「だがあの海東という奴にドーラの帽子は奪われた、今のところトップテンの目処があるのは三人のみ」
メル
「つまり必ずどちらかが余る」
翔太郎
「....ま、その時はその時よ、とにかく現状の事を考えないとな」
フィリップ
「そうだね、君達は何か分かったかい？」
メル
「ああそうそう、これを話しておかねぇとな」
メル達はグローバル・ファウストの事と、ファウストが話していたNPG機関について話した
フィリップ
「NPG機関...またその単語か」
翔太郎
「...知っているのか！？」
フィリップ
「いや、シキに知ってる？って聞かれただけ、僕は知らないし検索するなと言われた」
翔太郎
「帽子世界ではタブーなのか？」
シキ
「.....」
メル
「....」
翔太郎
「フィリップ、この話題はやめよう、どうやらNGワードみたいだ」
フィリップ
「そうだね...でも、ファウストっていうのも気になるね」
翔太郎
「ああ...あのキック痛かったなぁ...」
『止まれ』
その時、ユグドラシルの動きが止まり、そのまま中に浮く
翔太郎
「ん？なんだ？」
メル
「ちっ、めんどくせぇのに目ぇ付けられちまった」
シキ
「身構えときな、プロバイダーだよ」
フィリップ
「へぇ...トップテンが二人に翔太郎、何ら問題はないと思うけど」
「そいつはどうかな」
ユグドラシルの第二列車の天井を突き破り、海賊帽の女性が翔太郎に剣を向ける
翔太郎
「警察にしてはちと過激すぎないかい？主に衣装が」
フィリップ
「ああ、地球の本棚によると彼女は『ジャコウ』ここのプロバイダーの総隊長であり、暴力の世界の管理人だ」
翔太郎
「秩序を守る立場の人間が暴力って...おいおい」
ジャコウ
「メル、それにシキ、お前達の目的は分かってる」
ジャコウ
「お前達が帽子戦争を引き起こすというのなら、私は容赦なくお前達の帽子を没収する」
シキ
「あんた、その為に来たんでしょ？」
メル
「それなら、やることは一つだよなぁ？」
ジャコウ
「...ああ、そうだな、徹底的に痛め付けてやるよ」
ジャコウから海賊のような骸骨のオーラが湧き出る！
翔太郎
「なぁフィリップ、俺も管理人ならあれできるかな？」
フィリップ
「出来るんじゃないの？それはともかく...」
【サイクロン！】
翔太郎
「そうそうこれだな」
【ジョーカー！】
「『変身！」』
『サイクロン！ジョーカー！』
ダブル
「さぁ、行くぞプロバイダー！お前には聞きたいことがたくさんある！」
ダブル
『うりゃっ！』
ダブルは格闘術で攻めるが、ジャコウの剣で見切られる
ダブル
「拳じゃダメか、なら！」
ダブルはガイアメモリを抜き、赤と銀色の物に差し替えた！
『ヒート、メタル！』
するとダブルもそれに対応して赤と銀の姿になり、鉄の棒を装備する
ダブル
「これならどうだ！」
ジャコウ
「...くっ！」
シキ
「レボリューション！」
メル
「ぶっとべ！」
後方からシキの時魔法とメルの弓矢が追撃する
ジャコウ
「くっ...トップテンを甘く見ていたか、だが...」
ジャコウ
「これが私の本気ではない」
ジャコウはポケットから...水色のフルボトルを取り出す
ダブル
「...！アレはファウストが持っていたものと同じ形の物...何故お前が！」
ジャコウ
「知る必要などない！」
『海賊！』
ジャコウは海賊フルボトルでハードスマッシュになった！
パイレーツハードスマッシュ
「さぁ、覚悟は良いか...トップテン！！」
シキ
「あいつ、いつのまにあんなの出来るようになったの」
メル
「そんなん知らねぇよ...ただ」
『ここまでは自分の予想通りだ』
ダブル
『な、なんだこれは！？地球の本棚には無いぞ！』「そりゃそうだ、生まれたての情報だからな！」
パイレーツハードスマッシュ
「まずはお前達からだ！」
ダブル
「おっと！」
『メタル！マキシマムドライブ！』
ダブル
『「メタルブランディング！！」』
炎を纏った棒で何度も殴るが、ハードスマッシュはびくともしない
ダブル
「ならコレだ！」
ダブルはさらに別のガイアメモリを指す、次は黄色と青色だ
『ルナ！トリガー！』
ダブルはさらに色が代わり、銃に持ち代える、そして銃にガイアメモリを刺す
『トリガー！マキシマムドライブ！』
ダブル
『「トリガーフルバースト！！」』
メル
「クリムジアータ！！」
ダブルは銃に無数のエネルギーを込め、メルの炎魔法と共に放つが、易々と弾き返される
パイレーツハードスマッシュ
「無駄だ、その程度の戦闘力では私には勝てない」
ダブル
「くっ、やはり相当な化け物だな」『下手なドーパントよりは強力だね』
ダブル
「フィリップ、アレは使えるか？」『ごめん、今は持ってないんだ』
メル
「管理人の力と合わさって面倒なことになってやがるな...」
シキ
「ジャコウ自身の価値観も相当な物ね」
ダブル
『ん？価値観？...なるほど、ここは帽子世界、向こうの都合も通るわけだ』「どういう事だ？」
ダブル
『翔太郎、僕が説明した帽子世界の生き物を思い出してみて』「ん...？」