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シノビ~空姫忍法帖~(完結)
作者: ロストメイドウィン&彩都  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編 
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【第4巻】
『忍務、覚えていますか』

扇と主水達と対面して数分後


「反省しているなら、まあ良しとしよう」

主水
「しかし………」

空姫
「大爺様が良いと言っているのならそれでいいのでは?怪我はしていませんし」

主水
「………」

陸人
「よし、なんとか許されたな」

リクヤ
「海斗君と雪さんが土下座して謝らなかったらどうなってたか」

海斗
「あのねぇ………雪さんのほうは『ごめんなさい!!ごめんなさい!!』って必死だったんだよ?むっちゃ泣いてたし」


「死ぬがどおもっだぁ………」ズビー

海斗
「あーよしよし、大丈夫だから」


「ふゆうううう………」

空姫
「本当に子供みたい………」

陸人
「なんて情けないマガイモノの王だ」

リクヤ
「他のメイドウィンには見せられないな………」

海斗
「陸人も!ゴリ押しはいいけど荒々しい行為は程々にね!」

陸人
「ほーい」

………


「ところで空、あんなところで何をしていたんだ?」

陸人
「そうだぞ、あそこは猛獣も居て危険だっただろ」

空姫
「キノコを回収してました、晩御飯に使いたかったので」

主水
「キノコって………呑気な奴だ」

リクヤ
「へー、こんな植物あるんだ、俺の国にはなかったな」


「………次からは1人で向かわぬように」

空姫
「すみません」


「まあ無事ならいい、お前に忍務の話があってな」

空姫
「私に忍務ですか?」


「嫌か?」

空姫
「いえ、ずっと待っていたくらいです」


「覆井城の者から指令だ、城の姫君である空姫(うつほひめ)の護衛を一日だけ行って欲しいとの事だ」

空姫
「姫の………」

海斗
「えっ、それって………」


「めちゃくちゃ重要な任務じゃないですか………そういうのって、そこの主水さんみたいなのがやるべきでは?」

主水
「俺もそう思うがその日には別の忍務があってな、それに扇様が空姫にやれと言っているんだ、何か考えがある」

陸人
「でもさー、忍者がすげーのは分かるけど、1人で大丈夫なのか?」


「誰も1人とは言っていない」

リクヤ
「あ、ですよねー」



「お前たち4人が空の護衛をするんだ」

海斗
「えっ!?」

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