完結小説図書館
作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~
*129*
雪は再び時空列車に乗り、次の世界へと向かう
雪
(ハグレ王国が戦争を起こすなんて‥‥‥それも、弔い戦、敵討ちだ)
雪
(これ以上の死人は避けたいところだけど‥‥‥これがデーリッチの答えなら止める理由はない)
雪
(僕のやるべきことはひとつ‥‥‥‥王を、必ず生きて返す!!)
「隣、構わないか?」
雪
「あっ、どうぞ」
道中、列車は止まり奇抜な服装をしたガタイのいい男が雪の隣に座ってくる
雪
「‥‥‥‥って、貴方‥‥‥パッショーネのリゾット・ネエロ!!?」
雪
「なんで暗殺者が白昼堂々とこの列車に」
リゾット
「この時空の暗殺チームは、とうの昔にパッショーネを辞めている」
雪
「え?」
リゾット
「お前‥‥‥時空監理局のたくっちスノーだな」
リゾット
「今のお前には殺意が周囲を揺らしている、そしてその殺意が人をよせつける」
リゾット
「‥‥‥‥殺したい相手がいる、そうだろう?」
雪
「‥‥‥そうだとしたら?」
リゾット
「‥‥‥」スッ
リゾットは服から名刺を取り出し、雪の手元に置く
リゾット
「あとはお前の返答次第だ」
列車が止まり、入口に時空の渦が開く
リゾットは渦に乗って列車を降りていった
雪
「‥‥‥‥まさか、たくっちスノーがあの人を?」
雪がおそるおそる名刺を確認すると‥‥‥【暗殺企業チェリー・ホーム】という記載がされていた
雪
「あ‥‥‥‥暗殺企業!?そんなものまであるの、ここ!?」
雪
「‥‥‥じゃあ、パッショーネの暗殺チームは独立して殺し屋になったってこと?」
雪
「やべぇ、知らないところで僕らの敵になりそうな人が増えだしている」
雪
「‥‥‥‥おっと、僕も次の世界で降りなきゃ」
‥‥‥
~夢の世界~
雪
「久しぶり、あのねメル姉」
メル
「よく来たなクソ野郎、ケツ出せ」
雪
「開幕早々酷くない?」
メル
「あたりめーだこの野郎!!お前は弟!男だって自分から言ってただろうが!」
メル
「それどころか、帰ってきたら余計に女みたいになっちまいやがって!」
メル
「こちとらお前がいない間に夢販売企業始めたってのによ!!」
雪
「メル姉も企業始めたんだ‥‥‥というより、僕って今そんなに女性っぽい?」
メル
「そうだよ!!どっからどう見ても女だよ!!」
メル
「その上、お前それ!!」
雪
「え?それって‥‥‥え?」
メル
「‥‥‥‥ちょっとこっちに来い」