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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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陸人
「ついた、ここがカリギュラだ」
海斗
「えっ‥‥‥これが!?カリギュラなの!!?」
カリギュラは成長していた、大きく、強固に、幅広く‥‥‥大陸を覆い尽くせるかのように
海斗
「なんというか‥‥‥昔から規模の大きい組織ではあったが、それに拍車をかけたかのような」
陸人
「まー災害あったらしいからな、設備とか何やらとか、そういうのに使ったんじゃねーの?」
海斗
「よくそんなお金が‥‥‥‥えっ、災害?今災害って言った?」
陸人
「おう、大神災って言ってさ‥‥‥まーとにかく酷い災害でな、爆発したり崩れたり消し飛んだり、もう散々だよ」
海斗
「なんか全然伝わらないけど‥‥‥それっていつ頃?」
陸人
「あんたが死んで2年ぐらいした後だな」
海斗
「そうか‥‥‥‥やっぱり酷いもんだったんだろ?」
陸人
「酷いどころじゃねぇさ、地下都市騒ぎから建て直しも出来ていない状況でこの追撃だ、災害で死ぬやつもいた、災害から生きのびても衰弱死するやつもいた」
陸人
「特にこん時はヒーローの市民に対する信用度はドン底の時期だ、手を差し伸べるやつも少なかったよ」
陸人
「正直まぁ、ここまで立て直すどころか発展までしちまうなんてのは奇跡以外のなにものでもねー事は分かるだろ?」
海斗
「‥‥‥‥あ、ああ、壮絶すぎてついていけない」
海斗
「というよりは、よく無事だったな」
海斗
「俺が死んで2年ってことは、お前はまだ赤子‥‥‥もしくは幼稚園児くらいだ」
陸人
「あーそれな、実はさ、俺も死にかけたんだよ」
海斗
「ああ、タダで済むはずはないよな‥‥‥‥説明聞く限りだと‥‥‥」
陸人
「えーと、そんぐらいの時か、カリギュラ行ったの」
陸人
「そしたら俺が爆発してさ」
海斗
「待って、しれっと言うな、ついていけない」
陸人
「でも事実だし、そうとしか言い様がない、俺はあの時爆発したの」
海斗
「何?わけわかんない、爆発?なんで人間が爆発すんの?新手のスタンド使いの攻撃?」
陸人
「少なくとも近くにモナリザが好きそうなリーマンはいなかったから大丈夫だ」
海斗
「‥‥‥‥で、なんで五体満足で生きてるの?」
陸人
「俺も知らん、誰かが蘇らせたんだろ?俺は生きている、それでいいだろ」
海斗
「ええ‥‥‥会ってみたいと思わないの?」
陸人
「顔も知らんやつに会いたいと思うか?名前くらいは聞いときゃ良かったと俺も思うけどさ」