完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

シノビ~空姫忍法帖~(完結)
作者: ロストメイドウィン&彩都  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~

*107*

雪はぼやっとしながら空を眺める



「でも‥‥‥結局まだわからない」



「Dって、なんなんだろう?」



「最初から分からないことだらけだった、いつ生まれ、いつ存在を理解し、いつ父さんと出会った?」


「マガイモノかそうじゃないかもわからない、はたまたキラーかメイカーかも、新しい世界を作る原理もわからない、名前の由来、目的、僕らに関わる理由etc..」


「とにかくあいつに関係するほぼ全て!ていうか全部が僕らからすれば理解できない!」



「僕らに関わる理由‥‥‥関わる理由かぁ、あいつのことだからどうせ特に何も無いんだろうけど、念の為考えておこう」

リクヤ
「それでいいの?」


「いいの!うーん‥‥‥‥そうだな、恨みを買われているとか、かな」

雪は至って真面目に寝っ転がりながら考える


「僕が深く係わっているなら、犯罪者である悪としての恨み、逆に君らならヒーローである正義としての恨み」



「無理矢理かもしれないけど、僕らに関わる理由が僕の頭だと恨みしか思いつかなかったんだ」


「口振りから察したいところだけど、その口振り自体ウソが入ってそうなやつだしな‥‥‥‥」

エボルト
「意見までコロコロ変わるやつなのか?」


「そこら辺どうなの?リクヤ、ほんの少しだけでもやつの傍にいた君なら分かる?」

リクヤ
「そばにいたと言っても、会話したことないからそこは何とも。」


「そうか‥‥‥‥」

真面目に考える雪を前に陸人が前に出る

陸人
「あいつが俺達と敵対するのに理由がいるのか?」


「えっ?」

陸人
「何も深く考える必要は無いだろ、あいつは敵、俺たちの敵、俺たちはそれを倒せばいい、それだけのことだろ?」

陸人
「どんな奴であれあいつが悪なことに間違いはない、ならヒーローはさっさとそいつをぶちのめす、それでいいんだ」

陸人
「あいつが訳わかんないやつでも別にいいじゃん?俺らからすれば関係ないかもしれないからさ」


「‥‥‥‥‥ずっと思ってたけど、君って脳筋っぽいけどそういうところサバサバしてるよね」


「ある意味では君と海斗君でTIGER&BUNNYのようだよ」

陸人
「それはどうも、俺もあのアニメ好きだ」


106 < 107 > 108