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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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*29*
【第五巻】
「i am【Hungry spider】」
雪
「待ってよぉ!!」
海斗達一行は走りで覆井城まで向かっているのだが、忍者二人が速すぎてとても追いつけていなかった
海斗
「どういうこと!?黄葉より速くないか!?」
雪
「そりゃそうだよあの人根っからの忍者ではないし!」
リクヤ
「いや、何にせよ速くね?」
陸人
「バイク乗ろうぜバイク、仮面ライダーには必要だろ」
雪
「いや君ら確かバイク持ってなかったよね…………うっ、待って………」
陸人
「俺も疲れてきた」
海斗
「煮干し食いながら走るからでしょ!」
リクヤ
「俺達も俺たちで、追いかけるのがやっとだ………」
海斗
「うん、全然見えない」
雪
「ま、待って!!すぐ追いつくから………」
雪
「もっと、もっと速」ガクッ
海斗
「失神したー!!」
リクヤ
「やっぱり無茶できない体質………!!」
陸人
「こいつ全然疲れ取れてねぇ!」
雪も気づかず倒れていたことに空姫達も気付いて立ち止まる
空姫
「あれ、雪ちゃん!?」
橙
「あー、忍者じゃないとは聞いていたけどここでか」
空姫
「大丈夫ですかー!?」
陸人
「あ、誰か俺も運んでくれー!なんか疲れたんだよー!」
海斗
「あっ、お前ー!!」
橙
「私が女の子を運ぶから、空ちゃんが男の子をお願い」
空姫
「分かりました!」
陸人
「えっ、マジでいいの!?」
海斗
「あのねぇ………」
橙
「あっ待って………この子、脈が止まってる」
海斗
「えっ!?」
リクヤ
「やっぱり疲れ取れてなかったんだ………こんな時に………」
橙
「まぁこれなら忍法でいいかな、ちょっと待ってて」
橙
「【忍法】雷雲!」
橙は稲妻を帯びた指で雪の心臓を付いて背負い込む
橙
「これでだいたい治るから、じゃあ行くよー!」
空姫
「はい!」ギューン
陸人と雪を背負っているにも関わらず先程と変わらないスピードで走っていく
陸人
「あばばばっばばばばば」
リクヤ
「忍者ってすごいな」
海斗
「ニンジャスレイヤーってああいうのと相手してるんだな………大変そうだなぁ」
リクヤ
「感心してる場合か!早く追いかけよう!」