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シノビ~空姫忍法帖~(完結)
作者: ロストメイドウィン&彩都  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編 
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【第14巻】
『くだって、おえて、またのりこえて』

海斗達は修行に区切りを付け、山を抜けることを決めた。
5人は数週間前と比べて明らかに成長した、お互いに誰を見てもそれは明らかだった
あの壁のような斜面を滑るように降りていき‥‥‥‥マスクを外した


陸人
「なんか、山の下に来るのも結構久しぶりだな」

海斗
「結構荒らし回っちゃったよな‥‥‥‥」


「主に陸人君がね‥‥‥」

陸人
「大丈夫大丈夫、滅んではいないから」

この数週間、何も失う事がなく、誰も傷付く安全に終わった。
これは奇跡だ、本当によかったことなのだ
‥‥‥‥雪からすれば、願ってもいないことだった
そして、これからすることはもう決まっている。

海斗
「‥‥‥‥さて、後は‥‥‥Dを探すだけだ」

空姫
「‥‥‥‥!」グッ

リクヤ
「万が一の時には彼らにも助けてもらおう‥‥‥全力で行くぞ!」

陸人のゲートに待機している新たな面々‥‥‥
彼らにもDとの戦いに参加してくれることになった

準備万端気合い充分‥‥‥覚悟も出来た



「‥‥‥とは言うが、Dがどこにいるのか、未だに分かっていない」

リクヤ
「そういえばそうだな、急に向こうから現れて出てくるばかり‥‥‥」

陸人
「案外呼べば出てくるんじゃないか?」

海斗
「‥‥‥‥えっ、ちょっと!?」

陸人
「おらぁ!!」

陸人が両手を強く振って波動を作り出し、地面に叩き衝撃波を作り出した
土は揺れて雲は消え去り、時空は乱れ壁にヒビが入る

‥‥‥‥そして、周囲にノイズが掛かり、Dらしきものが、現れた

陸人
「本当に来た!」

D
【なんだ、すぐに来てやろうと思ったら、すぐにお呼び出しか】

D
【こっちもセッコの物真似はもう飽きた、キルバスによると1番自分のキャラに合うそうだがな】

Dは蒸気や湯気のように不安定にユラユラと揺れながら海斗達を眺める

D
【別に修行したのは知ってるけどさ、それでも無駄だって分からないのか?】

D
【お前たちはただ体力を増やしただけじゃない、それぞれの何かを向上させて里を襲った時よりはマシになった】


D
【だが、それでも足りぬ‥‥‥足りぬのだよ!!】


陸人
「なにぃ!!?フェーズ3!!」

陸人はいきなり最大級のエネルギーを溜め込み、拳をDへと叩き込む

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