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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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リクヤ
「‥‥‥‥気付いていたか」
ソラミ
「気付かないはずがありません」
ソラミ
「今の貴方を見ていると‥‥‥必然とその結論に達します」
リクヤ
「そっかー、だよなー」
リクヤはため息を吐いてペンを置き、ソラミの近くの椅子へと座る
リクヤ
「なぁソラミ、今回の戦いは冗談抜きでやばい」
リクヤ
「間違いなく俺死ぬなって、そんな気がするんだ」
リクヤ
「俺の世界‥‥‥‥あの時だって、雪とか石動とか、色々居てくれたおかげでもある」
リクヤ
「俺は無力だった、本来ならあそこで‥‥‥先代のメイドウィンに殺されて、そこで終わりだったかもしれない」
リクヤ
「今の俺があるのはたくっちスノーのおかげ‥‥‥そうなんだ、本当に」
リクヤ
「ま、後々になって‥‥‥‥Dに負けたらこの世界まで消えてしまうかもしれないって気づいたら、国がどうしようとか考えられなくなってきた」
ソラミ
「それでもやるのですか?」
リクヤ
「ああ、多分今回の戦いで俺は死ぬ、時空ってのはそんなもんだ」
リクヤ
「あのメンバーの中ではいちばん強いであろう海斗だって、時空案件を前に命を落とした」
リクヤ
「ビッグゴールド曰く、井の中の蛙大海を知らず‥‥‥‥だっけか、俺はとんでもないもの、相手にしちまったわけだ」
リクヤ
「ま、ソラミは心配しなくてもいい、お前は巻き込まれただけだから印は無いし、もしかしたら勝てるかもしれない、いや絶対勝つ、あいつらならやってくれる」
リクヤ
「だから心配すんなって、お前の城と国と民は俺が守る、この王家は元々お前の物なんだからな」
ソラミ
「ていっ」
ソラミはリクヤの腹に膝打ちを浴びせる
リクヤ
「なんで膝!?ふつう叩くところだよね!?」
ソラミ
「こうでもしないと言い負かすことは出来ません」
ソラミ
「リクヤ様、何を1人で諦めているのです」
ソラミ
「何を1人で勝手に解決させているんです!!」
リクヤ
「何をって‥‥‥‥仕方ないだろ!!」
リクヤ
「この世界はまだ発展途上なんだ!時空に関わる何かすら、与えていない!」
リクヤ
「戦力は俺なんだ、俺しかいないんだ!!」
ソラミ
「それでも!!」
ソラミ
「私はリクヤ様に魂さえも捧げ、嫁いだ身‥‥‥リクヤ様に滅ぶ覚悟があれば、ともに身を滅ぼす位の覚悟を決めております」