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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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雪はぼやっとしながら空を眺める
雪
「でも‥‥‥結局まだわからない」
雪
「Dって、なんなんだろう?」
雪
「最初から分からないことだらけだった、いつ生まれ、いつ存在を理解し、いつ父さんと出会った?」
雪
「マガイモノかそうじゃないかもわからない、はたまたキラーかメイカーかも、新しい世界を作る原理もわからない、名前の由来、目的、僕らに関わる理由etc..」
雪
「とにかくあいつに関係するほぼ全て!ていうか全部が僕らからすれば理解できない!」
雪
「僕らに関わる理由‥‥‥関わる理由かぁ、あいつのことだからどうせ特に何も無いんだろうけど、念の為考えておこう」
リクヤ
「それでいいの?」
雪
「いいの!うーん‥‥‥‥そうだな、恨みを買われているとか、かな」
雪は至って真面目に寝っ転がりながら考える
雪
「僕が深く係わっているなら、犯罪者である悪としての恨み、逆に君らならヒーローである正義としての恨み」
雪
「無理矢理かもしれないけど、僕らに関わる理由が僕の頭だと恨みしか思いつかなかったんだ」
雪
「口振りから察したいところだけど、その口振り自体ウソが入ってそうなやつだしな‥‥‥‥」
エボルト
「意見までコロコロ変わるやつなのか?」
雪
「そこら辺どうなの?リクヤ、ほんの少しだけでもやつの傍にいた君なら分かる?」
リクヤ
「そばにいたと言っても、会話したことないからそこは何とも。」
雪
「そうか‥‥‥‥」
真面目に考える雪を前に陸人が前に出る
陸人
「あいつが俺達と敵対するのに理由がいるのか?」
雪
「えっ?」
陸人
「何も深く考える必要は無いだろ、あいつは敵、俺たちの敵、俺たちはそれを倒せばいい、それだけのことだろ?」
陸人
「どんな奴であれあいつが悪なことに間違いはない、ならヒーローはさっさとそいつをぶちのめす、それでいいんだ」
陸人
「あいつが訳わかんないやつでも別にいいじゃん?俺らからすれば関係ないかもしれないからさ」
雪
「‥‥‥‥‥ずっと思ってたけど、君って脳筋っぽいけどそういうところサバサバしてるよね」
雪
「ある意味では君と海斗君でTIGER&BUNNYのようだよ」
陸人
「それはどうも、俺もあのアニメ好きだ」