完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

時空監理局外伝 「牙組」 (完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 173ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 仮面ライダー 時空監理局外伝シリーズ 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~

*89*

ラミス
「それじゃ、アプリ子は任せます...ほら行くよお父さん!」

メイドウィン
「お、俺の分も残しておけよ!!」

名月
「残ってたらね!」

かなちゃん
「.......」

アプリ子
「え....あの、私の体に何かついてます?」

かなちゃん
「あ、いえ、なんでもないです、」

かなちゃん
(なんていい体付き...※STF全てが特上!むっちむちのナイスバディー!)
※「しりちちふともも」の略

かなちゃん
(私はずっと待ってました...メイドウィン小説でサービスキャラが現れるのをー!!)

戦兎
「おい、大明神?」

かなちゃん
「はっ、な、なんでもありませんよ!とにかく急ぎましょう!」

戦兎
「お、おい待てよ!さっきの下心丸出しの顔はなんだ!!」

七夜
「おい、一番止めなきゃならねぇのあいつじゃねーか?」

.....

享楽
「ほー!坊主はあの妖精が好みの女なんかァ」

龍我
「えっ、アレが!?どこに惚れたの!?」

たくっちスノー
「アレって失敬な!かなちゃん様はセクハラは酷いけど、とても真面目で優しいくて体張るお方なんだぞ!セクハラ酷いけど!」

龍我
「二回も言うほどかよ」

たくっちスノー
「それが理由でかなちゃん様の給料、黒影の頃から一般組員と同じだよ」

龍我
「どんだけ酷いんだよ...」

享楽
「具体的にはァ、どう好きになったんじゃ」

たくっちスノー
「具体的かぁ、かなちゃん様にも言われたなぁ」


たくっちスノー
「そうだな...近くにいると、何か安心するんだ」

龍我
「安心?」

たくっちスノー
「うん、あの人に引っ付いて..ぎゅーってしてるとさ、なんだか心が暖かい気分になって、眠たくなるような感じしてさ...」

たくっちスノー
「なんというか、力が抜けるみたいな...いや、違うな...」

龍我
「なるほどなぁ」

たくっちスノー
「恥ずいからかなちゃん様には秘密にしておいてくれよ」

享楽
「ふーん、なるほどなァ...坊主、多分そいつは異性の女にホレた愛とはまた違うかもしれんわァ」

たくっちスノー
「え、そうなのか?愛ってよく分からんな...」

享楽
「まぁ、悪いことではないけぇ、お前の愛っちゅうのはいわゆるオクフロに甘えるのと同じじゃ」

たくっちスノー
「お袋...母に?」

享楽
「オウ、いくつになっても男っちゅうもんはオフクロに甘えたくなるもんじゃ、甘えっぱなしはよくないんがな」

龍我
「そういえば俺もガキの頃、母ちゃんによく甘えてたなぁ...」

たくっちスノー
「...ねぇ、僕ってさ、ああいう生まれだから、母とかいないんだよね」

龍我
「おう...お前、その一人称といい、少し無理してねぇか?」

たくっちスノー
「17歳の口調ももう慣れたよ、ふふ」
.....

空っぽの器を見せて、大きな施設へと入っていった

七夜
「こ、これが全時空グルメ祭り....うっ!!」

時空監理局達に襲い掛かってきたのは、その何百、何千、何万ものの料理から放たれる独特の臭い、いわば臭いの暴力である


名月
「あ、ありとあらゆる臭いが混ざって気持ち悪い...」

戦兎
「やっぱ嫌がらせじゃねぇか...」

ネメシア
「こ、この中からフィフティ・シリーズを...」

ルリ
「我々の鼻がおかしくなる前に早く見つけ出しましょう...」

戦兎
「最初にアプリ子を見るのは誰にする?」

アンジー
「どうしようかなー」

ズァーク
「俺は嫌だぞ」

オルガ
「じゃんけんします?」

「「「じゃーんけーん...」」」
...

戦兎
「ちくしょー!!」

アンジー
「それじゃーよろしくー」

七夜
「10分ぐらいしたら代わってやるからよー!!」

アプリ子
「え、えーとあのー...」

戦兎
「はぁ...しょうがないか、で、何食べたい?」

アプリ子
「と、とりあえず今は見てみたいです!」

戦兎
「分かった...ところで、このイベントってどれくらい金がかかるんだ?」

アプリ子
「え、確か...お金はかからないと思いますぅ...」

戦兎
「そ、そうなの...?」

...

『お待たせしました~!!ババリ肉の特上仕上げとエフィリューヌのリリィ巻きです!』

Sアポロガイスト
「どのような料理なのか全然分からないのだ」

石動
「まぁいいじゃねぇかよ、旨いんだし」

Sアポロガイスト
「そりゃそうなのだが...あ、アレも食べたいのだ!」

石動
「よーしよし!!注文追加お願いよー!メトロフレッシュカレー二人前~!!」

...

ネメシア
「黒影さん、一体どんな時空へ旅してたんですか...」

現在テーブルに並んでいるメニューは

・不死龍尻尾のボイル焼き
・ブレイクチーズバーガー
・グレートサバキン丼
・大自然の恵み和え
・柔灸飯(ジュンキューハン)

その見た目は時空規模もあってか、ゲテモノのような産物もあった

かなちゃん
「なんというかヤバイですね」

ズァーク
「おい誰だ、こんなの注文した奴」

七夜
「なんかとんでもないのもあるぞ」

オルガ
「さっきまでの食欲が一気に失せてきた気がします」

ルリ
「ちゃんと我々の世界の料理を注文すればよかったかな....」


シキ
「ん?...あんたら、これ食べないの?」

名月
「え、まぁ...」

シキ
「そう、じゃあこれ全部もらうから」

ネメシア
「ど、どうぞ...」

かなちゃん
「そ、そろそろ十分ですよ?交代しましょう...」

とても食事の音とは思えない凄まじい音を背に時空監理局達は逃げ出す...

88 < 89 > 90