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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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陸人
「まー、堅苦しいことは考えんな、お前にはこれがあるんだから」
陸人はそのままの勢いで手を出す‥‥‥雪の、胸に。
雪
「えっ?」
あまりにも唐突な出来事で雪も油断し、事態を把握出来なかった
陸人
「ふーんこんなもんか、俺にはよく分からないな」
自分から触っておいてこの反応、陸人は躊躇なく人の体を触っていく
雪も思わず悶えて足がすくみ、膝を落として倒れそうになる
雪
「ひっ、ふ、んん‥‥‥ちょっと、急に‥‥‥」
海斗
「‥‥‥‥」
リクヤ
「おい、なんかオーラが」
ヤベーイ!
海斗はエボルトが出しているものとは別のオーラを放ち、陸人に近づく
雪
「あ、あのちょっと、海斗君!!」
海斗
「山頂に行こうぜ‥‥‥久しぶりに‥‥‥キレちまったよ‥‥‥‥」
リクヤ
「落ちつけぇ!!」
エボルト
「だから人間は面白い!」
唐突な仲間割れの危機に全員が焦り出す、開幕Dどころではない
雪
「‥‥‥‥い、いいから」
海斗
「えっ?」
雪
「海斗君も‥‥‥‥きょ、今日だけ、触っていいから」
雪は顔を赤くしながら、多少涙目になりながらも、海斗を見ながら甘い声で呟く
‥‥‥まるで、本当に女性だったかのように。
この生物はここ世界に来るまで生後数ヶ月だった物であるはずなのに。
そんな誘惑に青少年が耐えられるはずもない
海斗の怒りのエネルギーは消え果て、釣られるように雪に抱きついた
雪
「ふふふ、もう‥‥‥海斗君は‥‥‥」
海斗
「ふぬぅ、ふにゅう」
リクヤ
「‥‥‥雪、甘やかす教育はメイドウィンとしても、マガイモノの王としても問題があるぞ」
雪
「そ、そうかな?厳しくとか、スパルタ、とかそういうのよく分かんなくて‥‥‥」
リクヤ
「‥‥‥‥まぁ、そうだよなぁ」
陸人
「あ、お前もどう?」
リクヤ
「やめろよ!これ他のメイドウィンに知られたらまずいんで!!」
リクヤ
「裁判とか掛けられたら色々やばいんだよ!色々!」
陸人
「え、メイドウィンにもそういうのあんのかよ」
雪
「神様だって時空じゃ生き物だから‥‥‥‥」
リクヤ
「‥‥‥‥責任はとるな?雪」
雪
「う、うん‥‥‥‥いいよ」
雪
「山の中で、女性と男3人‥‥‥‥何も起きない方が、おかしいんだから‥‥‥‥」
リクヤ
「‥‥‥‥‥」
ソラミ
「リクヤさま??」
と、その時ゲートからソラミが飛び出しリクヤの耳を掴む
リクヤ
「いーーーーってーーーーー!!!」
雪
「ほら、こうなるって分かってたし」